川合美乃里と大村奈央がフロリダで開催中のQS6000「Ron Jon Florida Pro」でベスト16進出。

キャロライン・マークス(USA)WSL / Andrew Nichols

現地時間2018年1月21日日曜日 アメリカ東海岸のフロリダ州、セバスチャン・インレット州立公園で開催中の、今年初のウイメンズQS6000イベント「Ron Jon Florida Pro pres by Sunshine State Florida Lager」は大会4日目。

 

本日は昨日までのオンショアが弱まり、クリーンなコンディションでスタート。ウイメンズのラウンド4が終了。メンズはラウンド3、ラウンド4が行われ、クオーターファイナルを戦うベスト8が決定した。

 

 

ウイメンズのQS6,000で圧倒的なパフォーマンスを見せたのはキャロライン・マークス(USA)。15歳という史上最年少のCTクオリファイを見せた彼女は、今回の会場から近いメルボルン・ビーチで生まれ育った。地元応援団が見守る中、彼女は凄まじいバックハンドのアタックを爆発させパーフェクトに近い9.17をスコア。ハイエスト・ヒート・トータル17.17をたたき出した。そして、CTコンペティターのココ・ホーとアップカマーのブリーサ・ヘネシーをコンビネーションでシャットダウンした。

 

「最高の気分ですね。ここでは凄く良いエナジーを感じて、シンプルをキープしているんです。」と、マークスは言った。「サーフボードも調子が良くて、波を見ながら、どこで待つかお父さんと話して決めたんです。でもラインアップで波を見つけ出すこと以外の戦略はあまりありませんから。ここの波はよく知っています。 多くのポジティブなエネルギーがあるホームで試合が出来て最高です。」

 

そのほかにCTコンペティターのタティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)、ブロンテ・マコーレー、キーリー・アンドリュー、シルヴァナ・リマ、前CTサーファー・ポーリン・アドゥとクレア・ベヴィラックァもラウンド5に勝ち上がっている。

 


ラウンド4は3人ヒートで、上位2名がラウンド5に進める。昨日2本のエクセレントをマークして絶好調である日本の川合美乃里は、ラウンド4のヒート2でクレア・ベヴィラックァとサマンサ・シブリーと対戦。

 

ヒートはクレアが6.00をスコアしてスタート。それに対し川合もじっくりとセットのライトブレイクを待ち、スピードのあるパワフルなフォアハンド・マニューバーで6.83をスコア。トップに躍り出る。

 

川合美乃里 
川合美乃里

 

一度はトップをクレアに奪われながらも、バックアップをバックハンドで4.33に塗り替えた川合は、ヒートトータル11.16で再びトップへ。しかしヒート終盤にクレアが逆転。2位となるも3位のサマンサの追い上げを振り切り、ラウンドアップを決めた。

 

 

 

川合美乃里はラウンド5でCTコンペティターのタティアナ・ウエストン-ウェッブと対戦することとなった。川合がタティアナと対戦するのは昨年スペインで行われたQS6,000イベント「Pull&Bear パンティン・クラシック・ガリシア・プロ」以来の2度目。その時は惜しくも敗れたが今回はリベンジなるか。

 

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大村奈央はヒート7でゾーイ・マクドゥーガル、ポーリン・アドゥと対戦。大村は5.6をスコアして好調な滑り出しを見せる。更にフォアハンドでパワフルなマニューバーを見せた大村は5.27をスコアしてトップに躍り出る。

 

しかしヒート後半に2位のポーリンがチャージを見せて逆転。終盤に3位のゾーイが激しい追い上げを見せるも、僅差で逃げ切った大村がラウンドアップした。

大村奈央は、ラウンド5でCTコンペティターのキーリー・アンドリューと対戦する。

またメンズのラウンド3がウイメンズのラウンド3後に行われた。エヴァン・ガイゼルマンらと対戦した都筑百斗は惜しくもここで敗退となった。

 

世界を目指して戦い続ける、日本のサーフ・アスリートたちの活躍を期待し、エールを送り続けたい。がんばれ!日本!

 

ネクストコールは、現地時間の 2018年1月22日7時30分、
日本時間の 2018年1月22日21時30分です。

 

オフィシャルサイト:

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2018/wqs/2600/ron-jon-florida-pro-pres-by-sunshine-state-florida-lager