都筑有夢路が5月2日から開幕するWSL-CT第4戦「ブーストモバイル・マーガレットリバー・プロ」出場決定。

都筑有夢路 PHOTO: © WSL / Miers

マーガレット・リバー、西オーストラリア州、オーストラリア(2021年4月28日水曜日) – 世界最高峰のサーファーたちは、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)のオーストラリア・レッグの最後の2試合、「ブーストモバイル・マーガレットリバー・プロ pres. by Corona」と「リップカール・ロットネスト・アイランド・サーチ pres. by Corona」に出場するために、西オーストラリアに到着した。

 

 

 

今回の「ブーストモバイル・マーガレットリバー・プロ pres. by Corona」は、5月2日から5月12日まで大会期間を設けている。マーガレットリバーは、WSL CTの4番目の開催地であり、オーストラリアでは3番目の開催地で、選手やサーフィンファンには馴染みのある場所である。メイン・ブレイクとザ・ボックスの両方がイベント期間中のコンテスト会場のオプションとなるため、選手は多様なコンディションでのパフォーマンスが試される。

 

都筑有夢路が出場決定。五十嵐カノア、コナー・オレアリーも

 

都筑有夢路 PHOTO: © WSL / Dunbar

 

CT第3戦である「リップカール・ナラビーン・クラシック」で9位となり、華々しいCTデビュー戦を飾った都筑有夢路。その日、日本サーフィン界の歴史に新たなページが刻まれた。

 

今シーズンCT女子リプレイス1番で、CT出場のチャンスを持っている都筑有夢路。今回もナラビーンに続き、欠場するレイキー・ピーターソンのリプレイスで出場が決定した。

 

 

ラウンド1はヒート2でキャロライン・マークスとマリア・マニュエルと対戦する。今回の会場は経験がモノを言うポイントだけに苦戦を強いられるかもしれないが、持ち前のパワーで乗り切って欲しい。

 

五十嵐カノアは、ヒート1でセス・モニーツ、アレックス・リベイロ。ヒート2でコナー・オレアリーは、フィリペ・トリード、ピーターソン・クリサントと対戦する。

 

 

 

ハーディ、ウィルコックス、コックスがワイルドカードを獲得

 

 

昨日、Surfing Western Australiaは、マーガレットリバーのメイン・ブレイクで毎年恒例のローカル・トライアル・イベントを開催。今年のイベントのワイルドカードはWAトライアルから割り当てられ、男女の優勝者と男子の準優勝者にワイルドカードの出場権が与えられることになった。

 

女子イベントで優勝したのは、地元の14歳の天才、ウィロー・ハーディ。彼女はWA州の18歳以下のステイト・チャンピオンで、リップカール・グロムサーチ・ナショナルチャンピオンという素晴らしい経歴に加えて、今回のCTイベントへの出場を決めた。

 

女子のトライアルでは、WA州の若手が主導権を握る展開となり、優勝したハーディはラウンド1のヒート3で、4度のWSLチャンピオンであるカリッサ・ムーア(HAW)とニッキー・ヴァン・ダイク(AUS)と対戦することになった。

 

 

 

男子は、マーガレットリバー期待のCT候補、ジェイコブ・ウィルコックスが、同じくマーガレットリバーの新鋭、サイラス・コックスを破り、ワイルドカードをゲット。

 

ウィルコックスは、マーガレットリバーのCT選手である同じマーガレットリバーの若手選手であるサイラス・コックスに勝利し、ワイルドカードでの出場権を獲得した。コックスはCT初出場。5名の西オーストラリアの選手がでWSLチャンピオンシップ・ツアー・イベントに参加するのは初となる。

 

サイラスはブラジルの世界チャンピオンであるガブリエル・メディーナ(BRA)とエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)と対戦し、ウィルコックスは同じマーガレットリバー出身のジャック・ロビンソン(AUS)と現世界チャンピオンのイタロ・フェレイラ(BRA)と対戦する。

 

WSLファイナルが行われるLower Trestles © WSL

 

リップカールWSLファイナルズへの道

 

2021年のWSL CTがオーストラリア・レッグの半分を終えた今、シーズンエンドで行われる世界チャンピオン決定戦「リップカールWSLファイナルズ」への戦いはヒートアップを続けている。

 

WSL史上初となる「リップカールWSLファイナルズ」は、カリフォルニア州サンクレメンテのローワー・トレッスルズで開催される。レギュラーCTシーズンの終了時に、CTランキングの男子のトップ5と女子のトップ5が、1日で行われるウィナー・テイク・オールのワールド・タイトル・イベントに出場するのだ。

 

オーストラリア・レッグの最後の2試合に向けて、トップ5の動向に注目が集まっている。「リップカールWSLファイナルズ」の前のランキングトップのサーファーは、ベスト3バトルとなる、その日のファイナルヒートにシードされるため、トップ5よりも大きなアドバンテージと言える。

 

だから現在トップのメディナとムーアのリードは、リップカールWSLファイナルズへの道へのキャンペーンとして重要なものなのだ。五十嵐カノアも4位タイで「リップカールWSLファイナルズ」のトップ5に残っている。このままのランキングをキープして是非チャンピオン決定戦に出場して欲しいと思う。

 

 

WSLウイメンズ・チャンピオンシップ・ツアー・リーダーボード・トップ5

1 – カリッサ・ムーア (HAW) 23,885 pts
2 – キャロライン・マークス (USA) 18,695 pts
3 – タティアナ・ウェストン・ウェッブ(BRA) 16,495 pts
4 – タイラー・ライト (AUS) 15,220ポイント
5 – ステファニー・ギルモア (AUS) 14,235 pts

 

WSLメンズ・チャンピオンシップ・ツアー・リーダーボード・トップ5

1 – ガブリエル・メディーナ (BRA) 25,600 pts
2 – イタロ・フェレイラ (BRA) 19,405 pts
3 – ジョン・ジョン・フローレンス (HAW) 14,650 pts
4 – 五十嵐カノア (JPN) 12,810 pts
4 – コナー・コフィン (アメリカ) 12,810 pts

 

 

Boost Mobile Margaret River Pro pres. by Coron」は、5月2日から5月12日まで開催されます。このイベントは、WorldSurfLeague.comと無料のWSLアプリでライブ放送されます。

 

詳細については、WorldSurfLeague.comをご覧ください。

男子:Boost Mobile Margaret River Pro pres. by Corona

女子:Boost Mobile Margaret River Pro pres. by Corona