2021年WSLチャンピオンシップツアーのオーストラリアレッグ初戦となる「リップカール・ニューカッスル・カップ」 が4月1日~11日までオーストラリアのニューカッスルで開催される。
既にニュースでお伝えした通り、このWSL-CTオーストラリア・レッグに参加するオーストラリア以外の国の選手や関係者は、ロサンゼルスからシドニーへ向け出発するWSLのチャーター便に搭乗しなければならない。
そして、オーストラリア到着後、入国する選手や関係者は、14日間のホテル検疫を受けることが義務付けられており、ニューカッスルでの試合前に、公衆衛生当局からメディカルクリアランスを受けなければならない。
そして、11回目のワールドチャンピオンであるケリー・スレーターが怪我の為にこのチャーター便に乗らなかった為、このイベントに出場する事が出来なくなった。公式には、リプレイスのマイキー・ライトがケリーの出場権を獲得し、イベントスポンサーであるリップカールが最終的なワイルドカードとして、グリフィンの弟であるクロスビー・コラピントを選出したことがわかった。
以前はポルトガルとサーフランチに出場していたクロスビーにとって、今回が3度目のチャンピオンシップツアーイベントとなる。
クロスビーはこのニュースを聞いた時には、既にオーストラリアにいて、現在チャンピオンシップツアーランキング17位である兄のグリフィンと一緒に旅をしていた。
現在はシドニーのホテルで2週間の隔離期間を過ごしているが、サーフィンの調子が最高潮に達している、この時期に世界のトップと対戦するチャンスを得て、それは居ても立っても居られない気分だろう。
「サーフランチとポルトガルのCTに出場した時は、自分のサーフィンに若さと未熟さを感じていたから、今回はとても興奮しています。今年はハワイでのシーズンは少し自信がついたし、その前はしばらくインドにいたんです。サーフィンは本当に磨き上げられたと感じています。」とクロスビーがコメントしている。
また女子のワイルドカードは、開催地の地元NSW州のメレウェザーのフィリッパ・アンダーソンに決定したようだ。
一方で、WSLのオーストラリア行きチャーター便の出発前のPCR検査で、陽性反応が出て、チャーター便に乗ることができなかったCTサーファーのキャロライン・マークスの名前はヒート表に残ったままで、彼女がこの試合に欠場なのか、そして欠場ならリプレイスが誰なのか明確な情報は発表されていない。
もし、このまま欠場となればリプレイスの1番は都筑有夢路。都筑はWSLのチャーター機に同乗して、現在は他の選手、スタッフと同じくホテル検疫で自己隔離中。 果たして、キャロライン・マークスはどうなるのか。そして、欠場ならリプレイスが誰になるのか。また新しい情報が届き次第リポートするのでお楽しみに。
https://www.worldsurfleague.com/events/2021/mct/3857/rip-curl-newcastle-cup-presented-by-corona
2021年WSLチャンピオンシップツアーのオーストラリアレッグ
- リップカール・ニューカッスル・カップ 4月1日~11日
- リップカール・ナラビーン・クラシック 4月16日~26日
- ブーストモバイル・マーガレットリバー・プロ 5月2日~12日
- リップカール・ロットネスト・サーチ 5月16日~26日
*全てのツアーの開催地と日程は、世界的な旅行規制を含む、コロナ関連の規制により変更される可能性があります。