VISSLA ISAワールド・ジュニア大会5日目。5名のチームジャパンがリパチャージを勝ち上がる。
現地時間、2014年4月10日:VISSLA ISAワールド・ジュニア・サーフィン・チャンピオンシップ(WJSC)」は大会5日目。本 日は、メイン会場でボーイズが行われ、アンダー18リパチャージ2の第7ヒートからスタート。その後、アンダー16リパ3、アンダー18リパ3、アンダー16リパ4、アンダー18リパ4。第2会場では ガールズU16リパ3、ガールズU18リパ3、ガールズU16リパ4、ガールズU18リパ4が行われた。
本日は、2−4フィートのスモールコンディションでコンテストは開催され、大きな番狂わせも発生した。昨年のボーイズU-18ゴールド・メダリストであるジョシュ・モニーツ(HAW)がイベントから姿を消し、コスタリカのノー・マー・マクゴナグルも同じく敗退となった。
予報では、土曜日にサイズアップし、日曜日には時折10フィートを越える5-8フィートのコンディションの予報が出ている。大会5日目が終わり、現時点で12人のアスリートのうちの敗退したのが1名だけというチーム・フランスが国別ではリード。僅差でオーストラリアが2位、ハワイが3位、アメリカが4位で、 日本は現在5位につけている。
Boys Under 18
ボーイズ・アンダー18 /敗者復活戦のリパチャージ2ヒート 11で西修司は、ハワイのジョシュ・モニーツらと対戦。じっくりとセットを待った西修司は、ダブルアップするレフトをキャッチ。緩慢ながらポケットでタイトなフォアハンドのターンを繰り返し、5.17をスコア。トップに躍り出る。それに対しジョシュ・モニーツも後半に入りセット波をキャッチ、バックハンドで4.40をスコアして、西からトップを奪い取る。そのままタイムアップとなり、西修司は2位でリパチャージ3へ勝ち上がった。
その後、リパチャージ3のヒート6に登場した西修司は、ノーマー・マクゴナグル、デレク・ゴメス、エイドリアン・ガルシアと対戦。西はライトブレイクで得意のバックハンドで見事なオフザトップを披露。バックハンドで得点を重ねるエイドリアン・ガルシアに次いで、ヒートスコア8.07で2位のポジションに付けた。しかし、後半に入りマクゴナグルがトップとなり、3位を強いられる西。終盤にライトのビッグセットを掴んだ西修司だったが逆転ならず。3位敗退で37位300 Ptを獲得して、フィニッシュとなった。
仲村拓久未は、アンダー18リパ4のヒート6でニュージランドのエリオット・パエラタ-リード、コスタリカのノーマー・マクゴナグルらと対戦。仲村のヒートの頃はかなりオンショが強まり、面を乱しトリッキーなコンディションとなった。ヒートは、マクゴナグルが6.83に2.50のバックアップを揃えて リード。エリオットは8.33のエクセレントをスコアして、2位に付けた。
仲村はスタート時の4.00だけで辛抱強く波を待ちヒート終盤へ。残り時間5分 を切って、セットを掴んだ仲村は、ビッグなエア・ドロップ・フローターを見せ、5.83をマーク。続けて掴んだラストウェイブではビッグなカーヴィングとリエントリーのコンビネーションで6.50をスコア。大逆転で2位に浮上。ラウンドアップを決めた。
Boys Under 16
ボーイズ・アンダー16でリパチャージ3ヒート2に安室丈と西優司が同じヒートを戦った。西優司はヒート前半にスコアを重ね、ヒートスコア5.06で2位をキープ。安室丈は辛抱強く波を待ち、セットのレフトを掴み3.53をスコアして3位に付ける。沖の岩にぶつかり、リフォームして来るレフトブレイク。セットの数が極端に少ないヒートとなった。
残り時間3分を切り、2本目の波を掴んだ安室。2.17をスコアして、2位へ浮上。フランスのマティス・コルゾンが再びグッドライドを決めトップを独走。2位だった西は3位に押し出されタイムアップ。西優司は惜しくもここで3位敗退。49位で240 Pts獲得してフィニッシュ。安室丈は2位でリパチャージ4へ勝ち上がった。
