小林桂が2連覇、野中美波が3連覇。JPSAショートボード第6戦「伊豆下田CHAMPION PRO」大会最終日

優勝した小林桂と野中美波

写真、リポート:山本貞彦 伊豆白浜で開催中のJPSAショートボードツアー第6戦「伊豆下田CHAMPION PRO Presented by LesPros entertainment」は大会3日目、最終日。

小林桂

会場は再び白浜へ。予報通りの東ウネリが入り、波はコシサイズ。オンショアが強く吹き出すと、サイズはハラムネまでアップ。男子R-4からスタートし、男女とも決勝まで無事終了した。

野中美波

風はサイドオン、会場を左から右へ強く吹く。風速10mはあっただろうか。面はガタガタ、割れる波も不規則。作戦もあるが、臨機応変に対応できた選手が勝ち上がる結果に。

 

男子
優勝:小林桂
2位:安井拓海
3位:佐藤魁
4位:和光大

女子
優勝:野中美波
2位:宮坂麻衣子
3位:須田那月
4位:都築虹帆

 

小林桂が大会2連覇

小林桂
練習から左奥でやっていたこともあり、試合は全て左へ。全てのヒート、序盤から攻めて、逃げ切る。技のバリエーションも魅せて、文句なしの優勝。今大会を2連覇!おめでとう!

 

安井拓海
一人、会場正面でじっくり待つスタイル。クォーターもセミもその作戦で勝ち上がった。決勝もあとニード4.50ポイントで逆転できるとこまで迫ったが、タイムアップ。波を待てるのは、高ポイントを叩き出せる実力があるから。ワンターンで出すスピードから繰り出されるパワフルな演技は頭一つ抜きに出てる。

佐藤魁
今年の戦い方は安定している。自信がそうさせるのか。自分のペースを崩さず、今できることを100%やっている。この結果で、ランキングトップの西修司と40ポイント差でグラチャン射程圏内に。最終戦が楽しみだ。

和光大
種子島に続き、決勝へ。何が大きく変わったのか。スキルは元々あったわけだから、メンタルが強くなったのか。もちろん、本人の練習と努力が実を結んだわけだけど、世界一周の旅をしたこと。その人間力を高めたことが、大きく関係しているのかもしれない。今月末から再び旅に出て、来年撮影した映像の上映会も行う予定だ。

 

野中美波大会3連覇

野中美波&お父さん&お母さん

野中美波
初日にも書いたけど、レールワークが上手くなった。板の返しも早いから、技と技のつなぎがスムーズ。これでさらに技のバリエーションも増える。今大会はこれで3連覇!おめでとう!

宮坂麻衣子
高身長を活かしたサーフィンができるようになった。魅せ方を覚えたことで、スプレーも飛ぶし、見栄えも良い。あとはパワーか。

須田那月
オンショアでもしっかりボードコントロール。レールサーフィンができるようになったけど、波によっては抜けてる。オンショアの波は苦手意識はありそうだけど、そこは練習あるのみ。ガンバです。

都築虹帆
この大会でも決勝進出で、ランキングトップもキープ。JPSA最終戦はISAの世界戦のため欠場のため、これが本人の最終戦。あとは2位以下の選手の結果待ちでグラチャンが’決まる。今シーズンにJPSAデビューして、この戦績は立派。あとはいろんな波を経験して、練習すれば強くなれるぞ。

村上舜
「風は強かたんですが、サイドオンショアでなんとか乗れました。サイズはなかったんですけど、乗りやすい波でした。」とR4の勝利者インタビューでコメントしていた舜だが、QFではトリッキーなコンディションにリズムがつかめず惜しくも敗退。

河谷佐助
「とりあえず良い波を選んで乗りました。調子はずっと良いんで、大阪魂、ぶちかまします。」

村上蓮
「たまたま良い波が来てくれて、その波に乗れてよかったです。風の影響はあるんですが、
波数が少ないより、自分で波を探せるので良いです。」
松下諒大
「エアの風だなって思っていたので、最初に狙った波で決められてよかったです。」

辻裕次郎
「ヒート毎にコンディションが変わってくるので難しいですね。もう少し波が上がり切ってくれると分かりやすくて、みんなスコア出せるのかと思います。サイズがアップして良いですけど難しいコンディションです。」

小嶋海生
「オンショアですが、今回の試合の中では一番サイズのあるコンディションなので、波がある分自分には有利かなと思っていました。優先権を持ってというよりは、乗って乗って合わせてくという作戦でした。残り1戦、優勝だけを考えて、楽しんで自分サーフィンを見せたいですね。」

河村海沙
「乗りまくるしかないかなと思って、全然波が読めなかったですが、後半わかるようになってよかったです。」

大野修聖
「左のほうが波の高さもあったし、乗りしろがあるなと思って左を選びました。地元開催は応援しくれる人も多いし、波 もわかっているのでやりやすいですね。」ラウンド4で7.60をスコアした大野がコメント。

西修司
惜しくもクオーターで敗れた西だが、最終戦を前にランキングトップを維持。

田中英義村田嵐
堀越力
須田喬士郎
小川幸男
塚本勇太
仲村拓久未

庵原美穂
野呂玲花

 

 

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