世界最大の波情報サイトである「サーフライン」が開催するWOTW(「O’Neill Wave of the Winter powered by Surfline」)は、11月からの4ヶ月のウインターシーズンにおいて、ハワイのオアフ島ノースショアで、シングル・ベスト・ウェイブをメイクしたナンバー1サーファーを決定するビデオ・コンテスト。
今シーズンはコロナ禍での開催となったが、何百人もの応募があり、その中から厳正なる審査の結果、12本のライディングが最終審査に残った。
残ったのは、グリフィン・コラピント、セス・モニーツ、コア・ロスマン、バロン・マミヤ、ランドン・マクナマラ、カム・リチャーズ、ジョン・ジョン・フローレンス、フリン・ノバック、マーク・ヒーリー。このうち、ジョン・ジョンやグリフィン、ロスマンらは2本のライディングがトップ12に残っている。
審査員は、毎年恒例の顔触れで、ジェリー・ロペス、シェーン・ドリアン、パンチョ・サリバン、ショーン・ブライリーのエリート審査員チーム。
今シーズンは、セブンマイル・ミラクルのあらゆる場所から素晴らしいライドが大量に集まり、またその範囲も広かったため、審査は難航を極めた。
そして、現地時間の5月6日に行われる特別プレゼンテーションでは、今年の優勝者と「リージョナル・ウェーブ・オブ・ザ・ウィンター」の受賞者が発表される。
今シーズンは、新しい試みとして、ウインターシーズンに活躍する知られざるローカルヒーローを称えるために、サーフラインの初の「リージョナル・ウェーブ・オブ・ザ・ウィンター」が行われた。
こちらは、アメリカ東海岸南と北、プエルトリコとカリブ諸島、アメリカ西海岸の南と北といった5つのエリアからのエントリー。4ヶ月の開催期間を経て、オンラインのユーザー投票によってジャッジ。その結果が発表される。
WOTWのこれまでの勝利者リストには、ケリーをはじめ、昨年2度目の優勝を決めたジェイミー・オブライエンなど、世界屈指のビッグウェイバーが顔をそろえる。そんな10回の大会優勝者の中に、日本人初の総合優勝を勝ち取った松岡慧斗の名前が刻まれていることは日本人の誇りだ。
果たして今シーズンは誰が優勝するのか。今から楽しみだ。
https://www.surfline.com/contests/wave-of-the-winter/north-shore/2020-2021/