五十嵐カノア、開幕戦のファーストラウンドを見事1位通過。「Quiksilver Pro ゴールドコースト」大会初日

オーストラリアのゴールドコーストで男女チャンピオンシップ・ツアーの開幕戦となる「Quiksilver Pro&Boost Mobile Pro ゴールドコースト」がスタート。

 

地形の悪いスナッパー・ロックスから会場を移動して、隣のDバー(デュランバー)で男子のラウンド1、そしてエアーのスペシャルシリーズ第1戦「Red Bull エアボーン・ゴールド・コースト」の予選ラウンドが行われた。

 

 

この開幕戦より新フォーマットが採用。また昨シーズン怪我で欠場が続いていた二人の世界チャンピオン、ケリー・スレーターとジョン・ジョン・フローレンスが復帰。ケリーはエアーマニューバーを武器にする二人のブラジリアンの前に敗れ、3位で敗者復活戦のラウンド2へ。ジョン・ジョンはエンジン全開ではないものの辛うじて2位で勝ち上がった。

 

貫禄が出てきた2度の世界チャンピオン、ガブリエル・メディーナは本日の最高得点をマーク。今シーズンも活躍が期待出来そうだ。

 

 

2019年日本の五十嵐カノアは、ラウンド1はヒート10に登場。セバスチャン・ジーツ(HAW)、デイヴッド・シルヴァ(BRA)と対戦。カノアは今年4シーズン目のCTでベスト5入りを目指し躍進を続ける。

 

Igarashi vs. Zietz vs. Silva – Round One, Heat 10 – Quiksilver Pro Gold Coast 2019

 

ヒートはパワフルなバックハンドが冴えるルーキーのデイヴッド・シルヴァ(BRA)が先制攻撃を仕掛けてヒートをリード。一方、カノアはヒート終盤までスコアリング・ウェイブを掴めず3位を強いられる。

 

残り時間5分で、カノアはミドルから波をキャッチ。波のブレイクに合わせ、フェイド気味にテイクオフ。ボトム深くから鋭角に波の切り立つポジション目掛けて加速し大きく板を切り返す。

 

そして緩慢なセクションをカットバックで再びパワーポケットに戻り大きなリエントリーを決めて5.90をスコア。2位に浮上したカノアは最後にビッグセットを掴み、得意のレイバック・スラッシュを決めて6.83をスコア。トータル12.37をマークして1位でラウンド3へ勝ち進んだ。

 

 

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今年もジェイク・パターソンの「スネークテールス」でツアーを回るカノア。「ジェイクに教えてもらった人生の教訓は、感謝してもしきれません。そして、彼と一緒に学び続ける、この1年を楽しみにしています。」とカノアがコメント。

 

 

緊急告知:明日4月4日(木)朝8時から放送の日本テレビ「スッキリ」で五十嵐カノアが特集される予定。海外での生活風景や技へのこだわりなど単独インタビューを交えて放送。お楽しみに!

※生放送のため、急きょ番組内容が変更になる場合があります。ご了承ください。

 

 

イベントを見逃した方はこちらでリプレイがご覧になれます。

http://www.worldsurfleague.com/posts/379712/quiksilver-pro-gold-coast-mens-championship-tour-round-1-heat-1-full-heat-replay