ガブリエル・メディーナがワールド・タイトル獲得。ビラボン・パイプ・マスターズ初優勝を果たし有終の美。

パイプで悲願の初優勝。メディーナ PHOTO: © WSL / Sloane

バンザイ・パイプライン、オアフ/ハワイ(2018年12月17日月曜日)ガブリエル・メディーナ(BRA)が2018年のワールド・タイトル獲得。さらにビラボン・パイプ・マスターズでも悲願の初優勝を果たし、ツアー最終戦を有終の美で飾った。

 

ファイナルデイとなった本日、パイプラインは、VANSトリプルクラウンと2018年のワールド・サーフ・リーグ(WSL)男子チャンピオンシップ・ツアー(CT)最終戦のフィナーレためにエピックな12-15フィート・バレルを届けた。

 

メディーナは、2014年に初めてブラジリアンとして世界タイトルを獲得し、2度目の王冠を手にし歴史に刻まれた。

 

 

ガブリエル・メディーナは、2度目のワールド・タイトルと初のビラボン・パイプ・マスターズ・タイトルを勝ち取る

 

「自分のヒーロー全員が、このコンテストで優勝しているんです」と、メディーナは言った。「このイベントでの勝利は他とは少し違うんです。パイプで優勝したかった。このために一生懸命やってきたんです。最高にハッピーです。素晴らしいファイナルでした。対戦相手として、ジュリアン(ウィルソン)は最もタフなコンペティターなので、自分は2本の良い波をつかめてラッキーでした。

 

彼には数年前のパイプのファイナルでやられていたので、リベンジ出来て嬉しいです。試合を見に来てくれた、みんなに本当に感謝したい。本当にありがとうございました。素晴らしい試合が見せられて最高でした。私は歴史の一部であることをとてもうれしく思います。」

 

2018 Billabong Pipe Masters – Final Day Highlights | Triple Crown of Surfing | VANS

 

 

メディーナにとって2018年の世界タイトルへの道は平坦ではなかったが、ミッド・シーズンからエンジンがかかり始めて、タヒチとサーフ・ランチ・プロで連続優勝。続くヨーロピアン・レッグでも勢いを続けるメディーナは、2戦連続3位となり、ランキングトップとなり最終戦のハワイへレースは持ち越された。

 

 

 

 

「信じられない感じです。今年は長くて激しい一年でした」と、メディーナは続けた。「誰もが大変な労力を費やしましたが、今日がザ・デイです。とてもハッピーで感謝しています。家族や友人と一緒に世界を旅し、自分が好きなことをやる機会を得るために…それは世界で最も楽しい仕事です。今日は自分にとって特別な一日であり、再びタイトルを取れて嬉しいです。

 

ジュリアンとはいつもグレート・バトルになるんです。彼はいつも限界をプッシュし、フィリーペ(トリード)も 素晴らしい一年を過ごした素晴らしいサーファーです。彼らのサーフィンを見ているのが大好きで、ふたりの大ファンです。

 

このトロフィーをもう一度手にすることができてうれしいです。ここまで辿り着くために、多くの事をしなければなりませんでした。プレッシャーがあるときにサーフィンするのが好きで、その時が自分のベストが出せる時だと思う。

 

ジェフリーズ・ベイ(サウス・アフリカ)の後は、サーフ毎トレーニング毎に力を入れた。今年の前半はタイトルなんて程遠いと思っていましたが、ヨーロッパの後には手の届くものだと感じていました。」

 

Finals Day | Behind The Scenes with Gabriel Medina | #VaiMedina

 

2014年にメディーナは、ミック・ファニング(AUS)、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、ケリー・スレーター(USA)とのエキサイティングなレースに勝って、世界タイトルを獲得した初のブラジリアンとしてサーフィンの歴史に刻まれた。

 

 

最後の最後までメディーナとレースを続けたジュリアン・ウィルソン(AUS)。彼のワールドタイトル獲得は最終戦のパイプラインで、ファイナル進出が絶対条件だった。セミファイナルでは11xワールド・チャンピオンのスレーターを破り、見事ファイナル進出を決めたが、メディーナのファイナル進出が決まった時点で彼の夢は敗れた。

 

