ASPトップ34は、ラウンド3でエレクトリック・サーフィンを見せる。

ASPトップ34は、ラウンド3でエレクトリック・サーフィンを見せる。 


Michel Bourez (PYF),© ASP/ SCHOLTZ

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スナッパー・ロックス、クイーンズランド/オーストラリア(2013年3月10日日曜日)2013年のASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー(WCT)開幕戦「クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト」は、クリーンな2−3フィートのスナッパーロックスで、残りのラウンド2の8ヒートと、ラウンド3のヒート6までが終了。ワールド・ベスト・サーファー達は、素晴らしいハイパフォーマンス・サーフィンをディスプレーした。

 

本日の大注目のヒートの一つであったASPワールド・チャンピオンに君臨するジョエル・パーキンソン(AUS)と、リーサル・ワイルドカードのデーン・レイノルズ(USA)のカード。本日の最終ヒートで戦ったパーキンソンとレイノルズのふたりは、ハイスコアを叩き出して、ビーチを埋め尽くしたギャラリーを大いに盛り上げた。レイノルズのインプレッシヴなディスプレイにも関わらず、パーキンソンはヒート中盤に、彼のホームブレイクでフォアハンドのエレクトリック・ディスプレーで9.87をスコアして勝利を封じた。

 

「かなりエキサイティングだった」と、パーキンソンが言った。「デーン(レイノルズ)はどんな場所でもベスト・パフォーマンスを見せてくる。僕はヒートの前に緊張したよ。そのヒートは波の勝負になった。そして、ミッド・ヒートに今日の午後のベター・ウェイブの1つをゲット出来たんだ。彼には失うものはない。僕のヒート組の中で一番危険サーファーだったから、彼を下せて凄く自信が持てた。とはいえ今シーズンは覚悟している。自分は自分のサーフィンに自信を持って、開幕戦を楽しむつもりだよ。」パーキンソンは、本日の勝利でラウンド4進出が決定。初のASPワールド・タイトル防衛へ向けて素晴しいスタートを切る。「ラウンド4進出。それがスタートだね。本当に多くの素晴しいサーファーが勝ち上がっている。戦いは、まだまだ続くよ。」

 

今日の午後に行われたラウンド3のヒートで、アレホ・ムニーツ(BRA)に対したミシェル・ボウレズ(PYF)は、そのヒートを完全に支配し、信じがたい17.90というヒートスコアをマークして勝ち上がった。「僕はヒートの早い段階でリードをとったので、ずっとリードをキープしなくてはならなかったんです。本当にトリッキーなヒートだった。」と、ボウレズが言った。「アレホは、反撃しなければならなかった。ヒートを通して彼は積極的に攻めてましたね。持ち堪えられ、イベントでサーフィンを続けられて嬉しいです。波はかなりファンなので、残りのイベントも、波が続いてくれることを願います。」

昨年のクイックシルバー・プロ・ゴールド・コーストの勝利者であるタジ・バロウ(AUS)は、今日の午後に行われたラウンド3で、17才の2013年ASPドリーム・ツアー・ルーキーであるフリーペ・トリード(BRA)との銃撃戦を生き残った。ブラジリアンによるエアリアルの猛攻撃に対し、バロウは非常に鋭く正確なパワー・サーフィンで勝利を手に入れた。

 

「ツアーでは、すべてが当たり前と思っちゃ駄目。と、バロウが言った。「ルーキーでさえ、みんな素晴らしい。フリーペ(トリード)は、すべてのトリックをもっている。そして、彼の成功率は本当に高い。僕は彼より良い波を捕まえて、自分に必要なことを決めることが出来た。ラウンド4へ勝ち上がれて本当に嬉しいよ。良い波が続いて欲しいね。」

 

一方、ダスティー・ペイン(HAW)は、朝のオープニング・ヒートで昨年のASPワールドNo.10のオーウェン・ライト(AUS)を下す大番狂わせを引き起こした。素晴しいポテンシャルを持ち、その才能を誰もが知りながらも、ツアーの中で自分の居場所を見つけるのに苦労しツアー3年目を迎えたペイン。ライトの一貫した正確なサーフィンに対して、ペインのラウンド2の勝利は、彼のサーフィンがコンペティションのエリートレベルであることを証明するには十分なものであった。

