ASP-WCT第9戦「リップ・カール・プロ・ポルトガル」のR1終了。ケリー、ファニングはR2へ
スーパーチューボス、ペニシェ/ポルトガル(2013年10月9日水曜日)2013年のASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー(WCT)第9戦「リップ・カール・プロ・ポルトガル presented by Moche」が、クリーンな3-5フィートのコンディションでスタート。ラウンド1が終了した。今日のオープニング・ラウンドでも数々のドラマが繰り広げられた「リップ・カール・プロ・ポルトガル」では、ASPワールドチャンピオンが決定することも充分に考えられる。
そんなドラマの一つを演じたのがマット・ウィルキンソン(AUS)。彼は、圧倒的なパフォーマンスで17.37をスコア。現在ASP第1位のポジションにいるミック・ファニング(AUS)をイベント・ワイルドカードのフランシスコ・アルベス(PRT)とともにラウンド2へと追いやった。
“奧なのは承知の上でテイクオフ。出来るだけハードにチャージしました。”
「波を何処で待つべきか分かっていたし、コンディションが変わらないことを願っていました。」と、ウィルキンソンが言った。「僕はスタートからまずまずのセットを掴みました。自分の最後の波の前にミック(ファニング)が波を掴むのを見て、ちょっとビビりましたね。スコアが出たかもしれないって思いました。逆転されているかどうか分からなかった。最後の波は、奧なのは承知の上で、そこからテイクオフ。出来るだけハードにチャージしました。絶対にメイクしたかったので最高でしたね。」
現在ASP WCTランキングで24位のウィルキンソンは、来年のWCTポジションをキープするためには好成績を必要とする。「よく争っていると思いますよ。きっと、この調子をキープできると思います。」と、ウィルキンソンが言った。「ここが好きなんです。サンドボトムのバレルは最高ですよ。今年、ライトより多くレフトがあって嬉しいですね。」
“昨日、何本か波に乗っていたので、砂の付き方が分かっていました。”
昨日のMocheトライアルで優勝しワイルドカードとしてイベントに参加している16歳のジェイコブ・ウィルコックス(AUS)は、もう一つのメジャーな番狂わせを引き起こし、11タイムASPワールド・チャンピオンでカレントASP WCT No.2のケリー・スレーターをラウンド2へ追いやった。
「凄くファンでした。そして、いくつかの良い波を掴めました。」と、ウイルコックスが言った。「トライアルから勝ち上がって、そんな素晴しい選手とサーフィン出来て最高です。まして、そこで勝つなんて最高にハッピーです。昨日、何本か波に乗っていたので、砂の付き方が分かっていました。WCTは2度目です。落ち着いてやったのが良い結果に繋がったんだと思います。」
ビッグなレフトハンド・バレルでエクセレントな8.00ポイント・ライドを手に入れたウイルコックス。「ケリーが優先権を持っていて、少しだけビーチの左側にいたんです。」と、ウイルコックスは続けた。「それであのレフトが来て、プルインしてすごいスコアをマーク出来たんです。そのままヒートが進んで行き。なんとかバックアップを見つけられました。」
ここでどんなボードが調子良いかも分かっているつもりです。
ディフェンディング・イベント・チャンピオンのジュリアン・ウィルソン(AUS)は、緩慢なセクションの多いハイ・タイド・ラインナップで勝利して、彼の2013年のキャンペーンをスタートさせた。ウィルソンは、クリーンなバックサイド・バレルをロックしてリードをとり、残りのヒートをバックアップを探すのに費やした。
「始まる前に波はファンに見えましたね。明らかに潮が上げ過ぎてましたけど、今日が多分ベスト・デイなのだろうと思いました。」と、ウィルソンが言った。「もっとチャンスがあると思っていましたが、結局はあの自分の最初の波がベストウェイブになってしまいましたね。」
フランスでクオーターファイナル進出を果たし、ASP WCTランキング第6位でポルトガルに入ったウィルソン。絶好調の彼はこのポジションを固めるために、もう一つの強烈なパフォーマンスに目を向けている。「昨年ここで優勝をしているので、サーフィンを楽しみたいですね。ここでどんなボードが調子良いかも分かっているつもりです。この調子で、タイトルを守りたいですね。」
アーリーシーズンの怪我から復活したジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、バレルの神業的なハイパフォーマンスを披露した。「小さなバレルがまだありましたけど、それを見つけられるかが問題ですね。」と、フローレンスが言った。「潮が干いて来て、波はスローでパワーがなくなりましたね。自分の波はラッキーでした。今回の旅が終わったら自分のホームであるハワイです。パイプラインのようなビッグバレルのエンディング。それがビーチブレイクなって信じられないですね。」