「この素晴らしい波を我々に提供してくださったローカルに僕は本当に感謝したい」と、ウィルソンは言った。「世界タイトルの希望は今日そこにあり、それは感動的なものだった。今年最後のファイナルヒートに全身全霊で挑んだ。しかし、メディーナはタイトルを文句なしで獲得した。彼の優勝におめでとうを言いたい。

 

この素晴らしいコンディションでケリーを破るのは至難の業でしたね。それは本当に多くの自信につながりました。僕は、自国を代表して戦い、自分の最善を尽くしたことに満足です。タイトルを獲得するには不十分でしたが、2018年のチャンピオンとファイナルを分かち合うだけで十分でした。ゆっくり休んで、2019年に復活して戻ってきます。」

 

パイプマスターズ日本語放送
http://www.worldsurfleague.com/posts/364645/its-on-day-1-of-the-billabong-pipe-masters?language=jp

オフィシャルサイト

http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mct/2856/billabong-pipe-masters

 

ビラボン・パイプ・マスターズ・ファイナル結果:
1-ガブリエル・メディーナ(BRA)18.34
2-ジュリアン・ウィルソン(AUS)16.70

 

ビラボン・パイプ・マスターズ・セミファイナル結果:
SF 1:ガブリエル・メディーナ(BRA)16.27 def.ジョーディ・スミス(ZAF)15.83
SF 2:ジュリアン・ウィルソン(AUS)14.20 def.ケリー・スレーター(USA)11.17

 

ビラボン・パイプ・マスターズ・クォーターファイナル結果:
QF 1:ジョーディ・スミス(ZAF)13.16 def.セバスチャン・ジーツ(HAW)6.93
QF 2:ガブリエル・メディーナ(BRA)19.43 def.コナー・コフィン(USA)14.26
QF 3:ケリー・スレーター(USA)15.53 def.ヤゴ・ドラ(BRA)10.17
QF 4:ジュリアン・ウィルソン(AUS)13.50 def.ジョアン・ドゥルー(FRA)10.07

 

ビラボン・パイプ・マスターズ:ラウンド4結果
ヒート1:ジョーディ・スミス(ZAF)11.50、コナー・コフィン(USA)9.43、
ライアン・カリナン(AUS)7.93
ヒート2:ガブリエル・メディーナ(BRA)16.90、セバスチャン・ジーツ(HAW)11.93、
ミシェル・ボレーズ(PYF)6.57
ヒート3:ヤゴ・ドラ(BRA)15.97、ジュリアン・ウィルソン(AUS)12.44、
ジョエル・パーキンソン(AUS)7.77
ヒート4:ジョアン・ドゥルー(FRA)10.80、ケリー・スレーター(USA)9.20、
ジェシー・メンデス(BRA)7.00

 

男子2018年のジープ・リーダーボード(ビラボン・パイプ・マスターズの後):
1-ガブリエル・メディーナ(BRA)-62,490
2-ジュリアン・ウィルソン(AUS)-57,585
3-フィリーペ・トリード(BRA)-51,450
4-イタロ・フェレイラ(BRA)-43,070
5-ジョーディ・スミス(ZAF)-36,440

 

ファイナルVANSトリプルクラウンのトップ5:
1-ジェシー・メンデス(BRA)
2-ジョエル・パーキンソン(AUS)
3-ジョーディ・スミス(ZAF)
4-イズキール・ラウ(HAW)
5-ジョアン・ドゥルー(FRA)

 

Gabriel Medina’s 2018 WSL Championship Tour Results:
Quiksilver Pro Gold Coast – 13th
Rip Curl Pro Bells Beach – 3rd
Oi Rio Pro – 5th
Corona Bali Protected – 9th
Uluwatu CT – 5th
Corona Open J-Bay – 5th
Tahiti Pro Teahupo’o – 1st
Surf Ranch Pro – 1st
Quiksilver Pro France – 3rd
MEO Rip Curl Pro Portugal – 3rd
Billabong Pipe Masters – 1st

 

Gabriel Medina’s Championship Tour Career Rankings:
2018 – 1st
2017 – 2nd
2016 – 3rd
2015 – 3rd
2014 – 1st
2013 – 14th
2012 – 7th
2011 – 12th

 

Watch LIVE
The Billabong Pipe Masters will be broadcast LIVE on WSL’s Facebook page and WorldSurfLeague.com. Also check local listings for coverage from the WSL’s broadcast partners.