ランプン、スマトラ/インドネシア(2018年4月20日金曜日)インドネシア・南スマトラのKruiにあるレフトハンダーのポイントブレイクで開催されていたWSL男子QS1500、女子1000イベント「クルイ・プロ2018」が終了。
インドネシアのオニー・アンワーと和井田理央のふたりがファイナルを戦い。オニー・アンワーが優勝。和井田理央が2位でフィニッシュとなった。
ふたりのファイナルは、波に乗る毎に何度もトップが入れ替わるシーソーバトルとなった。ファイナルの中盤に和井田は8.00を記録しリードするも、アンワーが8.40で逆転。それが決め手となりアンワーが勝利を手にした。
「過去に他のイベントで優勝したことがあるが、母国での勝利には特別な感情がある」とアンワーが言った。
「僕は手本となるサーファーとなって、インドネシアの子供をインスパイアしてサーフィンさせたいんです。リオ(Waida)とファイナルを戦うのは、本当に素晴らしいことでした。我々は最高の仲間です。僕たちは、みんなに我々のサーフィンを見せに行こうってパドルアウトしたんです。決して忘れることが出来ないファイナルになりました。」
和井田理央は、昨年のWSLアジア・リージョナルQSチャンピオンとなって、世界でも注目を集めるサーファーの1人であり、自国での大きな成果をあげて満足しているようだった。
「おめでとう!オニー! 自分はベストを尽くしましたが、今日は十分ではなかったようです。」と、和井田は言った。「僕は彼とファイナルを戦えて非常に満足です。そして、彼は自分の親友であり、お手本になるような人物です。今週、私たちはパーフェクトな波をスコアしました。この結果が自分のコンペティションの一年に、素晴らしい影響を与えてくれることを嬉しく思っています。」
今年、5月27日からバリ島クラマスでCTイベントが数年ぶりに開催される。そのメインラウンドに出場できるローカル・ワイルドカードが1枠ある。それはトライアルを行わずに2018年WSLインターナショナル・ランキングにおけるインドネシア人トップに与えられることが決まっている。
そのため和井田理央は、昨年準優勝したバリ島でのJPSA開幕戦の出場をやめて、今回のクルイに出場していた。インドネシア人の父と日本人の母を持つハーフで、現在はバリ島在住。日本で生まれ、5歳の時にバリ島へ移住。昨年は日本を含むWSLアジア・リージョナルのQSチャンピオンとなって、シード権を獲得。世界各地で開催されるハイグレードのQSイベントに出場してCTクオリファイを目指している。
世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ!日本!
http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2693/krui-pro