プライア・デ・リベイラ・ディリャス、エリセイラ/ポルトガル(2018年9月27日木曜日)ポルトガルのエリセイラで開催中のWSL-QS10,000「EDPビラボン・プロ・エリセイラ」は大会3日目。6フィート・セットの入る、ファイアリング・サーフ・コンディションで再開。ラウンド2の残りのヒートとラウンド3のヒート8までが行われた。
EDP Billabong Pro Ericeira Highlights: Insane Action on Day 3
今大会で絶好調のイーサン・ユーイング(AUS)は、ビッグアークのコンビネーションでここまでのイベント最高点のシングルスコア9.57を叩き出した。
本日の素晴らしいコンディションで2本のエクセレントをまとめ、イベント最高得点のヒートトータル16.77を叩き出したのはグリフィン・コラピント(USA)。「ハワイを除いて、今日の波は僕がこれまでにQSでサーフィンしたベスト・ウェイブですね。」と、コラピントは言った。
コナー・オリアリー(AUS)は、得意のバックハンドを爆発させて、8.57をスコア第2位でラウンドアップを決めた。
ビッグセットが入らないヒートでガブリエル・メディーナ(BRA)は、ジョーガン・クズネット(FRA)とタイブレイクの1位でラウンドアップ。「ホセゴーとペニシェの次の2つのイベントは自分にとって本当に重要なので、良いリズムをキープしたいですね。ホームのような気分です。ここにこんな良い波があるとは知らなかった。」と、メディーナが言った。
また五十嵐カノア(JPN)は、レオナルド・フィオラバンティ(ITA)、エヴァン・ガイゼルマン(USA)、トーマス・ヘルメス(BRA)とラウンド3のヒート7で対戦。
カノアはオープニング・ライドでいきなり7.50をスコア。親友のレオナルド・フィオラバンティも7.10を6.53でバックアップ。しかし、そんなレオに刺激されたのか、カノアはさらに激しいマニューバーを描き8.93のエクセレント・ライドで、ヒートトータル16.43を叩き出してトップを独走する。
その後セットらしい波は入らず、そのままトップを譲ることなく、カノアは2本のライディングのみで完璧な勝利を収め、ラウンド4へ勝ち上がった。
「僕はここで本当にたくさんの波に乗っています。だから良い波に乗ると、このリップに当てろって波が言ってくるように感るんですよ。」と、五十嵐は言った。「今は全てが思い通りに行っている感じで、波も自分に来るし、サーフボードの調子も最高なんです。それで僕が負けるなら、それは自分の責任ですね。」
3人ヒートのラウンド4で五十嵐カノアは、ヒート5にクレジット。
H5の小林桂は惜しくも敗退。
世界を目指して戦い続ける、日本のサーフ・アスリートたちの活躍を期待し、エールを送り続けたい。がんばれ!日本!
QS10,000「EDPビラボン・プロ・エリセイラ」EDP Billabong Pro Ericeira
http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2801/edp-billabong-pro-ericeira
EDPビラボン・プロ・エリセイラ:ラウンド3の結果
ヒート1:
グリフィン・コラピント(USA)16.77、デイヴッド・シルヴァ(BRA)11.00、ディラン・ライトフット(ZAF)9.43、ラファエル・テイクセラ(BRA)5.37
ヒート2:
リカルド・クリスティ(NZL)13.53、マシュー・マギリヴレイ(ZAF)11.67、アディン・マセンキャンプ(ZAF)6.07、ヤゴ・ドラ(BRA)5.37
ヒート3:
セバスチャン・ジーツ(HAW)14.83、ライアン・カリナン(AUS)13.50、ミヒマナ・ブレイ(PYF)9.10、スチュアート・ケネディ(AUS)6.44
ヒート4:
ジョアン・ドゥルー(FRA)15.87、ビノ・ロペス(BRA)13.90、マルコ・ジョージ(URY)13.16、クーパー・チャップマン(AUS)13.07
ヒート5:
イーサン・ユーイング(AUS)16.60、コナー・オリアリー(AUS)15.44、カム・リチャーズ(USA)12.26、小林桂(USA)9.00
ヒート6:
ガブリエル・メディーナ(BRA)13.07、ジョーガン・クズネット(FRA)13.07、マルコ・フェルナンデス(BRA)13.00、マテウス・ハーディ(BRA)10.50
ヒート7:
カノア五十嵐(JPN)16.43、レオナルド・フィオラバンティ(ITA)13.63、エヴァン・ガイゼルマン(USA)10.33、トーマス・ヘルメス(BRA)8.90
ヒート8:
ソリ・ベイリー(AUS)13.37、アロンゾ・コレア(PER)12.33、イアン・クレーン(USA)11.30、トーマス・フェルナンデス(PRT)5.67