イタロ・フェレイラとキャロライン・マークスがWSLチャンピオンシップ・ツアー開幕戦で優勝

優勝したイタロ・フェレイラとキャロライン・マークスWSL / Cestari

 

クイーンズランド州/オーストラリア、クーランガッタ(2019年4月8日、月曜日)イタロ・フェレイラ(BRA)とキャロライン・マークス(USA)が、ワールドサーフリーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)の開幕戦である「Quiksilver Pro&Boost Mobile Proゴールドコースト」で優勝した。


ファイナルデイは、イベントのバックアップサイトであるデュランバビーチで、2〜4フィート(0.6〜1.2メートル)の波で行われ、シーズンの最初の勝者が決定された。

 

優勝したイタロ・フェレイラWSL / Cestari

 

今年の初のエリート・サーフィンイベントは、昨年9月のWSLが発表した男女同等の賞金額とする最初のCTイベントとなった。 また次世代の若い女子がサーフィンを楽しめるようになることを目的としたWSLガールズプログラム「ビーチサイド・エンゲージメント・プログラムのライジングタイズ」が今後も引き続き開催される。

 

また2019年のCTは、サーフィンが初のオリンピック種目となる「東京オリンピック2020」の出場資格を獲得できるチャンス。2019CT シーズンの最終ランキングから、オリンピック出場枠の40名のうちの18名(男子10名と女子8名)が決定される。

 

 

今回CT初優勝を決めた17歳というツアー最年少のキャロライン・マークスは、世界ランキング第1位を獲得。 CT僅か1年で驚異的なスタートを切った。彼女は準々決勝で7度のWSLチャンピオン、ステファニー・ギルモア(AUS)を、準決勝でマリア・マニュエル(HAW)、そして決勝では3度のWSLチャンピオン、カリッサムーア(HAW)を下して勝利を手に入れた。

 

バックハンドが冴えたキャロライン・マークスWSL / Cestari

 

「今は本当に感情的になってます」とマークスは言った。 「信じられません。言葉がありませんね。このサーフィンというスポーツの一部になれることは素晴らしいことです。私はWSLの皆さんに感謝したいです。とても感謝しています。女性のサーフィンに参加できるのはとても素晴らしいことです。

 

優勝したキャロライン・マークスWSL / Cestari

 

カリッサ(ムーア)はいつも私のヒーローでした、そして今も彼女はヒーローです。彼女に初めて勝てて最高に嬉しいです。このイベントに初めて来たときはトライアルからで、毎回最初のヒートで負けていたので、優勝できたなんて本当に信じられないです。

 

私の人生の中で最高のイベントで最高の一週間でした。今年の残りのツアーにはまだやるべきことがたくさんありますが、私は間違いなくこの瞬間を楽しむつもりです。次のベルズも大好きな波なので今から楽しみです」と、コメント。

 

 

4度目のCT優勝したフェレイラWSL / Dunbar

 

男子では、イタロ・フェレイラ(BRA)がファイナルでカリフォルニアのコロヘ・アンディーノを終了間際のラスト・ライドで大逆転優勝。ツアー開幕戦で勝利し素晴らしいスタートを切った。昨年フェレイラは最もエキサイティングなサーファーの1人であることを証明し、3回のCTイベントで優勝し、ジープリーダーボードで4位に入賞を果たした。今回の優勝は彼にとって4度目のCT優勝となる。

 

ラストもエアで逆転したフェレイラ。今回はレッドブルのエアイベントでも優勝するなど勢いがあった。WSL / Dunbar

 

「今年の開幕イベントで優勝できたなんて信じられないです」とフェレイラは言った。「ファイナルでコロヘ(アンディーノ)を倒すことは難しいと分かっていました。だから、このような波で彼を倒せて本当にラッキーだと感じています。

 

