小林桂がQSイベント初優勝。上山キアヌ久里朱が5位。QS1500「ロンジョン・クイックシルバープロ」

小林桂 WSL / John Ferguson

現地時間2020年3月15日日曜日:アメリカ東海岸フロリダのココア・ビーチノシェパード・ビーチパークで行われたワールドサーフリーグ(WSL)QS1500「ロンジョン・クイックシルバープロ」が終了。カリフォルニア在住の小林桂が見事なQS初優勝を飾った。

 

小林桂と同時開催のジュニア・プロで優勝したケイトリン・シマーズとジェベ・スウィエルコッキ。WSL / John Ferguson

 

2ー3フィートのスモールコンディションでとなったココアビーチで行われたファイナルデイ。日本のJPSAでは優勝経験のある小林桂だが、QSイベントでは2017年に準優勝するも今回が初めての優勝。ジュニアでは、このロンジョンのプロジュニアで2016年に優勝しており、両ディビジョンを制覇した初のサーファーとなった。

 

得意のスナップバックを豪快に決める小林桂 WSL / John Ferguson

 

ファイナルデイの小林は、日本の上山キアヌ久里朱とクオーターファイナルで対戦。圧倒的な試合運びでイベントの最高得点17.33をマークして圧勝。セミファイナルではブラジルのエドガード・グロッジアを下し、ファイナル進出を決めた。そして、ファイナルでは同じサンクレメンテのライバルであるタージ・リンドブラッドと対戦し、QS初優勝を手に入れた。

 

今回5位となった上山キアヌ久里朱 WSL / John Ferguson

 

「優勝できて本当に嬉しいです。兄のガールフレンドの家族や友人のすべてのサポートに感謝しても感謝しきれません」と小林は言った。「この状況で、イベントを最後まで終わらせてくれたWSLとイベントオーガナイザーに感謝したいと思います。全員が安全に過ごせることを願っています。タージ(リンドブラッド)とは朝にファイナルを戦えたら良いねって話していて、信じられない気分です。言葉が見つかりません。」

 

 

このイベントが終了し、4月までのすべてのWSLイベントは延期及びキャンセルとなった。