 

「ここ数シーズン、僕は怪我に対処しなければならなかった 。だから自分のやりたいパフォーマンスが出来なかった」と、ペインが言った。「いまは体調は万全です。自分のサーフィンを取り戻すために、多くのトレーニングをやって来ました。でも低いシードでツアーを続けるのは辛いですね。一番タフな選手と当たりますから。オーウェン(ライト)に対する勝利は、良いスタートです。そして、次のラウンド3では、かなりタフな誰かと当たるんですよ。」コンペティションが再開するとき、ラウンド3のヒート7で、ペインは11-タイムASPワールド・チャンピオンのケリー・スレーター(USA)と戦う。

 

明日のファーストコールは現地時間7時30分となる。

ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)が怪我のため棄権。

 

既に速報でお伝えしたように、2012年のASPワールドNo.4でASPドリーム・ツアー2年目のジョン・ジョン・フローレンス(HAW)が、エクスプレッション・セッションの間に足首を痛めてしまったことを理由に、クイックシルバー・プロ・ゴールド・コーストを棄権した。

 

フローレンスは火曜日に行われたカイ・オットン(AUS)とパトリック・グダスカス(USA)とのラウンド1のヒートで納得のいく勝利を手に入れ て、シーズン・オープニング・イベントでビッグリザルトを記録する選手として注目を集めていた。しかし、土曜日のエクスプレッション・セッションで試みた フル・ローテーション・エアリアルで足首を痛め、ラウンド3のヒート1の開始を直前にして、欠場することを決定。対戦予定だったアダム・メリング (AUS)はラウンド3をスキップして、ラウンド4へ勝ち上がった。次のコンテストが迫っているだけに、フローレンスの怪我の度合いなどが気になるところ。新しい情報が入り次第またお伝えします。

 

 

残っているクイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト・ラウンド2結果:
ヒート5:ダスティー・ペイン(HAW)14.44 def.オーウェン・ライト(AUS)14.43
ヒート6:ジェレミー・フローレス(FRA)15.23 def.ラオニ・モンテイロ(BRA)11.34
ヒート7:C.Jホブグッド(USA)15.00 def.ティアゴ・ピレス(PRT)13.66
ヒート8:ナット・ヤング15.50(USA)def.エイドリアン・バカン(AUS)12.60
ヒート9:アダム・メリング(AUS)15.90 def.ダミアン・ホブグッド(USA)8.80
ヒート10:フリーペ・トリード(BRA)13.80 def.キーレン・ペロー(AUS)12.60
ヒート11:カイ・オットン(AUS)14.90 def.グレン・ホール(IRL)11.10
ヒート12:セバスチャン・ジーツ(HAW)16.37 def.コロヘ・アンディーノ(USA)14.93

 

クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト・ラウンド3結果:
ヒート1:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)棄権のためアダム・メリング(AUS)が不戦勝。
ヒート2:ジェレミー・フローレス(FRA)15.50 def.カイ・オットン(AUS)13.13
ヒート3:タジ・バロウ(AUS)14.66 def.フリーペ・トリード(BRA)13.43
ヒート4:ジュリアン・ウィルソン(AUS)13.80 def.セバスチャン・ジーツ(HAW)12.27
ヒート5:ミシェル・ボウレズ(PYF)17.90 def.アレホ・ムニーツ(BRA)17.57
ヒート6:ジョエル・パーキンソン(AUS)16.04 def.デーン・レイノルズ(USA)14.77

 

残っているクイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト・ラウンド3マッチアップ:
ヒート7:ケリー・スレーター(USA)対ダスティー・ペイン(HAW)
ヒート8:C.Jホブグッド(USA)対ビード・ダービッジ(AUS)
ヒート9:ジョシュ・カー(AUS)対マット・ウィルキンソン(AUS)
ヒート10:ガブリエル・メディーナ(BRA)対ブレット・シンプソン(USA)
ヒート11:ジョディ・スミス(ZAF)対トラヴィス・ロギー(ZAF)
ヒート12:ミック・ファニング(AUS)対ナット・ヤング(USA)

 

日本語中継及びコンテンツサイト

quiksilverlive.com/progoldcoast/2013/