WSL-QS10000「バリート・プロ」アレホ・ムニーツ(BRA)が優勝。カノア五十嵐は5位
現地時間2015 年7月5日(日):南アフリカのバリートで開催中のWSLメンズQS10000「バリート・プロ presented by Billabong」が終了。クワドゥクザのサーファーズビーチで行われたファイナルで、アレホ・ムニーツ(BRA)が優勝。ワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイ・シリーズ(QS)ランキングのトップに躍り出た。
2−4フィートのクリーンなコンディションで行われたファイナルデイ。ムニーツ(25)は、40分のファイナルで、9.33のパーフェクトに近いスコアをマーク。更にバックアップを7.83とし、デイヴィ・キャスルズ(AUS)をコンビネーション・シチュエーションに追い込み圧勝した。
「素晴らしかったですね。ビーチに集まってくれた皆に感謝したいです。」と、ムニーツが言った。「僕はこのトロフィーを僕をプッシュしてくれる一人である自分の兄弟に捧げたい。彼はサーフィンにフォーカスする素晴らしい人間で、彼を見習いたいと思います。ここに応援に来てくれた全てのブラジリアンに感謝します。バリートを愛しています。」
「それは、素晴らしいニュースですね。」と、そのクオリファイのシナリオについて彼が付け加えた。「僕はこれまで4年間、CTでサーフィンしていました。そして、ベストサーファー達に対してサーフィンをすること。それはブラジルの僕たちには夢なんです。まだ、やらなくてはならない事はたくさんあります。ありがとう。」
今回第2位となったデイヴィ・キャスルズ(AUS)は、8000ポイントを獲得し、QSランキングで39位から第6位までジャンプアップした。
「素晴らしかった。僕はこのバリートがいつも好きなんです。人々はとても素晴らしく、波も最高で、僕は自分のガールフレンド(マッティ)と素晴らしい時間を過ごしました。」と、キャスルズが言った。
「僕はチーム・フレッチャーと彼のファミリーに感謝したいです。彼らはいつも自分がここに来るたびに世話をしてくれます。そして、ジュリーとベイリック・デ・ブリースとファミリーにも感謝したい。サウス・アフリカの人たちは、いつも喜んで人を迎えてくれます。自分の故郷に我々を迎え入れてくれて、本当にありがとう。」
カイオ・イベリ(BRA)、ミッチ・コルボーン(AUS)は、セミファイナルで破れて3位タイ。
カノアはQSランキング26位へ、コナーは14位
17才のカノア五十嵐(USA)は、クオーターファイナルでアレホ・ムニーツ(BRA)と対戦。ヒート前半にビッグフローターとリエントリーで6.00をマークしてリードを奪ったが、後半にムニーツが8.33を含む2本のエクセレントをマーク。コンビネーション・シチュエーションに追い込まれる。終盤にバレルをメイクし7.33をスコアして追い上げるカノアだったが、惜しくもここで終了となった。
それでも今回は5位でフィニッシュし、5200ポイントと $U7,000を獲得。QSランキングで84位だったカノア五十嵐は、26位へ一気ジャンプアップした。
また、今回はラウンド4でソリ・ベイリー(AUS)に惜しくも敗退となった、元JPSAグランドチャンピオン柄沢明美さんの長男であるコナー・オリアリー(AUS)は今回9位でフィニッシュ。今シーズンは前回のサクアレマのQS10000でも9位、ニューカッスルのQS6,000でも9位といった成績を残しており、カレントQSランキング14位と好ポジションに付けている。
※柄沢明美とコナーの関連記事
柄沢明美さんが息子のコナーと共にサーフェストのニュースに登場。
バリート・メンズプロ・ファイナル
優勝:アレホ・ムニーツ(BRA)17.16 2
第2位:デイヴィ・キャスルズ(AUS)10.03
バリート・メンズプロ・セミ・ファイナル
S1:アレホ・ムニーツ(BRA)15.37 def.カイオ・イベリ(BRA)13.63
S2:デイヴィ・キャスルズ(AUS)13.33 def.ミッチ・コルボーン(AUS)10.60
バリート・メンズプロ・クォーター・ファイナル
Q1:アレホ・ムニーツ(BRA)16.50 def.カノア五十嵐(USA)13.33
Q2:カイオ・イベリ(BRA)13.17 def.イタロ・フェレイラ(BRA)12.57
Q3:ミッチ・コルボーン(AUS)16.33 def.サンチァゴ・ムニーツ(ARG)15.67
Q4:デイヴィ・キャスルズ(AUS)14.27 def.ソリ・ベイリー(AUS)が、14.16