小野嘉夫、19年間の選手生活にピリオド。JPSA第5戦「I.S.U茨城サーフィンクラシック さわかみ杯」

小野嘉夫、19年間の選手生活にピリオド。JPSA第5戦I.S.U茨城サーフィンクラシック さわかみ杯 


小野嘉夫の新しい門出を祝福する多くの人がビーチに駆け付けた

 

2015年9月3日(土)、茨城県大洗町 大洗海岸:茨城県大洗町大洗海岸で開催中のJPSAショートボード第5戦「第21回 I.S.U茨城サーフィンクラシックさわかみ杯」は大会3日目。

 

茨城出身のプロサーファー小野嘉夫。1998年にJPSA公認プロとなり、茨城を代表するプロサーファーの1人として活躍。シェイプも父の後を継いで始めた。茨城プロ軍団の兄貴として多くの人から慕われてきた小野芳夫は、惜しまれつつも本日のヒートをもって選手生活にピリオドを打った。

 

19年間、お疲れ様でした。

 

 

19年間のプロツアー。
これが最後の試合となります。

JPSA大洗=小野嘉夫
そんな代名詞がいつのまにか付き、優勝して最高に盛り上げようと、まわりの期待に応えようと僕なりに頑張ってきました。

プレッシャーに押しつぶされたり、逆に力に変わったり、毎年毎年この大会だけは本当に苦しかったですけど、そんな思いが出来たことはとても幸せな事だったと思います。

 

 

最後のヒートとなったラウンド3ヒート6に向うヨシオ
キレたフォアハンドのヴァーティカルなアプローチでギャラリーを沸かせた
ビーチには小野嘉夫のために多くの仲間が集まった
感動をありがとう!


昨日から波はサイズダウンのコシハラ。朝一はセットの数はまばらで、フェイスは張らず。インサイドまでどう繋ぐか。

 

必ず上位に入リ、調子を上げている加藤嵐。

 

引いてくればサイズアップとなるものの、リーフの岩などで波のブレイクは相変わらず不規則。乗れそうで、乗れない。また、乗らないとブレイクがわからない。

 


安井拓海はR5進出

 

 

さらに、潮の動きでポイントが刻々とずれて、選手は右往左往する難しいコンディション。プライオリティールールありの右か、左か。そのポジショニングで勝負を賭ける展開となった。

 

 

川合美乃里
今大会は追い詰められても逆転で魅せる。QFではスピード、パワーの2発で10ポイントをゲッツ!

武知実波
ヒートを戦うごとに調子を上げてきた武知実波。波が不規則ながら、レールワークは見事。ヒートでは落ち着くことを心掛けたとコメント。

渡辺愛
まだ経験不足ながら、波さえ来れば点を出せる。力は未知数。これからが楽しみだ。

西元萌エミリー
前回の新島の大会で妹が優勝。姉として妹には負けられないということで、今大会は積極的にアプローチ。難しい波にも上手く合わせてセミファイナルに進出。

田中大貴
痛恨のプライオリティーインターフェア。逆点を賭けたとはいえ、ポジショニングを間違えた。サーフィンが良かっただけに惜しい。これを糧に次回は爆発してほしい。

大澤伸幸
基礎が出来上がった下半身。ガッチリしているだけに安定感は抜群。もっとサーフィンが上手くなりたいと、今の若手に刺激を受けていることが今のモチベーションと語る。

小野嘉夫
この茨城の大会で自分のキャリアを終わらせることはとても光栄。まだイケるとの問いに、良い時に終わらせるのもありと考えたとコメント。お疲れ様でした!

沼尻先輩から祝福のビールかけ。と記念撮影。
子供達からは花束の贈呈。

スケートスクールも開催。
石崎孝行
逆転賭けてインサイドまで。サイドフィンをがもげるほどのクラッシュで残念ながらの敗退。

西元ジュリーはセミファイナル進出ならず。
明日はラウンド5を戦う小林桂
圧倒的な強さを見せた大澤伸幸
確実にラウンドアップを重ねる村上蓮だったが、ポイント伸びず敗退。
ラウンド1から4まで勝ち上がった高橋秀平
惜しくも敗退となった渡辺寛

 

明日は会場に選手集合AM 6:30。明日はいよいよファイナルデイ。勝利の王冠は果たして誰の手に。


 

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今回もサーフメディアでは現地から最新情報をお伝えしますのでお楽しみに。

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今回もライブ中継が行われるので要チェック!

ライブ中継はこちら。http://www.namiaru.tv/ust/jpsa/

 

取材、撮影:山本貞彦