![DSC_5025_01](https://surfmedia.jp/wp-content/uploads/2018/10/DSC_5025_01.jpg)
17歳のときから18年間、JPSA公認プロとして活躍し、2009年にはグランドチャンピオンを獲得。ジュニア世代の育成やトッププロのコーチとしても実績を持つ田中樹が今シーズンで現役引退を表明。地元開催のJPSA最終ヒートを終えたその夜に引退パーティーが行われた。
![田嶋鉄兵、高梨直人とともにサーフユニット3Tを組んで新たな時代を切り開いた田中樹。](https://surfmedia.jp/wp-content/uploads/2018/10/tajimanaoto.jpg)
志田下ポイントで行われたJPSAイベントは、今シーズンで引退する田中樹のホームで行われる最後の試合。そこにはプロ選手としての最後のイズキの姿を目に焼き付けようと、地元の仲間や多くのファンが集まった。
![田中樹](https://surfmedia.jp/wp-content/uploads/2018/10/izuki03.jpg)
そして、その夜には「田中樹 引退パーティー」が盛大に行われ、家族や友人をはじめ、田中樹のスポンサーや彼を慕うプロサーファーたちなど業界関係者が大勢集まり、彼のこれまでの功績を労うとともに新しい門出を祝った。
![パーティではイズキの懐かしい映像に加え、今回の試合の模様も加えられた最新版が公開された。](https://surfmedia.jp/wp-content/uploads/2018/10/movie.jpg)
今から10年以上前、世界を舞台に戦っていた田中樹は、2005年8月にフランスで行われた「オニール・プロ・アングレット」で3位入賞の快挙を達成。そのイベントは、5スターというハイグレードなQSイベントでCTサーファーも多く出場。QFのマンオンマンではジェレミー・フローレスを破り、セミファイナル進出。そして、優勝したCTサーファーのルーク・ステッドマンに敗れたものの、3位という当時の日本人最高位の結果を手に入れた。
![田中樹が乗るクォーターサーフボード シェイパーの黒木保氏が主賓挨拶](https://surfmedia.jp/wp-content/uploads/2018/10/kuroki.jpg)
![サーフィン界のパイオニア、藤沢譲二氏。イズキのルーツは湘南茅ヶ崎にあった。](https://surfmedia.jp/wp-content/uploads/2018/10/fujisawa.jpg)
![ジョージさんの奥さんでフラダンサーの加代さんから素敵なレイのプレゼント。](https://surfmedia.jp/wp-content/uploads/2018/10/kayosan.jpg)
パーティの乾杯の音頭をとった彼のスポンサーであるオニールの牧さんは挨拶の中で「イズキのフランスでの活躍を見て、オニールのライダーになって欲しいと思った。」と当時を振り返って言った。
![乾杯の音頭はオニールの牧裕亮氏](https://surfmedia.jp/wp-content/uploads/2018/10/makisan.jpg)
2000年の全日本での優勝を機に、高校生でプロデビューを果たした田中樹。2001年にはJPSAルーキーオブザイヤーを獲得し、翌年の2002年にJPSA初優勝 。そして、グランドチャンピオンがかかった2009年のJPSA最終戦「オールジャパン・プロ」が行われた志田下で見事優勝して、日本の頂点に立った。
![千葉公平氏と藤沢譲二氏に感謝の気持ちを伝えた田中樹](https://surfmedia.jp/wp-content/uploads/2018/10/DSC_4821_01.jpg)
![izuki00](https://surfmedia.jp/wp-content/uploads/2018/10/izuki00.jpg)
![カメラマンの神尾氏がハワイで撮影した写真に仲間たちからの寄せ書きは一生の宝物となった。](https://surfmedia.jp/wp-content/uploads/2018/10/kamio.jpg)
![3TのシグネチャーDVDを手がけたPARUOこと鈴木晴雄さんもお祝いに駆けつけた](https://surfmedia.jp/wp-content/uploads/2018/10/paruo.jpg)
![日本の代表するトッププロたちがイズキのために集まった](https://surfmedia.jp/wp-content/uploads/2018/10/pro.jpg)
プロになった翌年から常にトップシードをキープし続け、惜しまれながら今季で引退することとなった田中樹だが、今後はジュニア育成も視野に入れながら、現在でも続けている川合美乃里や稲葉玲王などのトップ選手のコーチとして日本のサーフィン界をバックアップしていく。
![イズキ、テッペイ、ナオトとともに3Tを盛り上げた田中“JOE”譲、蛸優樹、田中英義、辻裕次郎、中村昭太、関田“ガチャピン”英俊。](https://surfmedia.jp/wp-content/uploads/2018/10/3T-1.jpg)
![minori](https://surfmedia.jp/wp-content/uploads/2018/10/minori.jpg)
![日本のプロサーフシーンを引っ張り、夢を与えてくれてありがとうございます。 これからもコーチとして宜しくお願いしますと稲葉玲王が言った。](https://surfmedia.jp/wp-content/uploads/2018/10/reo.jpg)
![この日のJPSAで優勝した高橋健人も壇上に上がりお世話になったイズキ・プロに感謝の気持ちを述べていた。](https://surfmedia.jp/wp-content/uploads/2018/10/kent.jpg)
![同じくJPSAで優勝した野呂玲花、高橋みなと、大原沙莉もお祝いに駆けつけた](https://surfmedia.jp/wp-content/uploads/2018/10/sarireikaminato.jpg)
「日本からCT選手を育てるのが目標です。来年からはミノリとかも、ビシバシ行くのでパワハラとかで訴えないように宜しくお願いします。」と、ジョークを交えてパーティーの最後を締めくくった。
田中樹がプロ選手として出場する試合は残り2戦。今後は新しい形で日本のサーフィン業界に貢献すると語った彼の活躍に期待したい。田中樹というサーファーが、本当に多くの人に愛されていることを実感できるパーティーだった。
「今年限りで引退することを決め、地元千葉志田下での最後の試合になりました。
この志田下でプロになり グランドチャンピオンも決めたのも志田下でした。
その思入れにある場所で最高のライバル達と試合ができ、
そして最高の仲間達や先輩達に囲まれて最高の最後終えることができました。
本当にありがとうございました。そしてパーティーも開いて頂きたくさんの方に来て頂きありがとうございました。
あと試合は2戦残ってます。
悔いがないように楽しんで行きたいと思います。これからもよろしくお願い致します。」
田中樹。
![JPSAチームと記念撮影。](https://surfmedia.jp/wp-content/uploads/2018/10/DSC_4610_01.jpg)
![浦山哲也、沼尻和則、福地孝行、小川直久、吉岡智文、先輩プロたちと](https://surfmedia.jp/wp-content/uploads/2018/10/DSC_4657_01.jpg)
![田中樹](https://surfmedia.jp/wp-content/uploads/2018/10/izuki02.jpg)
![田中樹の活躍は家族の支えがなければ成し得なかったもの。それは本人が一番理解している。家族には感謝の思いしかない。](https://surfmedia.jp/wp-content/uploads/2018/10/tanakafamily.jpg)