ISAがエルサルバドルで5月に開催予定のオリンピック最終選考会でもあるISA世界選手権の延期を発表

2020年3月22日、アメリカ・カリフォルニア州:国際サーフィン連盟(ISA)は、新型コロナウイルス感染症が拡大している状況を受け、5月9〜17日にエルサルバドルで開催が予定されていた「サーフシティ・エルサルバドルISAワールドサーフィンゲームス(WSG)」をエルサルバドル政府との合意で6月6〜14日まで延期することを発表した。

 

今回発表された新しい暫定的な日程は、ワールドサーフリーグ(WSL)が3月16日に発表した5月末までシーズンを中断するという決定と足並みをそろえた形になる。ISAは東京オリンピック2020のシナリオ計画を強化するためのIOC理事会の決定に留意し、また代表選考プロセスの変更に関しても、今後数日間および数週間にわたってIOCと協議を続けるとコメント。今回のISA世界選手権がオリンピックの最終選考であることを踏まえ、不測の事態に備えた緊急対策を検討するとした。

 

ISAはエルサルバドルのパートナーとともに、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大とエルサルバドルでの発生を日々追跡し続け、2020年4月20日にイベント開催を再検討する。

 

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて東京オリンピックの開催に懸念が広がるなか、IOC国際オリンピック委員会は22日、大会の延期を含めた具体的な検討を組織委員会などとともに始め4週間以内に結論を出すと発表。

 

東京オリンピック代表選考に関わる大会が、相次いで中止や延期となるなど影響が広がり、選手や競技団体、それに複数の国のオリンピック委員会から延期を求める声があがっており、この流れはサーフィン界でもIOC国際オリンピック委員会が出す決定に従わざるを得ない状況である。