2019年11月2日土曜日、カリフォルニアのハンティントンビーチで開催中の「VISSLA ISAワールド・ジュニア・サーフィン・チャンピオンシップ」は大会7日目が終了。

ガールズU-18では、リパチャージを強いられていたアリッサ・スペンサーとレイチェル・プレスティが破れ、昨年のボーイズU-18ゴールドメダリストである上山キアヌ久里朱も敗退し、最終日に彼のチームメイトと2017年の金メダリストである安室丈の応援に回ることとなった。

Team USA Defends Aloha Cup Gold in Dramatic Fashion at VISSLA ISA World Juniors

国別では、１位のポジションにいるUSAチームと２位をキープする日本チームの差は僅かだが、チームUSAは7日間のコンペティションを通じてリードを維持し、7人のサーファーが残り、各メイン・イベント・ファイナルに5人が勝ち上がり、チームジャパンより優位に立っている。

２位の波乗りジャパンは585ポイント差でアメリカを追いかける。6人のサーファーが残り、それぞれ3人がメイン・イベントとリパチャージにいます。３位争いはチームハワイ、スペインが続き、泣いても笑っても明日で全てが決まる。

男子アンダ−１６でトップ通過を続けてきた松原渚生はスタートからバックハンドでチャージを見せて6.50をスコア。3.33でバックアップし２位でメインラウンドのファイナルへ勝ち上がった。そこを勝ち上がればグランドファイナル。メダルまであと一歩のところまで来た。

女子アンダ−１８で負け無しのままメインラウンドを勝ち進んでいるの松田詩野と野中美波は、スタートから７ポイント、6.67という高得点でヒートを開始。そのままリードを維持して、ワンツーフィニッシュでラウンドアップを決めた。

「３人ヒートで二人日本人だったので、最初に良いスコアを出せれば良いなって思っていて、１本目で６点台出せたので良いスタートを切れました。」松田詩野

「同じチームメイトがいるヒートで、とりあえず２本まとめて、二人で協力して勝てたら良いなと思っていて、最初に７ポイント出せて良かったです。」とワンツーで勝ち上がった松田と野中がコメント。

「チームジャパンでゴールドメダルを取るためにも、二人でファイナルに行って、リパチャージでサラ（脇田紗良）が勝ち上がってきて３人でファイナルを戦えたら良いなって思っています。」と松田。

女子アンダ−１８のREPECHAGE ROUND 8を戦った脇田紗良は、後半にフォアハンドでエクセレントの8.17をスコア。バックアップも最後に6.17まで上げてトータル14.34をスコアし１位でラウンドアップを決めた。

昨年大会では金メダルを獲得して、活躍が期待された上山キアヌ久里朱は、男子アンダ−１８REPECHAGE ROUND 7のヒート１に登場するも３位で惜しくも敗退となり今大会を15位でフィニッシュとなった。

ヒート２の安室丈は2位でラウンドアップし、REPECHAGE ROUND 8も２位通過を果たしてREPECHAGE ROUND 9へと勝ち進んだ。

一方で、今大会絶好調でメダルも確実かと思われていた中塩佳那は、REPECHAGE ROUND 8で惜しくも３位で敗退となり今大会を９位でフィニッシュとなった。

また本日は午後から、チームリレー形式によるアロハカップが行われ、前回の大会で上位8チーム、日本、アメリカ、オーストラリア、ハワイ、フランス、スペイン、ブラジル、南アフリカが出場。アメリカが金メダルを獲得。スペインが２位、日本が３位、ハワイが４位でフィニッシュとなった。

明日のファイナルデイ、波乗りジャパン勝ち残り選手は６名。安室丈、松原渚生、岩見天獅、松田詩野、野中美波、脇田紗良。ラスト1日、自分の全てをぶつけて頑張れ！日本！

明日の波乗りジャパンは、

男子リパチャージ９岩見天獅、

女子アンダ−１８リパチャージ９脇田紗良

男子アンダ−１８リパチャージ９安室丈

男子アンダ−１６メインラウンド６松原渚生

女子アンダ−１８メインラウンド６松田詩野、野中美波

＜NAMINORI JAPAN ナショナルチーム結果＞

BOYS U18 安室丈 / 上山キアヌ久里朱15位 / 金澤呂偉33位

BOYS U16 松原渚生 / 岩見天獅 / 矢作紋乃丞21位

GIRLS U18 松田詩野 / 脇田紗良 / 野中美波

GIRLS U16 中塩佳那 9位/ 松岡亜音61位 / 都築虹帆19位

トップコーチ Wade Sharp

コーチ吉永修

マネージャー宗像富次郎

ｻﾌﾞﾏﾈｰｼﾞｬｰ井本公文

ﾏﾈｼﾞﾒﾝﾄｽﾀｯﾌ大石純也

通訳宮部周作

ドクター湯澤斎

ライブ中継、詳細スケジュールなどは、大会オフィシャルサイトにてご確認ください。

安室丈、松原渚生、岩見天獅、松田詩野、野中美波、脇田紗良がファイナルデイへ。ISAアロハカップ日本３位。