サーフェストWSL-QS6000でマット・ウィルキンソンとサリー・フィッツギボンズが優勝。

サーフェストWSL-QS6000でマット・ウィルキンソンとサリー・フィッツギボンズが優勝。 


ファイナリスト  WSL/Sproule

 

ニューカッスルNSW、オーストラリア(2016年2月28日日曜日):サー フェスト・ニューカッスルのメインイベントである、WSL-QS6000「メートランド&ポート・ス ティーブンス・トヨタ・プロ」と、ウイメンズQS6,000「タガート・ウイメンズ・プロ」が終了。

 

ファイナル・デイは、ライト・ウインドにクリーンな4~6フィートというイベントのベスト・コンディションで行われた。

 

メンズのファイナルは、No.1シード選手のマット・ウィルキンソンが、ヤング・イタリアン・センセーションのレオナルド・フィオラバンティと対戦。クォーターとセミでビッグスコアを記録し、ファイナルでも物凄い勢いを増していたのはウィルキンソンであった。

 

ウィルキンソンWSL/Sproule

 

 

ファイナルでウィルキンソンは、マッシヴなバーティカル・バックハンド・リエントリーでライトハンド・ウォールを粉砕。8.83、9.00という2つのエクセレント・レンジ・スコアを記録。久し振りに勝利の女神が彼に微笑んだ。

 

「最高ですね。でも前回優勝したのが、いつかも忘れるぐらい前の話です。」と、ウィルキンソンが言った。「何度か2位や3位にはなっていたけど、やはりトップを取るのは格別ですね。ニューカッスルはグレートです。長い間、この場所には来ていますが、いつも仲の良いグループと、ここでリラックスして楽しんでいます。今日は良い波でしたね。最高のライトブレイクで、スナッパーの良いウォームアップになりました。」

 

フィオラバンティWSL/Sproule


惜しくも2位となったフィオラバンティ。終始コンビネーション・シチュエーションに追い込まれたが、最終ホーンが鳴るまで決して諦めなかった。2016年初のQS6,000イベントでの第2位という結果は、CTへクオリファイすること切望するヤング・イタリアンにとって最高のシーズンスタートとなった。

 

サリー・フィッツギボンズWSL/Sproule

 

 

またウイメンズ・ファイナルは、ナンバー1シード選手のサリー・フィッツギボンズと、6タイム・ワールド・チャンピオンのステファニー・ギルモアによるドリーム・マッチとなった。

 

フィッツギボンズは、アーリーヒートから激しく攻めて、多くのミッド・レンジ・スコアを手に入れた。彼女は、スムーズでパワフルなレールサーフィンで最終的なヒート・トータル14.73をスコアして圧勝。


 

ギルモアWSL/Sproule

 

 

ギルモアは8.56のシングル・ウェイブ・スコアを探し続けたが、QSイベントとはいえ復帰第1戦を2位でフィニッシュ。しかし、そのサーフィンスキルに磨きをかけて我々の前に戻って来てくれた。今シーズンの活躍が楽しみだ。

 

シドニー在住の22才、オーストラリア人の父と、元日本チャンピオンである柄沢明美さんを母に持つ、日本とオーストラリアのハーフであるコナー・オリアリーは、素晴しいフォームでクオーターファイナルまで勝ち上がったが、今回優勝のウイルキンソンに敗退。5位でフィニッシュ。とはいえ昨年末からの勢いは衰えておらず、今シーズンは来年のクオリファイに向けて大きく飛躍する年となりそうだ。

 

続くオーストラリアン・レッグは、会場をニューカッスルからマンリーに移し、2月29日(月)から3月6日(日)までWSLメンズQS6000「Australian Open of Surfing」、WSLウイメンズQS6000「Aussie Bodies Women’s Pro」がスタート。

 

こちらもサーフェスト同様にCT選手が続出。メンズは日本からラウンド1のH3に仲村拓久未、村上舜、H8 新井洋人、H10 稲葉玲王、H13 安井拓海、H15 大橋海人、H19 喜納海人、H22 加藤嵐、トップシードが登場するラウンド2からは、H5にカノア五十嵐、H10に大原洋人がクレジット。

 

ウイメンズは、野呂玲花、大村奈央、須田那月、庵原美穂、田代凪沙、橋本恋、マヒナ前田が参戦。

 

既に本日29日からウイメンズのラウンド1から試合はスタートしている。世界を目指しチャージを 続ける彼らにエールを送り続けたい。頑張れ!日本!


 

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SURFESTオフィシャルサイト:http://www.surfest.com/live/

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