リパチャージ4で安室丈は、ハワイのノア・ミズノ、オーストラリアのショーン・マナー、ポルトガルのハッカミ・コレイアと対戦。スタートからクローズセクションにチャージす る各選手。ハッカミ・コレイアが僅かにリードした。ヒート後半に入り、グーフィーのノア・ミズノが4.77をスコアしてトップを独走。安室はショートライドながらフォ アハンドでコミットしたりエントリーを見せて3.77をスコアして2位に浮上した。更にチャージを続けた安室は、ラストウェイブでレフトブレイクをキャッチ! 素晴しいリエントリーを連発して6.33をスコア。大逆転でトップでラウンドアップを決めた。
アンダー16リパ3のヒート5で野呂海利は、マティアス・フェルナンデス(VEN)、イーサン・フレッチャー(RSA)、カウラナ・アポ(HAW)と対戦。野呂海利はスタートから3.00をスコア。そのままバックアップが見つけられないまま後半戦へ。残り時間5分で3.70をスコアして2位に浮上する。上位3名は僅差のクロスヒート。
野呂海利は、ライトのブレイクでクローズアウトするセクションを見事リエントリーを決めて4.43をスコアしてトップを奪う。しかし、終了間際に2位だったイーサン・フレッチャー(RSA)と、カウラナ・アポ(HAW)がセットの波を捕らえて大逆転。野呂海利は3位に押し出され、惜しくもここで敗退。49位で240 ポイントを獲得してフィニッシュした。
中塩裕貴は、ボーイズ・アンダー16リパ4ヒート6に登場。オンショア・コンディションのインサイドでの戦いを強いられた。バックハンドで鋭いリエントリーを繰り出した中塩は、ヒートスコア6.96で僅差でヒートをリード。ヒート終盤にザック・ワイトマンに逆転されるも2位でラウンドアップ。
Girls Under 18 Girls Under 16
第2会場で行われたガールズアンダー18、16のリパチャージラウンド。GirlsU-16リパチャージ3を戦った大矢ひいなは、惜しくも3位敗退で19位でフィニッシュ。同じリパチャージ3を戦った川合美乃里は、スタート直後から攻め、ヒートをリードし、そのままラウンドアップ。その後行われたリパチャージ4では、ヒート2に登場した川合美乃里は、果敢に攻め続けたがベスト2をまとめきれず4位敗退で16位でフィニッシュとなった。
ガールズアンダー18のリパチャージ4ヒート1 に登場した田代凪沙は、難しい波で何とかベスト2をまとめ、3.50 、3.27のヒートスコア6.77で2位でラウンドアップ。ヒート3で黒川日菜子は、ハワイのベイリー・ナージ、アメリカのフランキー・はラーといった強豪と対決。僅差の戦いとなったが黒川は、波回りが悪くベスト2をまとめきれず、ヒートスコア7.17で3位敗退、16位でフィニッシュとなった。
明日大会6日目は、全てリパチャージで、メイン会場のみでの開催。ボーイズU-16リパチャージ・ラウンド5が現地時間8時(日本時間22時)からスタート。第1ヒートにリパ4を1位で勝ち上がった安室丈がチームジャパンの先陣を切って登場。ヒート2には、中塩裕貴、ボーイズ・アンダー18のリパチャージ5ヒート2には、仲村拓久未、リパチャージ6のヒート1には大原洋人、ガールズ・アンダー18リパ5ヒートには、田代凪沙が登場する。またチームチャレンジのアロハカップのセミファイナルヒート1には日本が登場予定。ここが正念場だ!がんばれ!日本!
ISA World Junior Surfing Championship
開催国 エクアドル サリナスビーチ
開催日 2014年4月5日~13日(現地時間)
オフィシャルサイト:http://www.isasurf.org/
<これまでの日本代表選手の結果>
U-16ボーイズ:安室丈、中塩裕貴、
野呂海利:49位、西優司:49位U-18ボーイズ:仲村拓久未、大原洋人、
河谷佐助:61位、西修司:37位U-16ガールズ:川合美乃里:16位、大矢ひいな:19位
U-18ガールズ:田代凪沙、黒川日菜子:16位
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「2014 Vissla ISA World Junior Surfing Championship 」チームジャパン結団式
VISSLA ISAワールド・ジュニア・サーフィン・チャンピオンシップの日本代表選手が発表。
オフィシャルサイト:http://isawjsc.com/
チームジャパンの現地ブログ http://blog.livedoor.jp/nsaorg/