キャロライン・マークスとイタロ・フェレイラが MEO Rip Curl Pro Portugalで優勝。タイトルレースは男女共ハワイへ。

ペニシェ、ポルトガル(2019年10月26日土曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)MEOリップカール・プロ・ポルトガルが終了。イタロ・フェレイラ(BRA)とキャロライン・マーク(USA)が優勝し幕を閉じた。

 

優勝したキャロライン・マークとイタロ・フェレイラ Credit: © WSL / Poullenot

 

コンディション不良のためレイデーが続いてたコンテストだが、ファイナルデイは4-6フィートの素晴らしい波に恵まれた。

 

Italo Ferreira and Caroline Marks win the 2019 MEO Rip Curl Pro Portugal

 

注目の男子ワールドタイトル争いは、ランキング1位だったガブリエル・メディーナがR16で敗退することによって、下位の選手に道が開かれ、今回優勝したイタロ・フェレイラがランキング・トップに躍り出た。

 

イタロ・フェレイラ Credit: © WSL / Poullenot

 

イタロ・フェレイラはファイナルで、同じ世界タイトル・コンテンダーのジョーディ・スミスと対戦。フェレイラはヒート開始5分、バックハンド・フルローテーションでパーフェクト10を記録。その勢いは留まることを知らず、バックアップも8.43をスコア。スミスをコンビネーションに追い込んでの圧勝となった。

Jordy Smith vs. Italo Ferreira – FINAL – MEO Rip Curl Pro Portugal 2019

イタロ・フェレイラ Credit: © WSL/ Masurel

 

「最高です。ポルトガルで2年連続優勝できて本当に嬉しいです。」と、フェレイラが言った。「みんなにおめでとうと言いたい。本当に素晴らしいイベントで僕は最高にハッピーでした。」

 

イタロ・フェレイラ Credit: © WSL / Poullenot

 

「ここ数ヶ月、とても特別な経験でした。自分自身とチームにとても満足しています。あのエアは信じられない感じで、ランディングできて最高でした。ベスト・コンペティターの一人であるジョーディ(スミス)とのスペシャルなヒートでした。ハワイは間違いなく楽しいものになると思いますよ。タイトルレースは開かれています、もう少し学ぶ必要もありますが、トライしてみます!」

 

 

キャロライン・マークス(USA)© WSL / Poullenot

 

女子は、17才のキャロライン・マークス(USA)が、世界2位のレイキー・ピーターソン(USA)をファイナルで破り優勝した。

「レイキー(ピーターソン)との決勝を夢見ていたので、それは信じられないほど素晴らしかったです。マイク(パーソンズ)にコーチングをお願いするようになってから、そのことを話していました」とマークスは言った。 「そんな私をプッシュしてくれた彼女に感謝したいです。彼女なしでは、ここにいないでしょう。本当に楽しかったです。」

 

キャロライン・マークス(USA)WSL/ Masurel

 

今回、ジープ・フロント・ランナーのカリッサ・ムーア(HAW)と世界2位のピーターソンが、セミファイナルで対戦。タイトル争いにおいて、最も重要なヒートとなったが、ピーターソンが勝利。ムーアは今シーズン3度目の3位に終わり、ジープイエロージャージをキープしたままシーズン最終イベントへ。今回の結果でトップのムーアと2位のピーターソンと3位のマークスとの差は縮まり、戦いはマウイの最終戦へと持ち越された。

 

 

ウイメンズのワールドタイトルシナリオ:

 

3名のウイメンズのワールド・タイトル・コンテンダーは、カリッサ・ムーア、レイキー・ピーターソン、キャロライン・マークス

 

カリッサ・ムーアがマウイで優勝すれば、世界タイトルを獲得。
ムーアが2位になった場合、レイキー・ピーターソンが逆転するためには1位が必要。
ムーアが3位になった場合、ピーターソンは2位、キャロラインは1位が必要。
ムーアが5位/ 9位/ 17位になった場合は、ピーターソンは3位、キャロラインは2位を必要とし、3名によるサーフオフで世界タイトルが決定される。

