日本勢が敗退するなか林健太がR3進出。WSL-QS6000【ICHINOMIYA CHIBA OPEN】開幕
一宮、千葉、日本(2016年5月23日、月曜日):WSL-QS6000【ICHINOMIYA CHIBA OPEN】がいよいよ釣ヶ崎海岸(志田下ポイント)にてスタート。メンズのラウンド1からラウンド2のヒート12までが行われた。
志田ポイントはクリーンな2~3フィートのビーチ・ブレイクで、来日した多くのトップサーファー達に、パフォーマンス・サーフィンに絶好のキャンバスを提供した。
初来日となった、2016年のオーストラレーシア・ジュニア・クオリファイ・シリーズ(JQS)のチャンピオンとなったイーサン・ユーイング(AUS)。彼のフォーカスはジュニアからQSイベントに完全にシフトしている。
ラウンド2から登場のユーイングは、カレント・ジュニア・ワールド・チャンピオンのルーカス・シルヴェイラと対戦。見事1位でラウンドアップを決めた。
「これは僕がこれまで出場した中で最大のイベントなんです。」と、ユーイングが言った。「ルーカスのような選手と当たるとかなり気が重いですね。ヒートの前には本当にナーバスになっていました。
自分のサーフィンが出来る波を何本が掴めて良かったです。JQSはもう終わったので、このようなビッグなQSイベントに集中することが出来て嬉しいですね。」
ハワイのトリー・マイスター(HAW)は、パワーとプログレッシブ・サーフィンを素晴しく組み合わせたライディングを披露して、ラウンド3へ勝ち上がった。マイスターは極めてテクニカルなインバーテッド・アリーウープ・エアリアルでエクセレントな8.00をスコアして、ラウンドアップ。
「どの波に行けば良いか分からなかった。だから、あの波に行ったんです。着地したあとも、いくつかのターン・セクションがあって、最高でしたね。10年位日本には着ていなかった。だから最高ですね。日本大好きなんですよ。」
2つのチャンピオンシップ・ツアー・イベントに出場し、予想以上の活躍を見せている、レオナルド・フィオラバンティ(ITA)は、レイティング・リードをキープするためにQSイベントに戻って来た。
2つのマッシヴなパワー・ターンでエクセレントな8.83を記録し、ヤング・イタリアンのセンセーション・キャンペーンがスタート。16.63のヒート・トータルで圧倒的な勝利を手に入れた。
「自分のメジャーフォーカスはQSイベントなので、今年のシーズンスタートの頃のイベントと、このイベントの違いはあまり感じないですね。CTイベントでスコアを出せたから、そこに参加することで自信が付きました。同様にこのようなイベントで良い得点が出せるのです。ヒートを勝ち上がれて嬉しいです。」
ブラジリアンのヤゴ・ドラ(BRA)は、19.17という信じられないヒート・トータルを記録。なぜ彼が最もエキサイティングなサーファーとして有名なのかを証明してみせた。
ドラは、彼のファースト・ウェイブで巨大なローテーション・フロント・サイド・エア・リバースをメイクし9.50を記録した。さらに、それをマッシヴなバックハンド・ターンで9.67をスコア。他の選手をコンビネーションで下した。
「凄く楽しかったですね。」と、ドラが言った。「僕はファースト・エアを成功させて、自信を感じていたんです。波がかなり早かったので、エアしかやれることがないと思っていたんですよ。」
そのヒートで第2位で勝ち上がったのはカイ・ヒング(AUS)。「今日あのバンクでいくつかの良い波を手に入れていたんです。」と、ヒングが言った。「ちょっと早かったけど、エアには良い波で、バックアップが見つかられなければ、場所を移動しようと思っていたんです。」
昨日行われたジャパントライアルから本戦の出場権を得た林健太は、この志田での経験値を使い、10.37のヒート・トータルでラウンド3へ勝ち上がった。
「今日の志田の波は凄くトリッキーでした。」と、林健太が言った。「いくつかのアベレージ・スコアを必要とすることは分かっていました。今日はハイスコアを2本揃えるのはハードですからね。ここでの経験が自分のアドバンテージになったと思います。トライアルから勝ち上がって、ラウンド3まで来れてエキサイトしますね。
ビッグイベントが日本に戻って来たことはこの国にとって凄く良いことだと思います。インターナショナルの選手を見ることはローカル・サーファーにとって本当に素晴しいことですからね。」
本日は、ラウンド1から林健太2位でラウンドアップ、塚本勇太3位、田中海周3位、小川幸男4位、河村海沙4位、児玉椋3位、西優司は1位でラウンドアップ、森友二3位、脇田泰地は2でラウンドアップ、佐藤魁3位、小林桂3位、野呂海利4位、松下諒太4位、渡辺寛、加藤嵐は1位でラウンドアップ、堀越力は4位敗退となった。
ラウンド2からは、WSLワイルドカードで大澤伸幸が登場するも4位敗退、同じヒートの林健太が2位でラウンドアップ、喜納海人は1位でラウンドアップ、西優司は3位敗退、大野修聖は4位敗退となった。
明日男子のラウンド2には、仲村拓久未、大橋海人、脇田泰地、新井洋人、辻裕次郎、加藤嵐、渡辺寛。
ラウンド3のトップシードで登場は大原洋人、イベントワイルドカードで安井拓海、田中英義、稲葉玲王もラウンド3から出場。
明日は6:30AMファーストコール。朝のコンディションで何をやるか決めます。女子も待機。男子ならR-2 H-13から24の予定。
5月19日(木)から30日(月)までのコンテスト開催期間中に無料バスを運行。詳しくはこちらをご確認下さい。
目が離せないQS6000 ichinomiya chiba open! この歴史的瞬間を見逃すな!
【ICHINOMIYA CHIBA OPEN powered by GoPro 】
QS Men’s 6000 QS Women’s 1000
日程:2016年5月23日(月)~30日(月)
場所:千葉県長生郡一宮町釣ヶ崎海岸(通称:志田ポイント)
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オフィシャルサイト:
http://www.worldsurfleague.jp/
http://www.worldsurfleague.com/events/2016/mqs/1441/ichinomiya-chiba-open
今日は朝からオフの頭〜頭半。昼過ぎにオンに風が回るも、コンデイションは終日キープ。素晴らしい演技のオンパレードとなった。
トップからボトムに降りる時もレールを入れて加速している。これができれば、速い波でも余裕で抜けられる。これは課題だ。