大澤伸幸、表彰台で男泣き。JPSA「24SURF_ presents 鴨川naoプロ」感動のフィナーレ

大澤伸幸、表彰台で男泣き。JPSA「24SURF_ presents 鴨川naoプロ」感動のフィナーレ 


感動のフィナーレを演出した大澤伸幸

 

千葉県鴨川市 東条海岸、2015年9月27日日曜日:25日から千葉県鴨川市マルキポイントで開催されていた、JPSAジャパンプロサーフィンツアー2015 ショートボード第8戦(最終戦)「24SURF_ presents 鴨川naoプロ supported by GRAND MARBLE」は大会最終日。

 

会場のマルキポイントの天候は小雨。風はオフ。波はハラムネ、セット頭のコンディションで、男子のクオーターファイナルからスタート。

 

大橋海人

 

QF第1ヒートでは今年のグランドチャンピオンが決まった仲村拓久未が、僅差で好調な大橋海人を。第2ヒートでは、田嶋鉄兵が高梨直人を下してセミファイナル進出。


大野修聖

第3ヒートでは左奥のレフトを狙う作戦が裏目に出た大野修聖に対し、大澤伸幸がフォアハンドのビッグエアをメイクしセミファイナルへ。

9ポイントライドを決めた田中樹

 

第4ヒートでは、右奧から奇跡の9ポイント・ライドを掴み、フローターからのノートリムのアクションで9ポイントをスコア。セミファイナル進出を決めた。

 

仲村拓久未

 

男子セミファイナルのヒート1では、仲村拓久未と田嶋鉄兵が対戦。

 

仲村拓久未がバックハンドのリエントリーを連発して6.75の先制攻撃を仕掛ける。田嶋はストレートアップのバックハンドを見せるもスコアを伸ばせずにいた。しかし、後半に入り、セットのライトをキャッチ。クリティカルなターンを決めて7.25をスコアして逆転。

 

田嶋鉄兵

 

 

仲村拓久未は逆転には5.76が必要。そして、プライオリティを使ってレフトのグッドセットを掴んだ仲村拓久未。物凄いスプレーを上げるバックハンドサーフィンで8.5のエクセレントをスコア。そのままタクミが逃げ切りファイナル進出を決めた。

 

 

大澤伸幸

 

 

男子セミファイナルのヒート2では、田中樹と大澤伸幸が激しいデッドヒートを演じた。

 

カーヴィングターンとリエントリーのコンビネーションで4.75を田中樹がスコア。大澤はオープンフェイスのレフトセットで、ビッグターン。バレルを狙うもワイプアウトしたが5.5をスコア。僅かなリードを掴む。

 

 

田中樹

 

 

ジリジリとリードを広げていく大澤。前半に入って来たセットの波が入らずに、プライオリティを持ってじっくりと波を待った田中樹が、ライトブレイクを掴むも、僅かに逆転ならず。ラストウェイブでも起死回生のチャンスを手に入れたがワイプアウト。大澤伸幸がファイナル進出を決めた。

 

 

若手のコーチとして、見本となるタクティクスを示した田中樹

 

メンズファイナルは、仲村拓久未と大澤伸幸が対戦。

 

今大会でも何度もエアをメイクして勝ち上がって来た大澤伸幸が、ファイナルでもフォアハンドで、エアからブローテール。テールを回してリバースをメイクし、6.25という高得点でスタート。

 

大澤伸幸

 

 

仲村拓久未もライトの壁を高速で走り抜け、ビッグなリエントリーでフィニッシュ。さらに続けてカーヴィングをコンビネーションさせ、手堅くトータル10.25をスコアしてリードをとった。

 

仲村拓久未

 

 

波を辛抱強く待った大澤伸幸は、バックハンドでストレートアップ。リエントリーで7.0をスコアして、逆転に成功する。ニード8.0と追い込まれた仲村。

 

