WSL-QS「マルティニーク・サーフ・プロ」はベスト4が決定。稲葉、新井はR5敗退で13位
現地時間、2015年4月24日金曜日:カリブ海に浮かぶフランス領西インド諸島の「マルティニーク」で、WSL初のQS3000イベントとして開催中の「マルティニーク・サーフ・プロ」は、大会4日目が終了。
会場となっているバス-ポワーントのロッキー・ポイントの早朝は軽いモーニングシックネス。最初の数ヒートはバンピーな厳しい戦いを選手に強いた。しかし直ぐにラインナップは整い、サーファーにパーフェクトな4~5フィートのブランク・キャンバスが提供され、多くのヒュージターンとプログレッシブ・マニューバーが披露される中でベスト4が決定了した。
ペルーのミゲール・トゥデラ(PER)は、3ラウンドを通して、激しいパフォーマンスで、ファースト・セミファイナルのストロング・ポジションへ進出。絶えずグッドからエクセレント・レンジのスコアを叩き出し、最終的にはマンオンマンでハワイアンのキロン・ジャボー(HAW)を下した。
「波が最高ですね。セミファイナルまで勝ち上がれて嬉しいです。サーフボードの調子が凄く良いんです。この調子で明日したも行きたいですね。これまで自分がサーフィンした中でもベストなコンディションでしたよ。」
マイケル・フェブラリー(ZAF)は、フランシスコ・ベロリン(VEN)に対するクォーターファイナルで、イベントのセカンド・パーフェクト10ポイント・ライドをスコア。セミファイナルへ勝ち上がった。
フェブラリーはフォアハンドは破壊的で、全てのターンはスピード、パワーとフローを伴いコミットされ、6フィートのパーフェクションにセットされた。
「あの波を掴めてラッキーでした。長い間、コンテストではパーフェクト10を出していなかったので、最高の気分でした。明日が楽しみです。今日と同じくらい良い波を望みます。」
クーパー・チャップマン(AUS)は、ティアゴ・カマラオ(BRA)とのクォーターファイナルで、両者ともがマルチプルなエクセレント・ライドをスコアする最もエキサイティングなヒートを演じた。そして、9.23のチャップマンのセカンド・ライドが決め手となり、セミファイナル進出を手に入れた。
また、ヤングハワイアンのジョシュア・モニーツ(HAW)は、このイベントで優勝候補の一人であったサウス・アフリカのベイリック・デ・ブリース(ZAF)を破る番狂わせを起こした。
昨日、素晴しいパフォーマンスで勝ち上がった稲葉玲王と新井洋人。今日はラウンド4のヒート3で稲葉玲王は、ルエル・フィリップBRA、グリフィン・カラピントUSA、マイケル・ダンフィUSAと対戦。
ヒート5で、新井洋人は、イアン・ゴウベイアBRA、コリー・アランバイドUSA、ティモティー・ビッソGLPと対戦。ラウンド5へ二人揃って勝ち上がったが、惜しくも二人揃ってラウンド5で4位敗退となった。
新井洋人、稲葉玲王は、アメリカ、トラッセルズで4月28日-5月2日に開催される、 WSL-QS10000「オークリー・ ロウワーズ・プロ」にAlternatesに大原洋人とともにクレジット。
また、昨年のポルトガルで行われたワールドジュニアWJCで5位となり、繰り上がりでQS10000のワールド・ジュニア・シードを得た安井拓海は、膝の靭帯を痛めているもののラウンドオブ96から出場する予定だ。
世界を目指して、頑張れ!日本。
コンペティションのファイナル・デイは、現地時間で土曜日午前9時30分にファーストコール。
ライブ中継はこちら。
http://www.canalplus-caraibes.com/Programmes/sport/surfplus
オフィシャルサイトはこちら。
http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mqs/1228/martinique-surf-pro
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