西慶司郎がWSLアジアの記念すべき第1回大会となるWSL-QS1000「クルイ・プロ2017」でQS初優勝

優勝した西慶司郎 Credit: © WSL / Tim Hain

タンジュン・スティア・ビーチ、スマトラ、インドネシア(2017年4月20日木曜日)今シーズンからスタートした、WSLアジアの記念すべき第1回大会となるWSL 男女QS1000イベント「クルイ・プロ2017」が、南スマトラで終了。

 

メンズ入賞者 Credit: © WSL / Tim Hain
メンズ入賞者 Credit: © WSL / Tim Hain

 

 

日本の西慶司郎が見事優勝し、WSLアジアの記念すべき第1回大会のタイトルを手中に収めた。日本のサーフィン界では注目の西3兄弟の次男である西慶司郎。兄の修司や弟の優司とともに、そのポテンシャルの高さは誰もが認めるものだった。

 

Krui Pro 2017 / Men’s Finals Highlights

 

昨年の秋にポルトガルで行われたISA世界ジュニアには日本代表選手として出場するも、試合中に足を骨折してしまった西慶司郎。そこから半年、リハビリを続け、今シーズンは先週まで行われていたJPSAの開幕戦のためにバリ島を訪れた。結果は残せなかったものの素晴らしいバックハンドのパフォーマンスを見せた西。

 

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そして、南スマトラの素晴らしいレフトハンダーで開催された今回のQS1000イベント「クルイ・プロ2017」では、イベントを通してフォアハンドでエクセレントに近いスコアを連発。さらにファイナルでは9.00ポイントをスコアして圧勝。キャリア初となるビッグ・タイトルを手に入れ、怪我からの完全復活をアピールするには十分な勝利となった。

 

2位のモーゼ・レ・グライスと握手を交わす西。Credit: © WSL / Tim Hain
2位のモーゼ・レ・グライスと握手を交わす西。Credit: © WSL / Tim Hain

 

「最高に嬉しいです!」と、西は言った。「我々は一週間ずっと素晴らしい波で試合ができましたが、ファイナルで最大のベスト・ウェイブで出来たことは本当に運がよかったと思っています。

 

西慶司郎 Credit: © WSL / Tim Hain
西慶司郎 Credit: © WSL / Tim Hain

 

「ヒートは接戦だったので、ビッグなターンをするために、オープン・フェイスの波を見つけなければならないと思っていました。そして、最後にあの良い波を見つけられて勝てたのです。優勝できたなんて信じられないです。この場所がすごく気に入ったので、来年も絶対この場所に戻ってくるつもりです。」

 

Krui Pro 2017 / Woman’s Finals Day Highlights

Credit: © WSL / Tim Hain
ウイメンズの入賞者 Credit: © WSL / Tim Hain

 

また、オール・オージーのウイメンズ・ファイナルは、ルーシー・キャリスターが、エリー・フランシスを下して優勝。今回のイベントでは川合美乃里、都築有夢路がセミファイナルまで進出。惜しくもファイナル進出は果たせなかったが第3位という結果を手に入れた。

 

都築有夢路
パワー溢れるサーフィンで大健闘した都築有夢路

 

WSLアジアツアーは、第2戦として4月23日~27日、QS1000「Komune Bali Pro pres. by The Mad Hueys 」をバリ島のクラマスで開催。このイベントにも多くの日本人サーファーが出場予定。

 

世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ!日本!

 

オフィシャルサイト:

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mqs/2347/krui-pro-2017/live