安井拓海と大村奈央がラウンドアップ。ビッグネーム続々登場。サーフェストWSL-QS6000

安井拓海と大村奈央がラウンド4進出。サーフェストWSL-QS6000はビッグネームが続々登場 


デイヴィ・キャスルズ: WSL/Bennett

 

ニューカッスルNSW、オーストラリア(2016年2月24日水曜日):サーフェスト・ニューカッスルのWSL-QS6000「メートランド&ポート・ス ティーブンス・トヨタ・プロ」、ウイメンズQS6,000「タガート・ウイメンズ・プロ」は大会3日目。昨晩からサイズアップしたミアウェザー・ビーチで、男子ラウンド3、女子ラウンド3までが行われた。

 

本日のファースト・ヒートは注目のビッグネームが顔を揃え、デイヴィ・キャスルズ(ノース・ナラビーン、NSW/AUS)、ギャレット・パークス(バイロン・ベイ、NSW/AUS)、元CTコンペティターのヤイディン・ニコル(WA/AUS)、注目の若手、イーサン・ユーイング(ノース・ストラドブローク、QLD/AUS)が対戦。

 

リラックスしてヒートに挑んだキャスルズは、根気よくセットの波を待ち、ジャッジの評価も高く15.10のヒート・トータルを集め、ニコルとともにラウンド3へ前進。キャスルズは初めてのWSL−CTイヤーのウォーミングアップを続ける。

 

「海に戻れ、再びコンテストに出場が出来て嬉しいですね。このコンテストにワクワクしています。」と、キャスルズが言った。

 

「あのヒートはビッグネームばかりでしたけど、いつもヒートで勝とうと思ってサーフィンしているなか、自分はチャンピオンシップ・ツアー(CT)の準備をしているから、特にトップに立って嬉しいです。」

 

エヴァン・ガイゼルマン: WSL/Bennett

 

 

また、ラウンド2のヒート11では、2015年後半のパイプラインでの恐ろしいワイプアウトで病院送りとなった、エヴァン・ガイゼルマンが復帰第1戦となるファースト・コンペティション・ヒートをサーフィンした。

 

ガイゼルマンは、バックハンドのビューティフルなレール・サーフィンで2つのミディアム・スコアを記録。ネクスト・ラウンドに勝ち上がった。

 

「海に再び戻れて争うことは、本当に気分が良いですよ」と、ガイゼルマンが言った。「あのハワイ以来あまりサーフィンをしていなくて、海に戻れて最高です。ヒートで良いサーフィンが出来たとは思わないです。勝ち上がれてラッキーでした。次のヒートでは、自分のパフォーマンスをステップアップしていくつもりです。」

 

 

ライアン・キャリナン: WSL/Bennett

 

 

ホームタウン・ヒーローのライアン・キャリナンは、ミアウェザーでのヒートをラウンドアップした2016CTルーキー。キャリナンは彼のローカル・ナレッジを用いて、多くのロング・ライトハンダーを狙い撃ち。インサイドのえぐり取るようなターンで大声援を送るギャラリーを魅了した。

 

自分の最後の波でギャラリーから大きな歓声が聞こえて最高でしたね」と、キャリナンが言った。「自分の友達や家族が見ているので、プレッシャーはありますが、それは本当にすごかった。このコンテストでは勝ち上がれた事がなかったので嬉しいですね。もう少しラウンドアップを続けたいです。」


 

ジャック・フリーストーン: WSL/Bennett

 

もうひとりの2016CTルーキーは、クーランガッタのジャック・フリーストーン。スローなスタートとなったが、セットの波でマニューバーのバリエーションを見せて7.50をスコア。第2位でラウンドアップを決めた。

 

「僕は、あのヒートのスタートで波を見つけることができなかった」と、フリーストーンが言った。「ハイタイドで自分達のヒートの前はたくさん波があると思っていたんです。だから最初は波が来なくてストレスを感じましたね。でも最終的にちょっとまともな波を掴めました。勝ち上がれてラッキーでしたね。」

 

安井拓海: WSL/Bennett

 

 

 

H21に登場した日本の安井拓海は、ビリー・ステアメンド(NZL)ウエイド・カーマイケル(AUS)パーカー・コフィン(USA)と対戦。安井はファーストウェイブからビッグなブローテールリバースをメイクして5.43をスコア。前半を2位で折り返す。後半に3位を強いられるも4.53をスコアして逆転。後半追い上げたカーマイケルを振り切り2位でラウンドアップを決めた。


 

仲村拓久未


イズキール・ラウ(HAW)ジェシー・メンデス(BRA)クリスチャン・キマーソン(BRA)と対戦した仲村拓久未は、スタートから4.17をスコア。ヒート中盤で2位に浮上。しかし後半4位に追い込まれ、ヒート終盤5.73をスコアして一度は3位に浮上するも、逆転出来る波を手に入れられず、ここで敗退。


ヒズノメ・ベテーロ(BRA)デール・ステイプルズ(ZAF)アダム・メリング(AUS)と対戦した稲葉玲王。波とのリズムが合わないままヒート後半。4.27をスコアするも惜しくもここで敗退となった。


NSWシリーズをフォローして、プロジュニアにも積極的に参加して結果を出して来た橋本恋。今日のラウンドでは強豪と対戦し、対戦相手がエクセレントを連発する中、波とのリズムが合わずに、スコアリングウェイブを見つけられずに敗退となった。


スローな展開を強いられた大村奈央だったが、しっかりとスコアリング・ウェイブを見つけて、アウトからカーヴィングで繋ぎ、インサイドのクローズセクションも見事なリエントリーでコンプリート。7.50をスコアして一気にトップへ躍り出た。最後はリマに逆転されるも2位でラウンドアップを決めた。


続けて須田那月が登場。須田は後半にインサイドで激しくシャープなキレのあるカーヴィング・ターンを決めて5.87をスコア。4.43でバックアップして2位に浮上するも、4位だったハリー・ウォンに逆転され3位へ。ラストウェイブでチャージを見た須田那月は5.77をスコアしたものの、惜しくもここで3位敗退となった。

 

いよいよ明日は女子のトップシードが登場するラウンド4がスタート。ステファニーやサリーをはじめとするCT選手が続々登場する。H4前田マヒナ、H5野呂玲花、H7大村奈央。野呂玲花はアラナと、大村奈央はステファニー・ギルモアと。男子のラウンド3ではH4にカノア五十嵐、喜納海人、安井拓海は最終ヒートのH12。

 

明日は現地時間7時半から女子がスタート。その後男子が行われる見込み。

 

世界を目指しチャージを 続ける彼らにエールを送り続けたい。頑張れ!日本!

 

 

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