都筑有夢路、野中美波、前田マヒナ、黒川日菜子、橋本恋の5名がR3進出。「コロナ・オープン・チャイナ」

都筑有夢路  WSL / Tim Hain

RIYUE BAY、Wanning / China(2020年1月7日、火曜日)–中国海南島で開催中の WSL男女QS5000「コロナ・オープン・チャイナ hosted by Wanning」は大会2日目。1〜3フィートのコンディションとなった日月湾のレフトハンダーで女子のラウンド1とラウンド2が行われた。男子はオフ。

 

Corona Open China – Day 2

 

今大会は男子同様、日本から多くの女子選手がエントリー。日本を代表するトップジュニアで、オリンピックの条件付き内定にを得ている松田詩野は、ヒート中盤にビッグレフトを掴み、コントロールされた多彩なマニューバーで5.50をスコア。トップに躍り出る。しかし終盤に逆転されて2位を強いられるも、ラストウェイブで素晴らしいフォアハンドのトップターンで5.90をスコア。再びトップを奪い取り1位で勝ち上がった。

 

松田詩野 WSL / Tim Hain

 

ISAジュニア代表となった都築虹帆はオープニングライドで6.00をスコアしてヒートを開始、4.37でバックアップして2位で勝ち上がる。川合美乃里はヒート終盤に5.17をスコアして2位に浮上してラウンドアップを決めた。

 

野呂玲花は惜しくもラウンド1で敗退となった。

 

大村奈央と中塩佳那が同じヒートで対戦。中塩佳那は2本の5ポイントをスコアしてヒートをリード。 大村もスタートから2本の4ポイントをスコア。日本チームが上位を占める。しかし残り10分を切ってエリー・ブルックスが逆転トップへ。中塩佳那は2位でラウンドアップ。大村奈央は惜しくも4位で敗退となった。

 

スポンサーが加わり心機一転の野中美波 Credit: WSL/ Nichols

 

野中美波は、スタートからバックハンドのソリッドなターンを連発し、6.17という高得点をマーク。セカンドウェイブでは7.33をスコア。ヒート開始わずか5分で13.50のヒートトータルをマーク。そのまま圧倒的なリードを維持して1位で勝ち上がった。

 

ラウンド1に続き女子のラウンド2がスタート。

 

前田マヒナ WSL / Tim Hain
黒川日菜子 WSL / Tim Hain

 

2015年のイベントチャンピオンである前田マヒナは、黒川日菜子らと対戦。ヒートは黒川が粘りのあるバックハンドでヒートのベストとなる6.33をスコア。4.40 でバックアップしてヒートをリード。前田はスコアを伸ばせず4位を強いられる。しかし残り10分を切って、5.13をスコアした前田は2位に浮上。黒川がトップで前田が2位でラウンド3へ勝ち上がった。

 

 

橋本恋は4.47でヒートを開始、セカンドウェイブではクリティカルなセクションでのビッグリエントリーを決めて7.00をスコア。トップに躍り出て、ヒート終盤にはバックアップを 5.93に塗り替え、12.93というヒートトータルでトップでラウンドアップ。

 

ラウンド1を1位で勝ち上がった松田詩野。ラウンド2ではスローな展開に苦戦するもオープニングライドで4.00、セカンドで3.07をマーク。トップに躍り出る。後半3位を強いられた松田。4位だったキラ・ピンカートンが2本目の5ポイントをマークしてトップへ。松田も5.03をスコアして2位に浮上する。

 

しかし、ヒート終了間際に3位のフレイア・プラムが2本目の6ポイントをマーク。逆転トップに躍り出る。松田は最後にバックアップを4.40まで上げるが惜しくも4位で敗退となった。

 

川合美乃里は、スムースなバックハンドで4.33をスコア。4.00でバックアップし、タヒチのヴァヒネ・フィエロに次いで2位につける。残り時間10分を切ってフィエロがソリッドなフォアハンドターンで7.50という高得点をマーク。リードを広げる。

 

2位以下は僅差の戦いとなった。残り5分で川合は優先権を使って、ビッグセットをキャッチ。素晴らしいバックハンドターンのコンビネーションで6.77をスコア。2位のポジションをキープする。しかし終了間際にクレア・ベビラクアがまさかの逆転。川合は惜しくも3位に押し出され悔しい敗退となった。都築虹帆もラウンド2で惜しくも敗退。

 

都筑有夢路

 

ヒート9では、ラウンド2から登場の都筑有夢路は中塩佳那らと対戦。ヒートは中塩が5.07をスコアして開始。都筑も4.83をスコア。そんな中でインディア・ロビンソンは5.83を4.23でバックアップしてヒートをリード。

 

都筑有夢路  WSL / Tim Hain

 

都筑有夢路がバックアップを4.67に塗り替えて2位、 中塩佳那が3位で残り時間10分を切る。残り時間4分で都筑はアンダープライオリティでグッドレフトをキャッチ。パワフルなバックハンドターンのコンビネーションで5.77をスコア。トップに躍り出る。

 

ラウンド2から登場の 脇田紗良は、野中美波らと対戦。波数が減りスローな展開となったヒートで5.40をスコアしたモード・ル・カーがトップ。脇田はスタートから4.67をスコアしてヒートを開始。

 

バックアップを2.67として2位につける。野中美波は3.93で3位で後半へ。残り5分を切って脇田は4.27をスコアしてトップへ。4位を強いられた野中美波だったが終了間際に5.40をスコアして逆転トップへ躍り出る。ル・カーも5.17をスコアして逆転で再びトップへ。

 

終了間際に激しい攻防戦が繰り広げられる中、野中は更に4.80をスコアして2位のポジションをキープしてラウンドアップ。3位となった脇田はまさかの初戦敗退となった。

 

 

今回の「コロナ・オープン・チャイナ」では、今シーズンCT入りを決めた都筑有夢路をはじめ、女子選手に注目が集まっており、男子も稲葉、大原、村上舜など注目選手が参戦。今シーズンも更なる頂を目指して頑張れ!日本!

 

WSLオフィシャルサイト:https://www.worldsurfleague.com/events/2020/mqs/3469/corona-open-china-hosted-by-wanning