エラ・ウィリアムズがWQSメドック・オーシャン・ラカナウ・プロ優勝。野呂玲花5位
ラカナウ、ジロンド、フランス、2016年8月19日金曜日:フランスのラカナウで開催中のWSL-QS1500「メドック・オーシャン・ラカナウ・プロ」は大会3日目。本日はウイメンズのファイナルデイ。
エラ・ウィリアムズが、クリーンな2~3フィートのオフショア・コンディションで行われたファイナルで、ローカル・サーファーのジャスティーン・デュポンを下して優勝した。
デュポンとウィリアムズは、フェーディング・スウェルのなか、タイトなクロスゲームを演じた。ファイナルの前半はミディアム・スコアでフレンチ・サーファーが僅かにリード。
元ワールド・ジュニア・チャンピオンのウィリアムズは、ラストウェイブのラディカルなバックハンドで8.17のエクセレントをスコア。大逆転で勝利を手に入れた。
「ずっと優勝できなかったので、とてもハッピーです。最高の気分ですね。」と、有頂天のウィリアムズが言った。
「ファイナルはハイタイドで波数が少なくなってしまったのですが、我々はその波を最大限に利用しました。あのライトブレイクが入って来た時に、優先権を持っていてラッキーでした。次はスペインの試合にもでるつもりです。そこでも良い結果を残せるように頑張りたいですね。」と、コメント。
惜しくも第2位となったジャスティーン・デュポン(FRA)は、イベントを通して素晴しいフォアハンドのサーフィンを披露した。
「イベントを通して、たくさんヒートを戦って、良いスコアを出せて、リズムを取り戻せた感じです。自分の新しい戦略が上手くて行きました。ファイナルは残念でしたけどハッピーです。いまメンタル面とフィジカル面でコーチをお願いしていて、次ぎのアングレットも彼らのサポートで挑むつもりです。試合をするのが楽しみです」
前回のセミファイナルに続き、今回もクオーターファイナル進出を果たした野呂玲花は、ヒート3で、準優勝した友人のジャスティーン・デュポンとマンオンマン対決。クリーンで最高なステージで、思い切り自分のバックハンドサーフィンを披露した。
そのサーフィンは日本の野呂玲花を世界の舞台でアピールするには充分なものとなり、野呂玲花の今大会のベストスコアとなる7.17を5.83でバックアップ。ヒートスコア13.00をマーク。最終的にはデュポンにコンビネーションに追い込まれたが、5位で420ポイントを獲得。
この結果は野呂玲花のベストリザルトには入らなかったため、QSランキングに大きな変化は見られなかったが、ベストサーファー達が顔を揃えた舞台でのクオーターファイナル進出は、大きな自信を得たことだろう。野呂玲花の戦いは、8月24日-28日のQS1,500「プロ・アングレット」、8月30日-9月04日のQS6000「パンティン・クラシック・ガリシア・プロ」と続く。
「応援してくださった皆様ありがとうございました。 次はフランスのアングレットで試合です!頑張ります! 最後のヒートは友達のジャスティンとのマンオンマンでした。ジャスティン上手かった!」と野呂玲花が自身のSNSでコメント。
またメンズでラウンド3へ勝ち上がっていた田中大貴は、ヒートスコア10.77をマークするも惜しくも3位で敗退となった。
世界を目指す彼らの活躍を期待してエールを送りたい。がんばれ!日本!
関連記事:
野呂玲花がベスト8進出。田中大貴はR2へ。WSL-QSメドック・オーシャン・ラカナウ・プロ
都筑百斗、野呂玲花がR2進出。WSL-QS1500メドック・オーシャン・ラカナウ・プロ開幕
メンズ:http://www.worldsurfleague.com/events/2016/mqs/1483/medoc-ocean-lacanau-pro/live
ウイメンズ:http://www.worldsurfleague.com/events/2016/wqs/1738/medoc-ocean-lacanau-pro/live
イベントサイト:http://lacanaupro.com/live-webcast/