 

5名のメンズ・ワールド・タイトル・コンテンダーは、イタロ・フェレイラ、ガブリエル・メディーナ、フィリーペ・トリード、ジョーディ・スミス、コロへ・アンディーノ。

 

イタロ・フェレイラがパイプで優勝すれば、世界タイトルを獲得。
フェレイラが2位の場合、メディーナとフィリペ・トリードは優勝が必要。
フェレイラが3位の場合、メディーナは2位、トリードとジョーディ・スミスは優勝が必要。
フェレイラが5位の場合、メディーナは3位、トリードは2位、スミスは1位、
フェレイラが9位の場合、メディーナは5位、トリードは3位、スミスは2位、コロヘは1位、
フェレイラが17/33位になったら、メディーナとトリードは9位、スミスは5位、アンディノは2位が必要。

 

ハワイを舞台に行われる2019CTシーズンの最終戦は、女子のハワイ・プロが、11月25日から12月6日まで、男子のビラボン・パイプ・マスターズが、12月8日から20日までのウエイティング期間を持って開催される。

 

メンズ・チャンピオンシップ・ツアー・トップ5:
1-イタロ・フェレイラ(BRA)-51,070pt
2-ガブリエル・メディーナ(BRA)-50,005pt
3-ジョーディ・スミス(ZAF)-49,985pt
4-フィリーペ・トリード(BRA)-49,145pt
5-コロへ・アンディーノ(USA)-44,665pt

ウイメンズのチャンピオンシップ・ツアー・トップ5:
1-カリッサ・ムーア(HAW)-58,600pt
2-レイキー・ピーターソン(USA)-55,125pt
3-キャロライン・マーク(USA)-53,410pt
4-サリー・フィッツギボンズ(AUS)-48,950pt
5-ステファニー・ギルモア(AUS)-44,555pt

 

MEOリップ・カール・プロ・ポルトガル・メンズ・ファイナル結果:
優勝:イタロ・フェレイラ(BRA)18.43
2位:ジョーディ・スミス(ZAF)6.17

MEOリップ・カール・プロ・ポルトガル・ウイメンズ・ファイナル結果:
優勝:キャロライン・マークス(USA)13.73
2位:レイキー・ピーターソン(USA)6.27

MEOリップ・カール・プロ・ポルトガル・メンズ・セミファイナル結果:
SF 1:ジョーディ・スミス(ZAF)15.83 def.カノア五十嵐(JPN)12.66
SF 2:イタロ・フェレイラ(BRA)15.43 def.カイオ・イベリ(BRA)14.86

MEOリップ・カール・プロ・ポルトガル・ウイメンズ・セミファイナル結果:
SF 1:キャロライン・マークス(USA)13.16 def.タティアナ・ウエストン-ウェッブ(BRA)7.70
SF 2:レイキー・ピーターソン(USA)13.23 def.カリッサ・ムーア(HAW)11.50

MEOリップ・カール・プロ・ポルトガル・メンズ・クォーターファイナル結果:
QF 1:ジョーディ・スミス(ZAF)13.40 def.コロへ・アンディーノ(USA)10.97
QF 2:カノア五十嵐(JPN)15.24 def.フィリーペ・トリード(BRA)12.26
QF 3:カイオ・イベリ(BRA)12.86 def.ピーターソン・クリサント(BRA)11.83
QF 4:イタロ・フェレイラ(BRA)18.40 def.ジャック・フリーストーン(AUS)16.87

MEOリップ・カール・プロ・ポルトガル・ウイメンズ・クォーターファイナル結果:
QF 1:キャロライン・マークス(USA)15.17 def.ステファニー・ギルモア(AUS)12.07
QF 2:タティアナ・ウエストン-ウェッブ(BRA)13.67 def.サリー・フィッツギボンズ(AUS)9.14
QF 3:カリッサ・ムーア(HAW)16.06 def.ジョアン・ディフェイ(FRA)7.50
QF 4:レイキー・ピーターソン(USA)11.33 def.ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)8.83

 

詳細については、WorldSurfLeague.comをご覧ください。