WSL-QS最高グレードの10,000イベントとなる「EDPビラボン・プロ・エリセイラ」が9月24日から、ポルトガル/エリセイラのリベイラ・ディリャスのライトハンド・ポイントブレ イクでスタート。4フィートのコンディションでラウンド2のヒート7まで行われた。
今年行われる5つのQS10000イベントの中の一つである「EDPビラボン・プロ・エリセイラ」には、タヒチとサーフ・ランチで2連勝中のガブリエル・メディーナをはじめ、現在のワールドNo.4イタロ・フェレイラ、2015年のワールド・チャンピオンであるエイドリアーノ・デ・スーザなどトップCTサーファーも多数参加。
そして、オーストラリアのマイキー・ライト、QSランクのリーダーであるハワイのセス・モニーツ、ジャドソン・アンドレ、二度のワールド・ジュニア・チャンピオンであるジャック・フリーストーンなどなど、錚々たるQSトップメンバーが顔を揃える。
この大会は、選手にとって、QS最高グレードでCTクオリファイに向けた大きなポイントが獲得できる大事な試合。QSランク上位選手のみ出場できる試合には日本からCT選手の五十嵐カノアをはじめ、大原洋人、稲葉玲王、新井洋人、安室丈ら日本のトップ選手が参戦。
本日のラウンド1にはH1に稲葉玲王、H2に新井洋人、H7に安室丈が登場。ラウンド2からはH4に大原洋人、H13の五十嵐カノアのヒートは明日以降に持ち越された。
ラウンド1の稲葉玲王は得意のバックハンドで大技を披露。大きなスプレーで高得点をマークして1位でラウンドアップ。ヒート2の新井洋人は、スタートから5ポイントをスコア。バックアップを3.83とするも、後半にスコアが伸ばせずに惜しくも3位で敗退。ヒート7の安室丈は5.60をスコアするも、バックアップを見つけられずに敗退となった。
ラウンド2ではトップシードのCTサーファーが次々と登場してパフォーマンスのレベルを上げ、グリフィン・コラピント(USA)は、連続の8ポイント・ライドでトータル16.17で圧勝。セバスチャン・ジーツ(HAW)やリカルド・クリスティ(NZL)も高得点をマーク。
一方でQSランク1位2位のセス・モニーツ(HAW)とピーターソン・クリサント(BRA)が初戦敗退の番狂わせも発生した。
ラウンド2へ勝ち上がった稲葉玲王は、ヒート前半に4.10をスコアするも、後半にスコアを伸ばせずに惜しくも敗退。ラウンド2から登場の大原洋人は、スタートから5.83、5.07をスコア。残り10分で2位をキープ。しかし後半にリファエルが逆転されて3位に転落した大原。優先権を持って波を待ったが逆転できる波は入らずにタイムアップとなった。
ネクストコールは日本時間9月25日(火)15:30。H13には日本期待の五十嵐カノアが登場する。
世界を目指して戦い続ける、日本のサーフ・アスリートたちの活躍を期待し、エールを送り続けたい。がんばれ!日本!
QS10,000「EDPビラボン・プロ・エリセイラ」EDP Billabong Pro Ericeira
http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2801/edp-billabong-pro-ericeira