ビーチでのサポートはとても最高でした。ビーチにいてくれた全てのブラジル人を愛してます。彼らの応援が私たちブラジリアン全員を元気づけているんです。再びジープリーダー・ジャージーを着ることに興奮しています。来週のベルズをはじめ、他にも注目すべきイベントがたくさんあります。自分はこの3ヶ月間に多くのトレーニングを受け、今年の最初のイベントで優勝できたんです。よっしゃーーーー!!!! 」

 

優勝はメディーナかと誰もが思っていた。WSL / Dunbar

 

また今回のイベントで絶好調だったWSLチャンピオンに君臨するガブリエル・メディーナ(BRA)は準々決勝3でジョーディ・スミス(ZAF)に敗れた。ここまで素晴らしいスコアを積み重ねてきたメディーナだったが、ファイナルデイは失速し5位でイベントを終えた。

 

「チャンスをそこに見つけることは本当に難しかったです」とメディーナは言った。 「試合が行われなかった昨日は本当にファンだった。このDバーで僕はサーフィンしていたし、良い波だったんでけど、大会関係者はスナッパーで試合をやりたかったんです。それは難しいことでしたね。

 

ベルズに気持ちを切り替えてます。うまくいけばベルズでは良い波に当たるかもしれません。世界中のすべてのファンに感謝したいと思います。すべての愛とサポートに感謝します。ベルズで会いしましょう。」

 

次回ワールドサーフリーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)第2戦は「Rip Curl Pro Bells Beach」。イベントウィンドウは2019年4月17日から27日まで続きます。

 

ブースト・モバイル・プロ・ゴールド・コースト・ファイナル結果:
優勝:キャロライン・マークス(USA)13.83
2位:カリッサ・ムーア(HAW)11.67

ブースト・モバイル・プロ・ゴールド・コースト・セミファイナル結果:
SF 1:
キャロライン・マークス(USA)12.67
マリア・マニュエル(HAW)11.50
SF 2:
カリッサ・ムーア(HAW)11.90 def.。
サリー・フィッツギボンズ(AUS)9.87

 

クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト・ファイナル結果:
優勝:イタロ・フェレイラ(BRA)12.57
2位:コロへ・アンディーノ(USA)12.43

クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト・セミファイナル結果:
SF 1:
コロへ・アンディーノ(USA)9.23 def.。
ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)8.96
SF 2:
イタロ・フェレイラ(BRA)15.33 def.。
ジョーディ・スミス(ZAF)14.67

クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト・クォーターファイナル結果:
QF 1:
ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)11.00 def.。
コナー・コフィン(USA)10.56
QF 2:
コロへ・アンディーノ(USA)12.33 def.。
セス・モニーツ(HAW)11.47
QF 3:
ジョーディ・スミス(ZAF)13.17 def.。
ガブリエル・メディーナ(BRA)9.23
QF 4:
イタロ・フェレイラ(BRA)11.07 def.。
ウェイド・カーマイケル(AUS)9.77

 

019年WSL女子CTジープリーダーボード(ゴールドコースト後):
1 – キャロライン・マークス(USA)10,000ポイント
2 – カリッサ・ムーア(HAW)7,800ポイント
3 – サリー・フィッツギボンズ(AUS)6,085ポイント
3 – マリア・マニュエル(HAW)6,085ポイント
5 – ステファニー・ギルモア(AUS)4,745ポイント
5 – タティアナ・ウエストン-ウェッブ(BRA)4,745ポイント
5 – ジョアン・ディフェイ(FRA)4,745ポイント
5 – セージ・エリクソン(USA)4,745ポイント

2019年WSLメンズCTジープリーダーボード(ゴールドコースト後):
1 – イタロ・フェレイラ(BRA)10,000ポイント
2 – コロへ・アンディーノ(USA)7,800ポイント
3 – ジョーディ・スミス(ZAF)6,085ポイント
3 – ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)6,085ポイント
5 – ガブリエル・メディーナ(BRA)4,745ポイント
5 – コナー・コフィン(USA)4,745ポイント
5 – ウェイド・カーマイケル(AUS)4,745
5 – セス・モニーツ(HAW)4,745ポイント

詳細については、WorldSurfLeague.comをご覧ください。