現地時間2018年8月11日、イギリス南西部コーンウォール地方にある、イギリス・サーフィン発祥地と言われるフィストラル・ビーチで開催されたWSL男女 イベント「ボードマスターズ・クイックシルバー&ロキシーオープン」は大会は最終日を迎え、男女共ファイナル・ラウンドまで終了。日本の田中大貴がファイナルまで勝ち上がり準優勝を果たした。
2018 Boardmasters Highlights: Champions Crowned on Epic Finals Day
日本人戦で唯一ファイナルデイまで勝ち上がった田中大貴は、ラウンド4で、ファーストウェイブで6.83をスコア。終盤にバックアップを5.50をスコアしてトップとなり見事1位でラウンドアップ。クオーターファイナルでは、ヒート終盤に僅差ながら逆転に成功した田中大貴は、最後に5.23でリードを広げ、そのまま逃げ切りセミファイナル進出を決めた。
セミファイナルではイギリスのベテラン選手であるジェイ・クインに対し、スタートから9.17のエクセレントをスコアした田中大貴。バックアップも7.83を揃え、コンビネーションで圧勝してファイナルへ勝ち進んだ。
ファイナルではフランスをホームとするスペインのアンディ・クリエールと対戦した田中大貴。ヒートはスタートから5.33をスコアしたクリーエルが先攻しベスト2を揃えてファイナル前半をリード。田中も4.07、4.67をスコアして応戦する。
しかし終盤に田中大貴は、ロング・レフトをキャッチ。素晴らしいバックハンドで6.83をスコアして大逆転に成功。しかし逆転したのも束の間、クリエールが8.17のエクセレントで再びトップを奪い返す。攻撃の手を緩めないクリエールは続けて6.43をスコアしてリードを広げていく。そのままクリエールが逃げ切りタイムアップとなった。
「イギリスで行われたQS1000 @boardmasters の試合は2位で終了しました! 優勝できなくて悔しかったですが、QSで初ファイナルへ進出できて、かなりいい経験になりました。これからまだまだ試合が続いていくので、この経験をこれからに繋げていきたいと思います。たくさんの熱い応援メッセージありがとうございました。」と、田中大貴がSNSでコメント。
田中大貴はQS初優勝も目前ではあったものの、完全アウェイのイギリスで準優勝と、次に繋がる素晴らしい成績を収めた。田中大貴の海外遠征の試合は続く。
田中大貴を含む、粟田生、野呂海利は、8月14-19日でフランスのラカナウで行われる WSL Men’s QS1500「Caraïbos Lacanau Pro」に出場。粟田生はラウンド2 のH10 、野呂海利はラウンド4のH4 、田中大貴はH6 。女子も同時開催で橋本恋がラウンド2 H5 、前田マヒナがラウンド3 H7 に参戦。
世界と戦う彼等の活躍を期待しエールを送りたい。頑張れ!日本!
http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2773/quiksilver-open