WSL-QS10,000「Oi HDサンパウロ・オープン」がマレシアスで開幕。新井洋人がR2進出

WSL-QS10,000「Oi HDサンパウロ・オープン」がマレシアスで開幕。新井洋人がR2進出 


セバスチャン・ジーツ - Photo: Daniel Smorigo

WSLサウス・アメリカ・サーフ・シリーズ第3戦であるQS 10,000「Oi HDサンパウロ・オープン」がブラジルプライア・デ・マレシアスでスタートした。ラウンド1のヒート9までが行われた。

 

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今回の「Oi HDサンパウロ・オープン」では、2015年のサーフィン・シーズンのファイナル・イベントが行われるハワイを前に、重要なランキング・ポイントを獲得したいサーファーと、多くの現役CTサーファーが激しいバトルを繰り広げる。シードが下位のCTサーファーにとっては、来年のトップ34への生き残りをかけ た、シリアスな戦いとなる。

 

今年のWSL−QSイベントは残り4戦。今回のサンパウロと、ハワイのハレイワ とサンセットがQS 10,000。そしてジャパンツアーの一つでもあるQS1,500の台湾。

 

ハワイの2戦は通常のイベントと違い、ハワイアンのワイルドカードが活躍する事が考えられるステージなので、 このブラジルで出来るだけ点数を稼いでおきたいと考えている選手が多い。

 

一方でポルトガルのCTイベントが終了し、ハワイを前にホームに帰って調整をしようするブラジリアンCTトップサーファー達も多数出場。メディーナ、トリード、デスーザのブラジリアン最強トリオも顔を揃える。ある意味、一気にCTレベルでの4人ヒートを強いられ、厳しい戦いが彼らを待っている。


 

この押し迫ったQSランキングにおいて、残りのイベントでは、ラウンド1からヒート毎に選手の運命を左右する重要なヒートとなる。

 

ライアン・キャリナン(AUS)、ステュー・ケネディ(AUS)、ジョアン・ドゥルー(FRA)は、CTへクオリファイ出来るポジションを手に入れるため、長年激しくツアーを戦い続けている選手。今回のイベントもそれぞれ7位、12位、15位にランクされ戦った。

 

しかし、その3名は全員ラウンド1で敗退。ランキングで彼らの後続選手達にその道を譲る事となった。

 

新井洋人 - Photo: Daniel Smorigo

 

 

現在CTランク24位で、QSランキング34位の セバスチャン・ジーツ(HAW)は、彼がチャンピオンシップ・ツアーサーファーである力を見せつけた。同じヒートの新井洋人(JPN)は第2位でラウンドアップ。フロリアノポリスとイタカレのQS 6,000イベントで良い成績を残したヘイター・アルベス(BRA)とデイヴィッド・シルヴァ(BRA)はここで敗退となった。

 

「ちょっとマッシーなレフトがあって、流れが正面にあるけど、コンスタントなライトのピークがあって、僕は2つの良い波をゲット出来たんです。」と、ジーツが言った。

 

ワールド・サーフ・リーグCTイベントのヨーロピアン・レッグの間、怪我で欠場のジョディ・スミス(ZAF)の代替え選手として出場したトーマス・ヘルメス(BRA)は、爆発的なハックで9.0という今日のハイエスト・シングル・ウェイブ・ライドをメイク。非常に優れたスタートを切った。

 

Wiggolly Dantas - Photo: Daniel Smorigo

 

 

また、2016年のCTルーキーを目指す、QSランク19位のコナー・コフィン(USA)は、まずはトップ10のリストに入るため、このイベントで最初の2ラウンドは勝つ必要がある。コフィンはプライア・デ・マレシアスで積極的に波を掴み、14.60(7.67 + 6.93)のトータル・ヒート・スコアで1位で勝ち上がった。

 

昨年のパイプラインでの酷いワイプアウトで、脊柱の椎骨骨折を克服し、復活したヤング・イタリアン・サーファーのレオナルド・フィオラバンティ(ITA)は、エクセレント・レンジの8.00 と 8.17の2つのライドをスコアし、勝ち上がった。

 


今回のイベントには、世界のQSランクトップ96名のみが出場。ラウンド1からサドンデスで、ラウンド2では選手が一気に半分に絞られる。日本からは大原洋人と新井洋人のみが出場。また前回優勝したカノア五十嵐、2位のコナー・オリアリーも出場。

 


本日は大原洋人と新井洋人の2名がヒートに出場。6.83 5.63 のシングルスコアで、12.46のヒートスコアをマークして逆転で2位でラウンドアップ。ランキング25位の大原洋人はヒートスコア10.30で4位敗退となった。大原洋人は残りのハレイワとサンセットの2戦のみにチャンスが残されている。

 

前回のQSイベントで優勝したカノア五十嵐は、ミッチ・コルボーンAUS、ゴンサーロ・スビサレッタESP、ミゲール・トゥデラPERとヒート18で対戦する。

 

オフィシャルサイトでは、ライブ中継が行われる予定。

ネクスト・コールは現地時間で2015年11月4日午前7時30分。日本時間の 2015年11月4日18時30分です。

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mqs/1251/oihd-so-paulo-open/live