
仲村拓久未がラウンド4進出。大原洋人は痛恨のインターフェア。【ICHINOMIYA CHIBA OPEN】

一宮、千葉、日本(2016年5月24日火曜日):千葉県長生郡一宮町釣ヶ崎海岸(志田下ポイント)で開催中のWSL-QS6000【ICHINOMIYA CHIBA OPEN】は大会2日目。
ウェイブ・サイズは昨日から2フィートにダウンしたものの、コンディションはクリーンな状態をキープし、メンズのラウンド2ヒート13からラウンド3のヒート14までが行われた。
ラウンド3からはトップシードが登場。サーフィンレベルは更に跳ね上がった。今回のイベントにはカノア五十嵐をはじめ、デイビー・キャスルズ、ダスティ・ペインなどのトップサーファーの欠場が急遽決まり、ファンにとっては非常に残念なものとなったが、それでも想像を遥かに超えるハイレベルなサーフィンが千葉で繰り広げられている。

地元千葉の大声援を受けて、注目の大原洋人が本日の最終ヒートに登場。そしてラウンド2でエクセレントをスコアして勝ち上がった絶好調の仲村拓久未が、アリツ・アランブルー、ホセ・フェレイラと対戦。
ヒートは、アランブルーがスタートからレフトブレイクをキャッチ。バックハンドでエクセレントを含むベスト・スコアをまとめる。

仲村拓久未もバックハンドのヴァーティカルなリエントリーで6.33をスコア。5.83でバックアップして2位に付ける。大原洋人はファーストウェイブでライトブレクをつかみ、クリティカルなセクションでのターンで6.10をスコア。

しかし後半に入り、仲村がプライオリティを持っている中、大原洋人が仲村に痛恨のインターフェア。そのまま仲村は2位でラウンドアップ。大原洋人は4位で敗退となった。

ラウンド3ヒート13では、安井拓海、脇田泰地が、コナー・オリアリー、ミッチェル・ジェイムスと対戦。スタートからコナーがレフトでスコアを揃える。パワフルなカーヴィングターンのコンビネーションで、エクセレントの8.00をスコア。更にバックアップを7.10をスコアして一気に15.10と下位の選手をコンビネーションに追い込む。

脇田もコナーと同じピークを使いスコアを重ねるもスコアは伸びない。ジェティ脇のライト狙いの安井拓海はじっくりと波を選び、ファーストウェイブで5.50をスコア。更にバックハンドで4.10をスコアして3位に付ける。しかし、ふたりのオージーがリードを広げ、安井と脇田もここで敗退となった。

そのほかの男子のラウンド2では、大橋海人、新井洋人、辻裕次郎、加藤嵐、渡辺寛が惜しくも敗退。田中英義と林健太はラウンド3で敗退。
これで日本チームは今日勝ち上がった仲村拓久未と、本日ヒートが無かった、地元一宮の期待を背負い登場する稲葉玲王の2名となった。








ワールド・ジュニア・チャンピオンシップで第2位となった、グアドループのティモティー・ビッソは、電光石火のクイック・サーフィンで、17.33という本日のハイエスト・ヒート・トータルを叩き出した。

オープンフェイスのライトハンダーをつかみ、16.83のインプレッシブ・ヒート・トータルをマークしたのはビノ・ロペス(BRA)

フランスのマーク・ラコマーは、ソリッドなエア・リバースで7.03をスコアし、2つのビッグ・バックハンド・スナップで7.67をスコア。バックアップして、ファースト・ポジションへ
「今日はターンでスコアを出せなかった。でもエアを成功出来て良かったです。試合が始まる前には凄く良い波が来ていたので、再び週末に波が上がって来ることを願いたいですね。」

元チャンピオンシップ・ツアー(CT)コンペティターのヘイター・アルベスは、航空会社から自分のボードケースが届かずに、借り物のサーフボードで戦いに挑んだ。

マッシヴなパワー・ターンで知られるウエイド・カーマイケルは、昨日のスモール、クロス・ショア・コンディションで、パーフェクトなヒートを演じたヤゴ・ドラに打ち勝った。

3年前にこの志田で行われたQSイベントで優勝したミッチ・クルーズ。多くのソリッド・フォアハンド・スナップで9.57という本日のハイエスト・シングル・ウェイブ・スコアを記録した。
5月25日(水)は6:30AMファーストコール。メンズのラウンド3ヒート15から再開予定。
5月19日(木)から30日(月)までのコンテスト開催期間中に無料バスを運行。詳しくはこちらをご確認下さい。
目が離せないQS6000 ichinomiya chiba open! この歴史的瞬間を見逃すな!
【ICHINOMIYA CHIBA OPEN powered by GoPro 】
QS Men’s 6000 QS Women’s 1000
日程:2016年5月23日(月)~30日(月)
場所:千葉県長生郡一宮町釣ヶ崎海岸(通称:志田ポイント)
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