最後のオリンピック予選となる「2020 ISA世界選手権」はエルサルバドルで5月9〜17日に開催が決定。

コンテスト会場となるエルスンザルのライトハンダー Photo:ISA / Ben Reed

現地時間:2020年1月13日、国際サーフィン連盟(ISA)は、5月9〜17日に開催されるISA世界選手権(ワールドサーフィンゲームス)のホスト国としてエルサルバドルが選ばれたことを発表した。このオリンピック最終予選では、12人の代表(7人の女子と5人の男子)が決定されることとなる。

 

デュアル形式を採用する今回のイベントは、エルサルバドルのエルスンザルラ・ボカナと呼ばれる2つのポイントで行われる。

 

この開催地となるワールドクラスのサーフスポットでは、インターナショナルなコンテストが開催され、「サーフシティ・エルサルバドルISAワールドSUP&パドルボードチャンピオンシップ」がエルスンザルのライトハンダーの玉石ポイントブレイクで開催。そして、東へ1 km未満のラ・ボカナではラテンアメリカ・プロ・サーファー・アソシエーショによる「ALAS Latin Pro」が開催されている。

 

日本からオリンピック出場するカノア

 

このISA世界選手権には、日本から男子3名、女子3名が代表として出場する予定だが、すでに6名のうち4名の代表選手が決定している。それは

 

男子:五十嵐カノア、村上舜、残り1枠

女子:都筑有夢路、松田詩野、残り1枠

 

 

そして男女とも最後となるその1枠が4月中旬に開催予定の「ジャパン・オープン」の優勝者に与えられることとなっている。この「ジャパン・オープン」の出場選手は、3月25日、26日に千葉で開催予定の強化合宿から選出される。

 

初戦のQS5000で優勝して素晴らしいスタートを切った村上舜

 

7月26日から8日間、開催されるオリンピック。気になるのは日本代表選手だ。五十嵐カノアは、代表選考における優先順位の最も高いCT枠から出場権を獲得しているため確定だが、村上舜と松田詩野のオリンピック日本代表は、今回のエルサルバドルで開催が決定した、2020年のISA世界選手権の結果次第となっている。

 

各国2枠までのオリンピック代表。日本男子は既に一枠を五十嵐カノアが確保しているため残りは一枠。女子は二枠が残っている。その男子一枠、女子二枠がISA世界選手権で決定する。

 

この最終予選では男子5枠、女子7枠が用意され、男子の場合は、5位以内に入った選手が優先される。 よって、村上以外の選手がこの成績を収めた場合、村上と入れ替わる。 女子の場合は7位以内に松田以外の選手が2名入った場合のみ、松田と入れ替わる。 しかし、7位以内が1名、もしくは0名だった場合、そのまま松田が代表入りとなる。

 

オリンピック開催まで6ヶ月余り。今後は更に日本代表をかけた激しい戦いが繰り広げられていく。新しい日本の未来のために、がんばれ!日本!

 

 

2020年7月24日午後8時 東京オリンピック開幕式まであと192日。