クーランガッタ、クイーンズランド/AUS(2019年4月5日金曜日)オーストラリアのゴールドコーストで開幕した男女チャンピオンシップ・ツアーイベント「Quiksilver Pro&Boost Mobile Pro ゴールドコースト」は大会3日目。
本日もバックアップ・サイトのデュランバーで開催。クリーンな3~5フィートのベスト・コンディションで、男子のラウンド3からスタート。
その後に女子のラウンド3までが終了。男子はベスト16、女子はベスト8が決定した。本日は男女共2つのヒートが同時進行するオーバーラッピング・ヒート形式を使い1ヒート40分で進行した。
度肝を抜く圧倒的なパフォーマンスで9.33と9.80という2本の9ポイントを叩き出し、ハイエスト・ヒートトータル19.13を叩き出したのは2度の世界チャンピオンであるガブリエル・メディーナ。特にフォアハンドのエアーのコンビネーションは圧巻だった。
「僕はいつもスロースタートなんですけど、毎年それをステップアップしようとしているんです」と、メディーナは言った。「今年はスーパーフォーカスしてて、オーストラリアで本当に良い結果を残したいと思っています。」
また、ワイルドカードで出場のリーフ・ヘーゼルウッドは、ディフェンディング・イベント勝者で世界No.2のジュリアン・ウィルソン(AUS)を倒す番狂わせを引き起こした。
今回今ひとつ調子の上がらないまま敗れたジュリアン。 「その結果は絶対に望んでいませんでした。リーフはかなり海にも入ってリズムをつかんでましたね。最後にハイスコアのチャンスがあったんですけど、今日は自分の日ではなかったようです。」
2度のWSLチャンピオン・ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、エイドリアン・バカン(AUS)に対し、彼のシグネチャー・スタイルを披露して勝利。カムバック後初のコメントを残した。
「怪我のため昨年ツアーから離れたことで、ステップバックして、自分がどれだけコンペが好きかを実感しました。試合に戻れてサーフィン出来て、とてもうれしいです。」と、フローレンスが言った。
「ここに戻ってきて戦っているのは、再びワールドタイトルを獲得したいからです。昨年のメディーナの勝利を見て、カムバックしてもう一つのタイトルを獲得するためにベストを尽くしたいと思ったんです。」
ラウンド3でブラジルのジェシー・メンデスと対戦した五十嵐カノア。メンデスとは昨年のバリ島のラウンド2で対戦。その時は敗れたカノアは今回リベンジを果たしたい。スタートからアベレージスコアを2本まとめてヒートをリードしたのはカノア。全く波を読みきれないメンデスに対しカノアはブローテールリバースを成功させて更にリードを広げていく。
残り10分を切って再びライトブレイクのビッグセットをつかんだカノアは2つのカーヴィングとリエントリーで6.27をスコア。最後はバックハンドでソリッドなターンを2発メイクし、ヒートのベストスコアとなる6.87でメンデスに圧勝。見事リベンジを果たしてラウンド4へ勝ち上がった。
明日のラウンド4でカノアはヒート2でコナー・コフィンとCT初対戦する。
ブースト・モバイル・プロ・ゴールド・コースト・ラウンド3結果:
ヒート1:ステファニー・ギルモア(AUS)11.40 def.
メイシー・キャラハン(AUS)8.87
ヒート2:キャロライン・マークス(USA)13.84 def.
イザベラ・ニコルズ(AUS)8.73
ヒート3:タティアナ・ウエストン-ウェッブ(BRA)14.07 def.
ブリーサ・ヘネシー(CRI)12.67
ヒート4:マリア・マニュエル(HAW)15.10 def.
ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)14.67
ヒート5:セージ・エリクソン(USA)13.34 def.
レイキー・ピーターソン(USA)8.80
ヒート6:サリー・フィッツギボンズ(AUS)14.43 def.
コートニー・コンローグ(USA)12.90
ヒート7:カリッサ・ムーア(HAW)12.63 def.
ブロンテ・マコーレー(AUS)12.27
ヒート8:ジョアン・ディフェイ(FRA)11.26 def.
ココ・ホー(HAW)11.07
ブースト・モバイル・プロ・ゴールド・コースト・クォーターファイナル組合せ:
ヒート1:
ステファニー・ギルモア(AUS)対キャロライン・マークス(USA)
ヒート2:
タティアナ・ウエストン-ウェッブ(BRA)対マリア・マニュエル(HAW)
ヒート3:
セージ・エリクソン(USA)対サリー・フィッツギボンズ(AUS)
ヒート4:
カリッサ・ムーア(HAW)対ジョアン・ディフェイ(FRA)
クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト・ラウンド3結果:
ヒート1:フィリーペ・トリード(BRA)13.93 def.
ソリ・ベイリー(AUS)11.50
ヒート2:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)14.83 def.
エイドリアン・バカン(AUS)11.20
ヒート3:カノア五十嵐(JPN)13.14 def.
ジェシー・メンデス(BRA)8.50
ヒート4:コナー・コフィン(USA)11.00 def.
ジェレミー・フローレス(FRA)8.70
ヒート5:リーフ・ヘーゼルウッド(AUS)16.07 def.
ジュリアン・ウィルソン(AUS)13.40
ヒート6:セス・モニーツ(HAW)12.60 def.
グリフィン・コラピント(USA)12.57
ヒート7:コロへ・アンディーノ(USA)14.10 def.
ピーターソン・クリサント(BRA)11.90
ヒート8:オーウェン・ライト(AUS)10.14 def.。
イズキール・ラウ(HAW)5.00
ヒート9:ガブリエル・メディーナ(BRA)19.13 def.。
マテウス・ハーディ(BRA)12.23
ヒート10:ヤゴ・ドラ(BRA)15.69 def.。
ジョアン・ドゥルー(FRA)14.57
ヒート11:ジョーディ・スミス(ZAF)11.27 def.。
ライアン・カリナン(AUS)10.53
ヒート12:マイキー・ライト(AUS)16.53 def.。
ジャック・フリーストーン(AUS)10.47
ヒート13:イタロ・フェレイラ(BRA)16.53 def.。
リカルド・クリスティ(NZL)13.10
ヒート14:ウィリアン・カルドゾ(BRA)13.47 def.。
マイケル・ロドリゲス(BRA)12.13
ヒート15:ウエイド・カーマイケル(AUS)15.50 def.
セバスチャン・ジーツ(HAW)
ヒート16:ミシェル・ボレーズ(PYF)10.96
デイヴッド・シルヴァ(BRA)9.70
クイックシルバー・プロ・ラウンド4組合せ:
ヒート1:
フィリーペ・トリード(BRA)対ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)
ヒート2:
カノア五十嵐(JPN)対コナー・コフィン(USA)
ヒート3:
リーフ・ヘーゼルウッド(AUS)対セス・モニーツ(HAW)
ヒート4:
コロへ・アンディーノ(USA)対オーウェン・ライト(AUS)
ヒート5:
ガブリエル・メディーナ(BRA)対ヤゴ・ドラ(BRA)
ヒート6:
ジョーディ・スミス(ZAF)対マイキー・ライト(AUS)
ヒート7:
イタロ・フェレイラ(BRA)対ウィリアン・カルドゾ(BRA)
ヒート8:
ウェイド・カーマイケル(AUS)対ミシェル・ボレーズ(PYF)
http://www.worldsurfleague.com/events/2019/mct/2908/quiksilver-pro-gold-coast
http://www.worldsurfleague.com/events/2019/wct/2907/boost-mobile-pro-gold-coast