西元エミリー、脇田紗良、西元ジュリ、前田マヒナがR3進出。QS3000イベント「フロリダ・プロ」

西元エミリー WSL / John Ferguson

今シーズン初のウイメンズQS3000イベント「フロリダ・プロ」がアメリカ東海岸のフロリダ州セバスチャン・インレットで開催中。本日は昨日より若干サイズアップする中で、女子のラウンド2のH9からH16までが行われ、その後男子のラウンド1が行われ、ラウンド2のヒート4までが行われた。

 

 

今回、日本からは、昨年度QSランキング14位の前田マヒナをはじめ、多くの日本女子選手が参戦。本日は脇田紗良、西元エミリー、西元ジュリ、前田マヒナのヒートが行われた。

 

昨年の大会では9位と活躍した川合美乃里は、今年の初戦で大事な1戦目としてコーチの田中樹とともにフロリダ入りしていたが、体調不良により棄権。今も現地の病院で入院中とのことで、一日も早い回復を願いたい。

 

CTにクオリファイしたヘネシー WSL / John Ferguson

 

H9の西元エミリーは、今シーズンからCT入りを果たしたハワイの友達であるブリッサ・ヘネシーらと対戦。ヒートはへネシーがスタートからエクセレントの8.00をスコアし圧倒。ジュニアのケアラ・トモダ・バナートも安定感のあるサーフィンを披露。トモダと西元の2位争いの展開となる。ヒート終盤、バックハンドで5.70をスコアした西元が2位に浮上。トモダの追い上げを振り切り西元がラウンドアップを決めた。

 

ピンカートンを抑えて1位で勝ち上がった脇田紗良

 

H12で脇田紗良は、WJCで優勝しジュニア世界チャンピオンとなったキラ・ピンカートンらと対戦。脇田はスタートから2本の4ポイントを集めてヒートをリード。ピンカートンもビッグマニューバーで攻めのサーフィンを見せ5.67のヒートベストを持ちながらバックアップを掴めず。脇田がトップでラウンドアップを決めた。

 

アリッサ・スペンサー WSL / John Ferguson

 

H15の西元ジュリは、アリッサ・スペンサー、サマンサ・シブリーというアメリカの強豪選手と対戦。西元はじっくりと波を選びフォアハンドのビッグターンをメイク。後半に入りシブリーはバックハンドで5.17、スペンサーはフォアハンドで5.93をスコア。

 

それに対し、西元はバックハンドのソリッドな2ターンで6.17をスコアしてトップを奪い取る。残り5分、優先権を持ったスペンサーがフォアハンドのシャープなターンで4.27をスコアして3位からトップへ。2位となった西元だったが最後のシーソーゲームを戦い抜き2位でラウンドアップ。

 

H16の前田マヒナは、バックハンドでクリティカルなセクションでのリエントリーをメイクし4.10をスコア。続けてバックハンドでクローズセクションでのビッグリエントリーをメイクして6.00をスコア。一気にトップへ躍り出てマヒナのペースで試合を進める。更にバックアップを5.77とし完全にヒートをコントロール。見事1位でラウンドアップを決めた。

 

 

明日試合が再開されれば、女子のラウンド3ではH4に大村奈央、H6に西元エミリーと脇田紗良、H7に西元ジュリ、H8に前田マヒナがクレジット。

 

ネクストコールは日本時間17日の21時30分。世界を目指して戦い続ける、日本のサーフ・アスリートたちの活躍を期待し、エールを送り続けたい。がんばれ!日本!

 

 

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2019/wqs/2932/florida-pro