カリフォルニア州ハンティントンビーチ/米国(2020年6月15日月曜日)毎年、カリフォルニアのハンティントンビーチで盛大に開催されてきた、世界最大のユースカルチャー・フェスティバルである「バンズ USオープン・オブ・サーフィン 2020 Vans US Open of Surfing presented by Swatch」が新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、2020年は中止されることが発表された。
今回の中止決定は、ファン、アスリート、スタッフ、地域社会の健康と安全を最優先にして慎重に検討した結果出されたもの。
WSL全体のスケジュールを待たずに発表された今回の決定は、非常に残念なものだが、このイベントの物凄い集客力と、無観客で行うのでは意味をなさないイベント特性からすると、止むを得ない決断だったということだろう。
イベントオーガナイザーは、来年2021年にハンティントンビーチピアで再開を約束。バンズ USオープンは、真夏のカリフォルニアで、世界最大のプロアクションスポーツ・コンテスト&フェスティバル。
このイベントは、毎年サーフィン、スケート、BMXのファンが集まって行われる、世界中からボードスポーツ・コミュニティが結集する一大イベント。サーフィンでは五十嵐カノアが2年連続優勝を決め、大原洋人が日本人初優勝を飾るなど、日本のサーフィンファンにとっても大人気のイベントである。
日本同様にアメリカ各地で外出や経済活動の制限緩和が進む中、西部や南部を中心に再び新型コロナウイルスの感染者数が増加する傾向を見せており、感染拡大の「第2波」への懸念が高まっていることも中止を決定させる要因だったのかもしれない。
For more information, please visit VansUSOpenofSurfing.com.