番狂わせ続出! JPSA「I.S.U茨城サーフィンクラシックさわかみ杯」男子8強、女子4強が確定
2015年9月5日(土)、茨城県大洗町 大洗海岸:茨城県大洗町大洗海岸において開催中の、JPSAショートボード第6戦「第20回 I.S.U茨城サーフィンクラシックさわかみ杯」は大会3日目。会場の今日の天候は曇りで晴れ間もあり風は無風。波はムネカタとサイズアップ。
本日は、男子ラウンド3からスタートし、女子はQFまで男子ラウンド5まで行われ、男子ベスト8、女子ベスト4が確定した。
朝のうちはセットのサイズはあるものの、ハイタイドでブレイクする波数も少なかった。しかし午後になりロータイドで波数も増え、グッド・コンディションで選手達のハイパフォーマンスが披露された。
しかし今日の会場の波はサイズアップしたものの、ミドルではコブもあり、よじれてパワーもダウン。ここをどうインサイドまで繋ぐか。これでポイントはアベレージか、グッド、エクセレントかの境目となった。
安井拓海がパーフェクト10
そんな中で、スペインのWSL-QSイベントをキャンセルし、優勝するために茨城のJPSAを選んだ安井拓海が、ラウンド5の最終ヒートで、クリティカルなセクションでのフォアハンドのターンと最終セクションでのエアリバースをコンビネーションさせ、大会初のパーフェクト10をスコア。第1位で明日のクオーターファイナル進出を決めた。
また今回、好調な山中海輝も、レフトのビッグセットをキャッチし、激しいバックハンドサーフィンを披露。エクセレントの9.65をスコアして、JPSA初のベスト8進出を決めた。
また、西修司も高速なフォアハンドでレフトブレイクを切り刻み、エクセレントの 8.00にバックアップ7.00でヒートスコア15.00をマーク。
大澤伸幸も、エクセレントの 8.50にバックアップ6.25で14.75のヒートトータルを叩き出した。
加藤嵐も、ラウンド4ではエクセレントの9.75にバックアップ7.00で16.75のヒートトータルをマーク。
パーフェクト10をスコアした安井拓海は、ラウンド4でも9.50と8.50の2本のエクセレントで、18.00という今回のイベン最高点をマーク。今回の優勝候補 の一人である事は間違いない。
仲村拓久未が、まさかの敗退。
一方で、番狂わせも続出。昨日までラウンド1から物凄いサーフィンを見せていた、前回のオールジャパン優勝者である村上舜と大橋海人が続けて敗退。
そして、カレントリーダーでグランドチャンピオンも目前の仲村拓久未が、まさかのファースト・ラウンド敗退という大番狂わせが起きた。仲村拓久未はR4-H8で波を取り合った山中海輝にパドリングインターフェアを取られた。それが最後まで仲村を苦しめる結果となってしまったのだ。
現在ランキング2位の加藤嵐、3位の大澤伸幸という後半に入り調子を上げている二人がクオーターファイナル進出を果たしており、このチャンスに一つでも多くポイントを稼ぎ、仲村との差を縮めたいところだ。
女子では、カレントリーダーの田代凪沙と庵原美穂のグラチャン対決、そして宮坂桃子、莉乙子姉妹による一対一の対決も注目だ。
今回もサーフメディアでは現地から最新情報をお伝えしますのでお楽しみに。
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佐藤和也。今年からビラボンチームのコーチとして帯同。選手にとっても力強い味方だ。
ダレン・ターナー。JPSAの試合離れていたものの、パワフルなサーフィンは健在。
山中海輝。怪我からのリハビリ。やっと自身のサーフィンが復活。
宮坂桃子。板の調子が良いことが結果につながる。
今大会も妹の莉乙子とセミファイナル。
二人してのキメポーズ。明日の試合は楽しみたいと。ちなみに莉乙子はオシャレなパジャマ(笑)。
安井拓海。スペインの試合はQS1500ということでキャンセルで、この大会にエントリー。
今は失うものないとして、攻めに攻めて魅せる。結果、10ポイント!
仲村拓久未。
試合前はリラックスしていたものの、ヒートではパドリングインターフェア。最後まで逆転を狙い攻めたものの試合を落とす。
小川直久。試合前のルーティンのトレーニング。そして、ヒート前には集中。
JPSAショートボード第5戦「第20回 I.S.U茨城サーフィンクラシックさわかみ杯」。
明日のファイナルデイは会場に選手集合AM7時。
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今回もライブ中継が行われるので要チェック!
ライブ中継はこちら。http://www.namiaru.tv/ust/jpsa/
取材、撮影:山本貞彦