国際オリンピック委員会(IOC)は、東京オリンピック・パラリンピックを1年程度延期することを決定したと発表した。この決定を受けて、国際サーフィン連盟会長のフェルナンド・アギーレ氏が「ISAはIOCと東京2020のオリンピック延期決定を全面的にサポートする」と声明を発表した。
「ISAは、IOC理事会と東京2020組織委員会による、オリンピックを延期するという共同決定を全面的に支持しています。これは賢明な決定であり、すべてのアスリート、ファン、スタッフのメンバー、そして一般大衆の健康と安全を最優先事項とすることは、疑問の余地はありません。」
「私たちはサーファーだから、困難な状況でも柔軟に対応することもできるのです。私たちは海で、自然環境の中で練習し、人生の変化する状況に慣れているのですから。今こそ、私たち全員がこの波に向かって懸命にパドルし、目的と信念をもって将来に備える時なのです。
私たちは共に、このウイルスに打ち勝ち、2021年にはこれまでで最高のオリンピックを開催し、その勝利を祝いたいと思います。
私たちは東京とIOCのパートナーと協力して、起こりうるあらゆる状況に対して賢明で責任ある解決策を見つけることに力を注いでいきます。私たちの共同の努力と決意により、東京オリンピック、特にオリンピック競技としてのサーフィンが続いていくことを固く信じ続けます。」
現段階では、今回のオリンピックの延期決定を受けた、サーフィン競技に関する決定事項の発表は行われていないが、今後、様々な決定がなされていくことになるだろう。
このオリンピックの延期に伴い、ワールドサーフリーグはもちろんのこと、国内サーフィン連盟の各団体のスケジュール調整、会場確保など様々な根回しが必要となってくることは言うまでもなく、多くの時間と労力を費やす作業に追われることになるだろう。