タジ・バロウ(AUS)が2年連続でクラマスを制す。WSL-QS1000「コムネ・バリ・プロ」
(クラマス・ビーチ、バリ・インドネシア:2016年5月7日土曜日):インドネ シア・バリ島のワールドクラス・リバーマウス、クラマスで開催中のWSL-QS1000(クオリファイング・シリーズ)「コムネ・バリ・プロ Presented by The Mad Hueys」が終了。
バリのベスト・ライトハンダー・クラマスはファイナルデイに相応しい4~6フィートのコンディションとなり、今シーズンでリタイヤを決めたタジ・バロウが2年連続で優勝した。
そのファイナルは、今回のダークホースである、オーストラリアのセントラルコースト出身のシェーン・ホームズが終始リード。しかしバロウが終了間際に勝利をつかみ取った。
ファイナルでコンビネーション・シチュエーションに追い込まれたバロウは、根気よく波を待ち続け、いくつかのスムーズなフィニッシュ・ターン・セクションのあるロング・ホロー・ウェイブを見つけ出した。
そして、ニード8.70の状況でファイナル最大セットをキャッチ。ストールからバレルをメイクすると、2つのビッグターンで9.67をスコア。18.74というイベント・ハイエスト2ウェイブ・トータルを叩き出して、大逆転で勝利を手に入れた。
「あの最後の波が来るまではシェーンの勝利を祝福しようとしていたんだ。」と、バロウが言った。「あの波がバレルになるとは思わなかった。でもサイズがあったから、出来る限り思い切りハードにストールして、そのあと2つのターンも入れられた。スコアは出たなって感じたよ。最高の贈り物だった。」
昨年のイベントで優勝した時も終了間際の大逆転だったバロウ。20年の選手生活で培った経験があったからこそ、最後まで冷静に居れたのだろう。
「正直なところ、僕はこのコンテストまでシェーンの事を聞いたことが無かった。彼のサーフィンを見たとき本物だと思ったよ。僕は彼がジョエル(パーキンソン)を倒して、ファイナルまで勝ち上がったのを見て、手加減無用だって思っていたんだ。
ここで2年連続で優勝出来たなんて信じられないよ。本当にこの波が大好きなんだ。自分のとって最後になるWSLイベントのひとつとして最高だった。これ以上の幸せはないよ。」
今シーズン2度目のファイナル進出で今回第2位となったシェーン・ホームズには勢いがあった。クオーターファイナルではジョエル・パーキンソンをを破り、ファイナルも終始リードした。しかし、最後の最後でビッグな勝利を逃した。
「本当に素晴らしい経験でした」と、ホームズが言った。「タジは自分の大好きなサーファーの1人で、この素晴らしい波で彼とファイナルを戦えたなんて信じられないです。タジ、パーコ、ブルース(アイアンズ)などがいる、僕が経験した中では最もハードなQS1,000イベントでした。」
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