写真、リポート:山本貞彦 愛知県田原市伊良湖(2017年7月30日、日曜日)JPSA ショートボード第3戦「夢屋サーフィンゲームス 田原オープン」大会最終日。
男子のクォーターファイナルからスタート。波はサイズダウンのムネカタ。見た目はライダブルであるものの、風が入り、張る波と張らない波の差が激しい。当てづらく、とりあえず乗って確かめるしかないようだ。
男子決勝。
ヒート前半は加藤嵐がリード。それを佐藤魁がひっくり返し、試合終了が迫る中、野呂海利がセットの波を掴んで逆転。このまま海利が初優勝かと誰もが思ったが、タイムアップ寸前、加藤の大逆転で幕を閉じた。
女子決勝。
脇田紗良がテンポよく、終始リード。ハイポイントは野中美波。しかし、バックアップが見つけられず。高橋みなと、宮坂莉乙子は早い波に手こずり、紗良が逃げ切り初優勝。
JPSA ショートボード第3戦「夢屋サーフィンゲームス 田原オープン」
男子
優勝:加藤嵐
2位:野呂海利
3位:佐藤魁
4位:辻裕次郎
女子:脇田紗良
2位:野中美波
3位:高橋みなと
4位:宮坂莉乙子
敢闘賞男子:堀越力
敢闘賞女子:西元ジュリ
加藤嵐
JPSAは2011年の茨城以来の優勝。今回は嵐の実力が発揮されたヒートだった。スキルだけでなく、追い込まれた時の瞬間のヒラメキ。波を見る観察眼。全てがうまく噛み合った。これも昨年のグラチャン経験からか。おめでとう!
野呂海利
この大会での試合運びは、今までの海利とは大違い。R-1からヒートの組み立ても良かった。JPSAの初ファイナルで、準優勝。この経験は明日へ繋げられるね。おめでとう!
佐藤魁
バリの優勝も記憶に残るが、今回も決勝へ。メンタルも強くなったな。というより、試合を楽しんでいる感じ。今年の魁は自信に満ち溢れてる。
辻裕次郎
決勝では波とうまく噛み合わなかったが、やはりスピードある演技は見てて爽快。ボードコントロールも自由自在。何をやってくれるか、期待させる選手の一人。
脇田紗良
昨年もこの田原で2位だったので、絶対優勝したかった。今年はこの勢いのままグランドチャンピオンを狙いに行くと力強いコメント。
実力は伸び盛り、このまま経験値を増やしていけば、狙えるぞ。Go!紗良!
父はヒート中もアドバイス。
落ち着け!自分のサーフィンをしろ!とアドバイス。母、兄と家族一丸の勝利でもある。おめでとう!
野中美波
伊豆に続き、2連勝とはならなかったものの準優勝は立派。身体は小さいけど、サーフィンはデカく見えるんだよね。美波ももちろんグラチャン狙えます。なので、スポンサーへのサインはもう少しデカく書きましょう(笑)。
高橋みなと
波に乗れば、いいんだけどね。それが課題。でも、着実にスキルアップしている。次は優勝だ。
宮坂莉乙子
スピードある演技から出される技はヒラメキ型。これを自分でコントロールできるようになったら、強くなる。
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