プラオリテを持っていた大澤が、スルーした波で仲村が高速の発射台を見つけて空高く板を蹴り出した。エアリバースをランディングして、8.25をスコアして大逆転。今シーズンの仲村拓久未の強さを実証するかのような展開となった。

 

追い込まれてもしっかりエアをメイクするタクミ

 

 

残り時間5分でニード6.5と追い込まれたのは大澤。その万事休すかと思われた大澤の前に特大のセットが入り、バックハンドでテイクオフ。エクセレントレンジのビッグターンをメイクしたが最後はワイプアウト。その運命のラストライドで大澤に勝利の女神が微笑み、6.80をスコア。

 

大澤伸幸を祝う、レオとカイト

 

 

大澤伸幸が最終戦にして、今季初の勝利を呼び寄せ、感動的なエンディングで今シーズンのJPSAショートボードは終焉となった。

 

 

ウイメンズは川合美乃里が今季2勝目。

 

女子のセミファイナル1では、オーストラリア留学から一時帰国中の橋本恋が、ラストウェイブで大逆転。第2ヒートでは川合美乃里が僅差のクロスヒートを競り勝ちファイナル進出を決めた。

 

川合美乃里

 

 

ファイナルは、川合美乃里が開始ホーンと同時にバックハンドで5.0をスコアしてスタート。橋本恋は、じっくりと波を待って、セット波をキャッチ。コンビネーションターンで6.25をスコア。

 

橋本恋


川合はヒート中盤にグッドセットをつかみ、3本目の波をキャッチ。深いボトムターンからクリティカルなターンをコネクトして、8.00をスコア。ヒートスコア13.00として、橋本をニード6.76と追い込んでいく。後半ハイタイドに向い、セットも入らず、川合美乃里が今シーズン2度目の勝利を手に入れた。

 


ルーキーオブザイヤーも獲得。川合美乃里

 

 

この大会の模様は
10/31 15:00〜 BSフジ「NEXT SURF」
で放送されます。

 

JPSA ショートボード第8戦「24SURF_ presents 鴨川napプロ supported by GRAND MARBLE」

男子
優勝:大澤伸幸
2位:仲村拓久未
3位:田嶋鉄兵、田中樹

女子
優勝:川合美乃里
2位:橋本恋
3位:高橋みなと、田代凪沙

The Best Riding
男子:大橋海人  9.90ポイント 10万円
女子:川合美乃里 9.00ポイント 3万円

EXHIBITION
優勝:田中英義     10万円
2位:佐藤魁、小川幸男   5万円

LOOKIE OF THE YEAR
男子:村上舜
女子:川合美乃里

GRAND CHAMPION
男子:仲村拓久未
女子:田代凪沙

大野修聖。
一人左奥へ。確かに張る波も来るが、波がファット。そこに賭けるも波は来ず。

田中樹。
右奥のライトに賭ける。見事的中、待った波でフローターからのノートリムでリエントリー5発。文句無しのエクセレント9.00ポイント。その後、その波は来ず。

大澤伸幸。
子供が生まれ、その感謝とともに今シーズン大会に臨む。すべてにおいて家族に勇気づけられ、ここまで来れた。
スポンサー、仲間、お世話になった方たちの応援があったから優勝できたと男泣き。感動です。写真下は恩師の小川昌男さんと勝利の歓びを分かち合う。

高梨直人

加藤嵐は田中樹の9ポイントのまえに敗退
ファイナル前にはトッププロのエキシビジョン
DJ DARUMA(PKCZ®)
大橋海人
お米がグラチャンの二人に渡された
3位:高橋みなと
川合美乃里ファミリー
ヒート前、家族とリラックスする川合美乃里
ナギサ、レン、ミナト
悲願のグランチャン獲得。タクミ
来年は世界で活躍するので応援宜しくとタクミ
2年連続グランドチャンピオンの田代凪沙
来年は更なる飛躍を目指す田代凪沙

 

 

 

 

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今回もサーフメディアでは、現地から速報で最新情報をお伝えしますのでお楽しみに。

 

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