ミッチ・クルーズとディミティ・ストイルがスクート・バーレープロで優勝。橋本と大村SF進出
2015年2月1日、日曜日:真夏のオーストラリアはゴールドコーストのバーレー・ヘッズで開催れていた、WSLクオリ ファイ・シリーズ1,000「スクート ・バーレー・プロ pres. by Vissla」が終了。ミッチ・クルーズ(カランビン、QLD/AUS)とディミティ・ストイル(サンシャイン・コースト、QLD/AUS)は、スモールでもクリーンなロング・ライトのバーレー・ヘッズで行われた、男女それぞれのファイナルを制し優勝した。
このイベントは、オーストラリアで開催される3つのワールド・サーフ・リーグ(WSL)QSイベントの初戦で、サーファー達は、エリートWSLチャンピオンシップ・ツアー(CT)へクオリファイを目指し、ポイントを稼ぐために熱いバトルを繰り広げた。
クルーズは、ジェイ・トンプソン(AUS)、リンコーン・テイラー(AUS)、アダム・メリング(AUS)といった、スター勢ぞろいのファイナルを勝ち取った。クルーズは、ファイナルの残り時間10分を切って、彼のシグネチャー・ムーブの激しいカーヴィング・スラッシュで、大きなスプレーをあげ、飛ぶ鳥を落とす勢いの サーフィンで大逆転。勝利を手に入れた。
「今回のイベントのファーストヒートは最悪でしたね。それは勝ち上がれた感じが全くしないサーフィンだったんです。」と、クルーズが言った。「それなのに、いまは表彰台に上がっているなんて、信じられない気分です。昨年はWCTのツアーを回り素晴しい一年でした。
多くの事を学びましたが、残念ながらリクオリファイは出来ませんでした。だから、2015年を勝利で始めることは、本当にパーフェクトなんです。しばらくの間、勝利というう事から離れていました。最高の気分ですね。」
スクート・バーレー・プロのウイメンズでトップシードだったストイルは、期待通りのサーフィンを見せ、素晴しいソリッドなショーを披露して、記念すべき第1回大会のタイトルを手に入れた。
マーガレット・リヴァーのブロンテ・マコーレーは、ファイナルの最後までリードを奪っていた。しかし、ストイルはソリッド・スナップとパワフル・レール・ターンでショーを独占。この勝利はストイルにとって素晴しい1年を予感させるものとなった。
「ナンバーワンのシードであることは、誰もが期待しているのでストレスを感じますね。」と、ストイルが言った。「でも自分にプレッシャーをかけたくなかったので、3名だけで出来るバーレーでのサーフィンを楽しむ事に集中しました。
こんな素晴しい勝利を手にしたのは1年振りぐらいで、信じられない気分です。自分にとって素晴しいシーズンのスタートを切れました。自分の次のゴールはCTイベントで優勝する事ですね。」
橋本恋が5位、大村奈央が7位。
ファイナルデイまで残った、大村奈央と橋本恋。橋本恋はQFのヒート2でジョージア・フィッシュAUS、メイシー・キャラハンAUS、フィリッパ・アンダーソンAUSと、ヒート4で大村奈央は、アリッサ・ロックAUS、ソフィ・マカロックAUS、ソフィア・バーナードAUSと対戦した。
クオーターファイナルの橋本恋は、ヒート前半は厳しい戦いを強いられるもラストウェイブ5.25をスコア。ヒートスコア8.50で2位でセミファイナルへラウンドアップ。大村奈央はヒート前半からチャージ。5.25をスコアして2位で後半戦へ。終盤にはクリーンな肩の張った波で、大きなカーヴィングを披露して6.50をスコア。ヒートスコア11.75で1位でセミファイナル進出を決めた。
しかし、セミファイナルでは惜しくも橋本が3位で敗退、大村が4位で敗退となり、橋本5位、大村7位でフィニッシュ。とはいえ彼女たちにとって今季のオーストラリアン・レッグ初戦で幸先の良いスタートを切れたのではないだろうか。
オーストラリアでの第2戦は2月の9日から15日まで、マンリーで開催されるQS6,000「ハーレー・オーストラリアン・オープン」となる。
このイベントには、メンズでは、大原洋人、新井洋人、大橋海人、仲村拓久未、村上舜、稲葉玲王、田中海周、加藤嵐、安井拓海、ハワイから喜納海人。ウイメンズでは、大村奈央、野呂玲花、武知実波、庵原美穂、須田那月、水野亜彩子、ハワイのマエダ・マヒナも、もちろんエントリー。アルタネイトのキャンセル待ちで橋本恋と田代凪沙の名前がクレジットされている。
メンズのジャパニーズ・メンバーは大方が、現在パイプラインのイベントに出場している選手がオーストラリアに大移動する形となる。彼らの活躍を期待し、エールを送りたい。世界を目指してがんばれ日本!
http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mqs/1192/scoot-burleigh-pro-men
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