ロドリゲスがパーフェクト10を記録。大原洋人はR1敗退。WSL-QS10000「バリート・プロ」
現地時間2015 年6月30日(火):南アフリカのバリートでWSLメンズQS10000「バリート・プロ presented by Billabong」は大会2日目。2-3フィートのバザーズ・ビーチでラウンド1のH10から再開され、ラウンド1が完了した。
本日は、ブラジルのマイケル・ロドリゲス(BRA)が、プログレッシブ・サーフィンの素晴らしいディスプレーをプロデュース。パワフルターンとハイ・フライング・エアリアル・マニューバーでイベント初のパーフェクト10-ポイント・ライドを記録した。
Highlights: Big Scores, Big Ups as Ballito Pro Wraps Up Round 1
現在QSランキングNo.18であるロドリゲスは、7.00と9.20でヒートをリード。さらにパーフェクト・ライドでここまでのイベント最高点となる19.20というヒートスコアをマーク。下位の選手をコンビネーションに追い込んだ。
「素晴らしい波があります。コンディションはまあまあですが、いくつかのエアをメイクでき、それにジャッジが高得点を出してくれました。」と、ロドリゲスが言った。「僕は次ぎのQS10000であるハンティントン・ビーチに出たいんです。だから、ここバリートで結果を残す事が重要なのです。」
南アフリカでもブラジリアン旋風は吹き荒れる。
ルーキーイヤーにして、サムスン・ギャラクシー・チャンピオンシップ・ツアー(CT)で世界No.8にランクされる、バリート・プロ・トップシードのイタロ・フェレイラ(BRA)は、エクセレント・レンジ(8.00以上)のスコアを2本揃え、16.70のヒート・スコアをメイクした。
「小さいですけど楽しい波です。」と、フェレイラが言った。「ここは初めてなんですが、この調子で次のラウンドも勝ち上がりたいですね。」
南アフリカの選手にとって、地元開催でタイトル獲得に燃えている選手が多いなか、ジョディ・スミス、マイケル・フェブラリー、デ・ブリース、デール・ステイプルズといった選手が次々と敗退。22才のデビッド・ヴァン・ジールが唯一の南アフリカの選手となっている。
また、オーストラリアのクーパー・チャップマン、ソリ・ベイリーともにハイスコアをマークしてラウンドアップを決めている。
大原洋人は、エクセレントをスコアするも惜しくも敗退。
大原洋人はラウンド1で、マイケル・ロドリゲス(BRA)ステュー・ケネディ(AUS)ニック・ボン・ラップ(PRT)と対戦。ヒートは、ロドリゲスがバックハンドのビッグリエントリーで9.20というエクセレントでヒートをリード。大原洋人も力強いターンのコンビネーションで6.50をスコアする。ケネディもパンチの効いたスナップバックで6.23、6.17で2位に付ける。
更に、好調なロドリゲスはフォアハンドのビッグエアリバースでパーフェクト10をスコア。4位に追い込まれた大原洋人。起死回生となるカーヴィングターンのコンビネーションで、エクセレントの8.27をスコアして一気に2位に浮上する。しかし、ヒート終盤に3位のステュー・ケネディに逆転される。最後までスコアリング・ウェイブを探し、チャージを見せた大原だったが、惜しくも3位敗退となった。
試合が再開されれば、新井洋人がラウンド2のH5に登場。フランスのマキシム・フスナット、ブラジルのカイオ・イベリ、フラビオ・ナカジマと対戦する。
世界を目指し戦い続ける彼らにエールを送り続けたい。がんばれ!日本!
現在の日本と南アフリカとの時差は、7時間
現地時間の朝7時は、日本時間の14時。
オフィシャル・イベントサイト:
http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mqs/1241/ballito-pro
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