写真、リポート:山本貞彦 「2017 VISSLA ISA 世界ジュニアサーフィン選手権」大会5日目。昨日の雨は上がり、天候は曇りから晴れ。風はサイドオフの昼から強風。波のサイズはコシハラ、セットでムネ。上げになってモモコシにサイズダウン。
今日はボーイズのU-18、U-16はR-4、リパはU-18はR-5まで、U-16はR-4まで。ガールズはU-18、U-16の本戦はお休み。リパはU-18、U-16はR-4まで消化。
「2017 VISSLA ISA 世界ジュニアサーフィン選手権」も残り3日。一週間の長いコンテストを戦い続ける体力と強い精神力が必要とされるISAイベント。5日目にして各国の選手もリパチャージの敗者復活戦に敗れ、イベントから姿を消す選手も現れはじめた。それによりチーム・ランキングにも大きな動きがあり、チームUSAが単独でトップ。前回のチャンピオン国であるフランス、オーストラリアと日本は僅差ながら遅れをとった。日本もここが頑張りどころだ。
今日の結果。
U-18ボーイズ/R-4 三輪紘也→R-5へ
U-18ボーイズ/リパR-5 小笠原由織→リパR-6へ。大音凛太、西優司はここで敗退。今大会25位で終了。
U-16ボーイズ/R-4 上山キアヌ久里朱、安室丈→R-5へ。伊東李安琉はリパR-6へ。
U-16ボーイズ/リパR-4 鈴木仁→リパR-5へ
U-16ガールズ/リパR-4 野中美波→リパR-5へ
U-18ガールズ/リパR-2 加藤里菜はここで敗退。今大会33位で終了。
三輪紘也
波が小さくても集中力を切らさないようにしたとコメント。だから、張らない波でも丁寧に乗って。インサイドまできっちりメイク。外人選手は目を丸くしてました。これでR-5へ。
大音凛太
R-3から、R-4では波が小さい、流れも入って難しいコンディション。それでも、自由自在に波を切り刻む。さらにR-5へと勝ち進むもあとバックアップを塗りかえられず、ここで残念ながら敗退。
小笠原由織
リパの大音、西と敗退と気まづい流れ、を断ち切ってラウンドアップ。最後まで諦めないという強い気持ちが、明日へつないだ。
西優司
リパの戦いながら、これで気が楽になったか。優司らしいパワフルなライディング。もう負ける気がしない。しかし、リパR-5でUSAのLevi Slawsonに終了で9.60ポイント出されて、逆転負け。調子が良かっただけに残念。
上山キアヌ久里朱
エクセレントを出して、余裕の勝ち上がり。キレもあり、メリハリあるサーフィン。ヒートをこなすごとに調子を上げている。リズムも良し、このままFinalへゴー!
伊東李安琉
まだ小柄ながら、乗れば大きなサーフィン。つまり、点が出せるということ。しかし、ヒートでは波をうまくつかめず、リパへ回った。
安室丈
余裕でラウンドアップ。まわりがどうであれ、コンディションがどうであれ、自分の波乗りができる。丈の強さはこれだな。
野中美波
女子ではこのジャンクな波を乗りこなせない。それでも、美波は張らない波をちゃんとボトムを使ってリッピング。これで1位通過で明日へ。
鈴木仁
毎回、同時のヒートでかぶることで、応援団が分散。でも、そんなことは気にせずのオンマイサーフィン。張らない波でもキレはさすが。
加藤里菜
プレッシャーはこちらにも伝わるほど。負けての悔し涙。でも、この経験が次に繋がるんだ。
兄の加藤優典と。この時だけはリラックス
フランスチーム。
離れた高い場所からセットのうねりを確認。それを浜にいるスタッフに伝え、選手に指示。
これも一つの戦略。
アルゼンチン。
南米は熱い!ラウンドアップとなると、みんなで駆け寄って大騒ぎ。
セレモニー。
台風で亡くなったバルバドスの16歳のプロサーファー ザンダー・ベネチアを偲んで追悼。
小笠原由織
大王谷学園のみんなと勝利のハイタッチ。
野中美波画伯の作品「ドラえもん」。
The schedule for Friday’s competition is as follows*:
Podium 1 (live webcast)
7:00am-8:00am – 4 heats Boys U-18 Repechage Round 6
8:00am-8:30am – 2 heats Girls U-18 Repechage Round 5
8:30am-9:10am – 2 heats Boys U-18 Main Event Round 5
9:10am-9:40am – 2 heats Boys U-18 Repechage Round 7
9:40am-10:20am – 2 heats Girls U-18 Main Event Round 4
10:20am-10:50am – 2 heats Boys U-18 Repechage Round 8
10:50am-11:20am – 2 heats Girls U-18 Repechage Round 6
Podium 2
7:00am-8:00am – 4 heats Boys U-16 Repechage Round 5
8:00am-8:30am – 2 heats Girls U-16 Repechage Round 5
8:30am-9:10am – 2 heats Boys U-16 Main Event Round 5
9:10am-10:10am – 4 heats Boys U-16 Repechage Round 6
10:10am-10:50am – 2 heats Girls U-16 Main Event Round 4
10:50am-11:20am – 2 heats Boys U-16 Repechage Round 7
11:20am-11:50am – 2 heats Girls U-16 Repechage Round 6
11:50am-12:20pm – 2 heats Boys U-16 Repechage Round 8
2017 VISSLA ISA 世界ジュニアサーフィン選手権日本代表選手
U-18ボーイズクラス/大音凛太、小笠原由織、西優司、三輪紘也
U-16ボーイズクラス/伊東李安琉、上山キアヌ久里朱、安室丈、鈴木仁
U-18ガールズクラス/加藤里菜、川合美乃里
U-16ガールズクラス/野中美波、中塩佳那
■大会開催概要
大会名称 :2017 VISSLA ISA 世界ジュニアサーフィン選手権
(英字)2017 VISSLA ISA World Junior Surfing Championship
開催期日 :2017年9月23日(土)~10月1日(日) =9日間=
開催場所 :宮崎県日向市お倉ヶ浜海岸
大会公式ページ:http://isaworlds.com/juniors/2017/en/