ワールド・サーフ・リーグCEOのソフィ・ゴルトシュミット氏は「スポーツ・ビジネス・デイリー」のインタビューに応え、そのなかでフェイスブックとのパートナーシップや、WSL所有のケリー・スレーター・ウェイブ・カンパニーについての今後の目標に関して語った。今回は注目のウェイブ・プールに関する発言に関してお伝えしたい。
東京、オーストラリア、ブラジル、フランスでも建築計画があります。
「たとえ陸地に囲まれているとしても、このワールドクラスの波を作り出す人工ウェイブ施設は、我々をどんなマーケットへでも進出を可能にしてくれます。
我々は、すでにカリフォルニアに施設があり、2つ目の施設をフロリダで着工します。そして東京、オーストラリア、ブラジル、フランスでも建築予定になっています。それはステージ1に過ぎません。我々は、アグレッシブにさらに拡大する予定です。
最初の5〜6つの施設はWSLによってコントロールされ、それらはWSLハイパフォーマンス・センターとしてのポジションで利用されるでしょう。我々は、その施設をトップレベルのイベントだけでなく、クオリファイング・シリーズ・イベント、スペシャル・イベント、ジュニア・イベントなど大多数のイベントを行う予定です。それに加えてトレーニング施設としてプログラムされます。またメンバー制のコミュニティも利用できるようにするつもりで、多くの柔軟性を持っています。
我々は、そのウェイブ・プールを東京で建設しようとしています。
我々は、そのウェイブ・プールを時間内に東京で建設しようとしています。もしそれが実現すれば、オリンピックが我々の施設の1つで行われるチャンスがあり、それは東京オリンピックの心に残る感銘を与えるものとなるでしょう。
世界最高峰のサーファーたちが、ワールドクラス・ウェイブを起こす施設でサーフィンする姿が、ライトアップされたスタジアムでシートで観戦でき、信じられないようなカメラアングルで、そのサーファーを映し出すのです。それは現実として起こり得るのです。
まだ何も約束していませんが、我々は、それを造って、テストしてもらう必要があります。しかし、オリンピックが 人工ウェイブ施設で行われるのであれば、それはサーフィンというスポーツにとって素晴らしい機会となるでしょう。たとえ、それが海で開催されるとしても、それは素晴らしいチャンスで、我々はできる限り成功するためのサポートをしたいと考えております。」
この件に関しては、色々な場所で色々な事が噂されてきた。連盟としての声明を出したわけではないが、実際にワールド・サーフ・リーグのCEOが実名でインタビューに答えているので方向性としては確かな情報だと思える。
今後どのように動いて行くのかは定かでは無く、東京オリンピックでプールが使用されるか否かは不明だが、少なくとも近い将来、東京にケリー・スレーター・ウェイブ・カンパニーのウェイブ・プールが作られる計画が水面下で進行していると考えて間違いなさそうだ。
参照記事:
https://www.sportsbusinessdaily.com/Global/Issues/2018/02/09/People-and-Pop-Culture/Hangin-With.aspx