撮影：佐原健司　　JPSAジャパンプロサーフィンツアー2018 ショートボード第7戦「CHIBA ICHINOMIYA PRO supported by 湾岸画廊」が、10月18日（木）から21日（日）まで、オリンピック会場の千葉県長生郡一宮町釣ヶ崎海岸（志田下）で開催されている。

大会３日目は、昨日に引き続き北～北東風のサイドオンが吹く、ジャンク気味なコンディション。しかし朝のうちは風も弱く、昨日よりはラインナップは整いを見せて女子のラウンド１から再開。男子はラウンド５、女子はラウンド３までが終了して、男子ベスト１６、女子ベスト８が決定した。

ハイレベルなヒートが続くなかで、本日からトップシードが登場して、パフォーマンスレベルは更にアップした。そんな中で、前回のダブルグレードの種子島で優勝し、一気にランキングトップに躍り出た河谷佐助がラウンド５でまさかの敗退。今大会を17位でフィニッシュすることになった。

河谷佐助は、心と体が噛み合わず空回りしているかのようだった。そしてヒートを通してワイプアウトが目立ち、スコアを伸ばせずにいた。しかし終盤に4.65をスコアして２位に浮上するも、ラストウェイブで大音 凛太が逆転。河谷は３位に押し出されてしまった。

僅差の２位であった辻裕次郎、３位の加藤嵐がクオーターファイナル進出を決めたため、この二人が河谷を逆転する可能性は非常に高くなった。河谷としては、このチャンスにライバルたちとの差を広げたいところだった。残された試合は、仙台と田原の残りのヒート。辻と加藤嵐は田原にも残っているが、河谷は田原も既に敗退しており、彼に残されたのは最終戦の仙台のみという厳しい状況となってしまった。

今年の男子グラチャン争いで２位につける辻裕次郎。「アナウンスも聞こえなくて、４位だと思っていたので勝ててラッキーでしたね。コンディションは難しいですね。ギリギリでもいいので勝ち上がって行けたらと思う。」とコメント。今回は彼のサーフボードを削るシェイパーの千葉公平氏も会場に駆けつけて、裕次郎に声援を送った。

３名の女子がプロ公認をゲット。

また女子では、グラチャン争いで独走態勢の野中美波が、エクセレントを含むヒートスコア14.25をマークして圧勝。ランキング２位の鈴木姫七も１位でセミファイナル進出。

トライアルから勝ち上がった江口彩花、都築 虹帆、海老原夏生の３名が見事ラウンド２を勝ち上がり、公認プロ資格をゲット！おめでとう！

田中樹がホームで見せる最後の勇姿

今回のJPSAは、今シーズンで現役を引退する田中樹にとって、彼のホームで行われる最後の試合となるため、多くのファンがビーチに集まった。

スポンサーであるオニール(ニッキー)が樹の応援Ｔシャツを用意！数量限定で無料にて配布して、みんなで応援した。

17歳から18年のプロ選手活動に終止符を打つ田中樹が、ホームで見せる最後の勇姿を一目見ようと多くの仲間がビーチに集まった。事実上の引退試合といっても過言ではない本日のヒートを見事１位通過を果たした田中樹。

「めっちゃ緊張した」と、田中樹。明日のクオーターのH２では田中英義、加藤嵐、松岡慧斗と対戦する。

明日のクオーターファイナルは更に盛り上がる気配だ。（田中樹は仙台の最終戦まで出場予定）

明日はいよいよファイナルデイ。7時30分選手集合

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JPSAオフィシャルサイト：http://www.jpsa.com/

また今回もPC・スマートフォン向けのライブストリーミング形式であるインターネットテレビのAbemaTV（アベマティーヴィー）が10月19日(金)~21日(日)の3日間、【CHIBA ICHINOMIYA PRO supported by 湾岸画廊】を生中継。要チェック。