Da Hui Backdoor Shootoutで起きた、カラニ・チャップマンのパイプラインでの溺死寸前のワイプアウト映像

 

ハワイ・ノースショアにビッグ・スウェルがヒットし、パイプラインで開幕した「Da Hui Backdoor Shootout 2017/ダ・フイ・バックドア・シュートアウト in Memory of Duke Kahanamoku」」。

このバックドア・シュートアウトは、4人編成の8スポンサーチームで出場。ゼッケンを着けないで行われるヒートは、各選手が同じヒート数をサーフし、ベスト4ウェイブの合計で勝敗を決定。独自のオリジナルルールに加え、巨額のエントリー費と勝者総取りという他のコンテストとは一線を画するイベントである。

 

そんなイベントの大会2日目。時間が経つにつれてサイズアップし、コントロール不可能な状態に。そして、その日の最終ヒート。パイプラインのセカンドリーフでセットを掴んだ、ベテランのパイプ・スペシャリストであるカラニ・チャップマンは、インサイドまで波を乗り継いだが、ダブルアップするドライリーフのインサイドのバレルでワイプアウトした。

 

水面に現れないチャップマンの状態を察知したウォーター・パトロールと仲間のネーサン・フローレンスとセス・モニーツが、意識不明で溺れかかったチャップマンを海の中から引きずり上げ救出。

 

応急処置で息を吹き返したチャップマンは、救急車で病院へ搬送。幸い救急車が病院に出発する頃には意識が戻ったようだが、改めてハワイ・ノースショアの波の恐ろしさを思い出させる事件となった。1日も早い彼の回復を祈りたい。

 

下記は「Da Hui Backdoor Shootout 2017/ダ・フイ・バックドア・シュートアウト in Memory of Duke Kahanamoku」」は大会3日目のハイライト。

 

パイプラインでは過去にも多くのサーファーが大怪我をしている。昨シーズン、オーウェン・ライト、ビード・ダービッジ、エヴァン・ガイゼルマンの怪我も記憶に新しい。この素晴らしい波は、間違えば大怪我だけでなく、サーファーを死にも至らしめる壮絶なものだということを肝に銘じておきたい。