写真、リポート:山本貞彦 WSL Men‘sQS6000、Women‘sQS1000、Super Kids Challenge「Ichinomiya Chiba Open」は千葉一宮釣ヶ先海岸(志田下)で開催。
大会第2日目。今日からの本戦がスタート。今日は男子R-1のヒート1から20までが行われた。女子は招集したものの、順延に。
今日は風が弱く、南のサイドオフでスタート。波はハラムネ。潮回りは長潮でなのでタイドはあまり動かず。
選手は会場正面の左を選ぶものの、10時過ぎにウネリの向きが変わり、正面に移動する選手も。ただワイドで早いブレイクは変わらず。これには外人選手も四苦八苦。ポジショニングと波の選択で勝敗が決まった
本戦のラウンドが始まって感じたこと。昨年までの外人コンプレックス的な、試合で飲まれるということは少なくなったように思う。日本人選手のやる気というか、自分は「勝つ」という気持ちが前面に出ている気がした。
昨年の世界選手権の金メダル獲得や今年のQS男女の結果が、日本人選手の自信になっていることは間違いないだろう。自分達にもできるんだというマインドで戦っているのが良くわかる。それは試合の駆け引きにも現れていたと思う。これはとても素晴らしい。
ただ、気持ちは勝っても、スキルが追いついてない部分が一部の選手には見られた。自信を持つことはメンタル的にも大事だけど、普段、できないことは試合でもできない。
パワー、スピードを手に入れること。
やはり、基本が大事。そこは練習しかないね。
今日の日本人選手の勝ち上がりは、伊東李安琉、脇田泰地、三浦涼、大橋海人、河谷佐助、仲村拓久未、須田喬士郎、村田嵐、森友ニ、村上舜、田嶋鉄兵、塚本勇太。
その他は負けたけど、みんな僅差だった。
伊東李安琉
今日も一人でバレルに入りまくり。体格がまだ小さいこともあるけど、チューブ、エアー、リップと全てをコンプリートしてラウンドアップ。お見事です。
脇田泰地
一人左奥へ。それもあって、自分のペースで演技ができた。落ち着いてできたことが勝因。
大橋海人
「もっと奥だったかなー」とボヤくも、ここは逃げ切りラウンドアップ。次戦はぶっちぎりで行きましょう。
Dusty Payne
波のサイクルが合ってなかった。というより、変な波に手を出していた。自分のサーフィンを出せず、ここで敗退。
Finn McGill
パワーが持ち味だけど、やはり試合の組み立ても上手くなった。WJCチャンプは伊達じゃないね。
河谷佐助
このヒートは僅差の戦い。当て込む箇所の際どさと止まらないサーフィンで一抜け。
村田嵐
最後はガードしに行くも、プライオリティを外されピンチに。でも、結果オーライ。日々試合で学ぶことが、選手を強くするからね。
森友ニ
シーソーゲームだったけど、なんと1位で通過。ターンが伸びてたな。スピードもあったし。ボードをコントロールすることが、波を攻略することでもあるからね。次もガンバ!
村上舜
今回もアドバイスは田中樹。舜の持ち味は比較でわかる、キレのあるサーフィン。ヒートの勝負強さも健在。
田嶋鉄兵
やはり田中樹と相談して試合に臨む。前半はスタックしたものの、後半に持ち直すとこはさすがです。
Wiggolly Dantas
身体でかくなってないか?格闘家のようだったよ。この身体でエアーもこなす。サーフィンはパワー全開。これでもかとスプレーが飛ぶ。
脇田紗良
女子も招集されたから早速、練習。でも、今日は試合がないってさ。
小林桂
バリでリーフの餌食で頭をカット。5針縫って、頭も刈り上げた。抜糸がまだので、大橋海人がチェック。
明日のファーストコールは6:30AM。男女共スタンバイ。
サーフメディアは今シーズンも現地から最新情報をお伝えします。お楽しみに!
https://www.facebook.com/SURFMEDIA.JP
ライブ中継はこちら。
http://www.worldsurfleague.jp/2019/icopen/live-jp.php