ベサニー・ハミルトンとエリン・ブルックス。互いに刺激し合い、革新的な技に磨きをかけていく師弟関係

13才のとき、サーフィン中にサメに襲われて左腕を失ったベサニー・ハミルトン。そんな悲劇から立ち直った彼女のストーリーは、雑誌や映画など無数のプラットホームで語られ、サーファーでない人にも有名なサーファーである。

ベサニー
30歳のベサニーと13歳のエリン
13才のエリン・ブルックスのエアの完成度は高い

 

そして、いま13才のエリン・ブルックスは、エアリアルのスペシャリストとして、いま最も注目を集めるスーパーグロム。ベサニーとは初めてエリンが9歳のときにハワイで出会って、それから4年間、二人の師弟関係は続いている。

 

 

今回は、そんな二人がテキサス州ウェイコのBSRサーフリゾートで3日間を過ごし、エアリアル、ターン、バレルを繰り返した最新映像が彼女たちのメインスポンサーであるリップカールから公開されたので紹介したい。

 

エリン・ブルックス

 

ブルックスは次世代の女子アップカマーの中のキープレーヤーで、同世代のベラ・ケンワーシー、スカイ・ブラウン、シエラ・カーなどとともに次世代を担う注目のサーファーの一人と言われている。

 

エアのみならずバレルも得意なエリン

 

ベサニーとブルックスの間には、姉妹関係のような特別な絆があるという。「まるでスケートパークでサーフィンをしているようなものです。とてもやりがいがあるので、私はエアをするのが大好きです…学びたいことがたくさんありますが、いま最も学びたいのは「カーラプト・フリップ」です」とエリンは説明する。

 

「私はエリンに自分と似ている分が多くあると思うんです。…私も粘り強いんですけど、アグレッシブなスタイルのサーフィンには、それが必要だと思います。」とベサニー。

 

ベサニー・ハミルトン

 

ベサニーは、私が人生で何に直面しても決して諦めないように教えてくれました。

 

「ベサニーは、私が人生で何に直面しても決して諦めないように教えてくれました。彼女は出会ったすべての人に親切なんですが、私も同じようにしています。」

 

師匠と弟子。マスターのもとで後継者となるための訓練を受けていた人物を指すアプレンティス。エリンは今回、ベサニーから多くのインスパイヤーを得たかもしれない。しかし彼女がまだ気づいていないかもしれないが、ベサニーもまたエリンから刺激を受けていたに違いない。互いに刺激しあって成長していく革新的サーファーなのだ。

 

 

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