マンリー・ビーチ、NSW/AUS(2019年3月24日日曜日)オーストラリアのマンリーで開催中のWSL男女QS6000イベント「Visslaシドニー・サーフ・プロ & ウイメンズ・シドニー・サーフ・プロ pres. by Sisstrevolution」は大会最終日。
Vissla Sydney Surf Pro – Final Day
オーストラリアのジョーダン・ローラーが、ブラジルのジャドソン・アンドレを下して優勝。女子はハワイのアリッサ・クイゾンが、オーストラリアのイザベラ・ニコルズを下して優勝した。
今大会は大原洋人、脇田紗良、前田マヒナの日本選手3名がファイナルデイまで勝ち上がり、激しいデッドヒートを繰り広げた。
大原洋人は準々決勝のH3で宿敵マット・バンティングと対戦。ヒートはバンティングがスタートから多彩な技のバリエーションを披露。7.50を5.0でバックアップしてヒートをコントロール。優先権を持って波を待つ大原に対し、バンティングはアンダープライオリティで次々と波に乗り調子を上げていく。
後半になってもワンライドのみ大原は一発逆転を狙って掴んだ波も不発。完全にリズムを崩してしまった大原は、終盤に4.13と5.03をスコアするも最後はコンビネーションに追い込まれての敗退。宿敵バンティングへのリベンジは次回対戦へお預けとなった。
それでも大原洋人は、今回は5位でフィニッシュ。賞金$2,500と2,650ポイントを獲得。QSランク8位に浮上。また今回シドニーでは17位の稲葉玲王は現在QSランク7位をキープした。
女子のQFではH3で脇田紗良が元CTサーファーのアリッサ・クイゾンと対戦。クイゾンはスタートからシャープでパワフルなバックハンドでソリッドターンを繰り返し、スコアを重ねていく。脇田は得意の捻り込むフォアハンドのカーヴィングとリエントリーで4.77をスコアし、クイゾンに追い上げる。
4.63をスコアして一時はトップに躍り出た脇田だったが、ヒート後半にクイゾンは掘れた波をバックハンドで高速ターンからのリエントリーをメイクし5.77、最後はエクセレントの8.67をスコア。脇田は完全に追い込まれ惜しくも敗退。今大会は5位でフィニッシュ。賞金$1,900と2,650ポイント獲得し、QSランク7位をキープ。
H4の前田マヒナは、タヒチの元ジュニアチャンプ、ヴァヒネ・フィエロと対戦。ヒートはフィエロがバックハンドで6.33をスコアして先制。マヒナもバックハンドでスコアを重ねていく。残り時間10分を切って前田は優先権をつかいビッグセットにチャージ。バックハンドで高速ターンからリエントリーを決め5.40をスコアする。しかし逆転には僅かに足らず。
逆にフィエロがさらにサイズのある波で見事な2マニューバーで7.33をスコア。最後は駄目押しの7.83を決められて万事休す。前田は惜しくもここで敗退。今大会は5位でフィニッシュ。賞金$1,900と2,650ポイントを獲得し、QSランク14位へ浮上した。
世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。がんばれ!日本!
http://www.worldsurfleague.com/events/2019/mqs/2968/vissla-sydney-surf-pro
http://www.worldsurfleague.com/events/2019/wqs/2967/sydney-surf-pro