サーフェスト・ニューカッスルのWSLメンズQSはトップシード登場。カノアと喜納がR3進出
ニューカッスルNSW、オーストラリア(2016年2月23日火曜日):サーフェスト・ニューカッスルのWSL-QS6000「メートランド&ポート・ス ティーブンス・トヨタ・プロ」、ウイメンズQS6,000「タガート・ウイメンズ・プロ」は大会2日目。2~3フィートのミアウェザー・ビーチで、女子ラウンド2、男子のラウンド2ヒート8までが行われた。
メンズ・ラウンド2からは、CT選手も多数顔を揃えるトップシードが登場。ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)サーファーのマット・ウィルキンソンが、彼の2016コンペティション・シーズンをキックスタートした。
ウィルキンソンは、フォーカス&リラックスしてヒートに臨み、15.93のソリッド・ヒート・トータルを記録した。「僕は本当に楽しいシーズンオフを過ごしましたが、いつもより少し早くトレーニングを始めたので、良いフィーリングですよ。」と、ウィルキンソンが言った。
「願わくばスウェルがサイズアップを続けて、残りの数日間、良い波でコンテストをやりたいですね。このイベントに参加することは、スナッパーのウォームアップとして最高ですからね。」
今年始めのサンセットプロのファイナル進出を果たした、ハワイのタナー・ヘンドリクソンが、9.33と8.83のエクセレント・レンジの2つのシングル・ウェイブ・スコアを記録し、ヒートを完全に支配した。ヘンドリクソンはヒートを通して、激しくチャージを続け、それが功を奏したと言った。
「とてもハードですね。」と、ヘンドリクソンが言った。「良い波を見つけることは、ほとんど不可能でしたが、多くの波を掴む作戦にして、その中で良い波を一つ見つける事が出来たんです。昨年のこのイベントでは自分のファーストヒートで破れてしまったので、今シーズンは少しでも勝ち上がりたいですね。」
昨日、不安定なヒートを演じた元CTサーファー・アラナ・ブランチャード(HAW)は、ラウンド2でコンプリート・コントロールを見せ、プログレッシブ・サーフィンでエクセレントな8ポイント・ライドをスコア。
「パドルアウトする前は良い感じに見えていたんですが、潮が干いてハードになっていきました。と、ブランチャードが言った。「昨日は悪戦苦闘して楽しめなかったので、楽しんでサーフィンしたかったんです。それが良かったみたいですね。」
メンズQS6000のR1から再開。H16に登場した稲葉玲王はバックハンドで7.83、6.10をスコア。ヒートスコア13.93をマークして2位でラウンドアップ。H20の仲村拓久未は、得意のフォアハンドのカーヴィングで5.50と6.00をスコア。ヒートトータル11.50で終始 ヒートをリードしたが、最後は2位でラウンド2へ。
H21の安井拓海は、5.50と6.00の2ウェイブトータルで11.50をマーク。見事1位でラウンドアップ。好調な滑り出しを見せた。
H22の新井洋人、H24佐藤魁は、どちらも好調なサーフィンでヒートをリードするも、ヒート終了間際のラストウェイブでまさかの3位逆転負け。好調なサーフィンを見せていた二人だけに非常に悔しい敗退となった。
女子のR2では、H1に橋本恋、田代凪沙が同じヒートで、 橋本恋がスタートから6.3 3をスコア。5.60でバックアップしヒートスコア11.93でラウンドアップ。H2の庵原美穂は自分のサーフィンが出せないまま敗退。H6の須田那月は、ヒート終盤の巻き返しで2位に滑り込み、ラウンド3のチケットを手に入れた。
メンズのラウンド2では、H4に大橋海人、 H5に喜納海人、H8にカノア五十嵐が登場。
大橋海人はインサイドのクローズセクションでバックハンドのブローテールリバースを決めるも3位で敗退。喜納海人はじっくりと波を選び、6.93を4.77でバックアップし、ヒートスコア11.70で2位でラウンド3進出。
カノア五十嵐は、ひとり左のロックポイントで波を待ち、フィンフリーな高速マニューバーと、強風を上手く使ったビッグエアリバースで8.60と8.33の2本のエクセレントをスコア。ヒートトータル16.93で、下位をコンビネーションにする圧倒的な強さで勝ち上がった。
明日は男子のラウンド2が再開されれば、H15稲葉玲王、H19仲村拓久未、H21安井拓海。女子のラウンド3では、H2に橋本恋、H4大村奈央、H5須田那月、ラウンド4はH4前田マヒナ、H5野呂玲花。
世界を目指しチャージを 続ける彼らにエールを送り続けたい。頑張れ!日本!
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