イベント主催者は明日、午前7時45分にファーストコール。午前8時のスタートを目指す。
現地2013年10月10日8時00分は
日本時間で2013年10月10日16時00分です。
ライブ中継はこちら:http://www.live.ripcurl.com/portugal-live-webcast.html
RIP CURL PRO PORTUGAL ROUND 1 RESULTS:
Heat 1: Julian Wilson (AUS) 11.34, Fredrick Patacchia (HAW) 4.63, Yadin Nicol (AUS) 4.20
Heat 2: Joel Parkinson (AUS) 11.50, Raoni Monteiro (BRA) 6.53, Brett Simpson (USA) 4.93
Heat 3: Taj Burrow (AUS) 13.00, Travis Logie (ZAF) 7.77, Dillon Perillo (USA) 2.96
Heat 4: Jordy Smith (ZAF) 11.43, Frederico Morais (PRT) 9.16, Bede Durbidge (AUS) 5.90
Heat 5: Jacob Willcox (AUS) 13.07, Kelly Slater (USA) 9.60, Kolohe Andino (USA) 5.50
Heat 6: Matt Wilkinson (AUS) 17.37, Mick Fanning (AUS) 12.60, Francisco Alves (PRT) 7.56
Heat 7: Sebastian Zietz (HAW) 12.77, Michel Bourez (PYF) 12.07, Kieren Perrow (AUS) 3.73
Heat 8: Josh Kerr (AUS) 12.37, Alejo Muniz (BRA) 12.10, Jeremy Flores (FRA) 7.16
Heat 9: Filipe Toledo (BRA) 11.30, Damien Hobgood (USA) 10.50, Adriano De Souza (BRA) 9.83
Heat 10: Kai Otton (AUS) 11.40, Gabriel Medina (BRA) 5.63, Patrick Gudauskas (USA) 5.43
Heat 11: John John Florence (HAW) 13.66, Miguel Pupo (BRA) 13.24, C.J. Hobgood (USA) 2.37
Heat 12: Nat Young (USA) 8.77, Adam Melling (AUS) 7.66, Adrian Buchan (AUS) 6.47
UPCOMING RIP CURL PRO PORTUGAL ROUND 2 MATCH-UPS:
Heat 1: Mick Fanning (AUS) vs. Francisco Alves (PRT)
Heat 2: Kelly Slater (USA) vs. Frederico Morais (PRT)
Heat 3: Michel Bourez (PYF) vs. Dillon Perillo (USA)
Heat 4: Adriano De Souza (BRA) vs. Raoni Monteiro (BRA)
Heat 5: C.J. Hobgood (USA) vs. Yadin Nicol (AUS)
Heat 6: Adrian Buchan (AUS) vs. Kieren Perrow (AUS)
Heat 7: Gabriel Medina (BRA) vs. Alejo Muniz (BRA)
Heat 8: Jeremy Flores (FRA) vs. Damien Hobgood (USA)
Heat 9: Fredrick Patacchia (HAW) vs. Patrick Gudauskas (USA)
Heat 10: Brett Simpson (USA) vs. Miguel Pupo (BRA)
Heat 11: Travis Logie (ZAF) vs. Adam Melling (AUS)
Heat 12: Bede Durbidge (AUS) vs. Kolohe Andino (USA)